酒とホラの日々。 -60ページ目

節分過ぎて、もうすぐ春だ春なんだと自分に言い聞かせた日

凍てついた路面を踏みしめ、歩き回ると
一見寒々とした景色の中にも
やがて来る次の季節の兆しがそこここに見受けられる。

 
まだ堅いながらも、丸く膨らんだ木の芽や、つぼみ、
冬の終わりを予感させる気まぐれな雨。

でも一方で、二月は最も積雪の多い時期に当たる地方もあり、
雪に関する祭りや行事が盛んな時期でもある。
しかし、雪にまつわる祭りだって、
その心は真冬の極点を通り抜け、春を望む儀式であることは
疑いようがない。

 枯野

冬枯れの野原を見渡すと、その向こうに、
赤ん坊の髪の毛のような、芽吹いたばかりの柔らかな新緑の木立が
見えたような気がした。

寒さの中にあって、確かにみんなが次の季節の大きな脈動を感じている。

  

 (もう寒いのは勘弁して欲しいと思った二月の朝)

運命の女神をもっとかどわかす

月も変わったのでツキも変わるかと思ったが、

まだその兆し見られず、

昨日に引き続き運命の女神をひっさらってくることに。

(しつこい!、というご意見はご無用)

昨日も言ったが、運命の神は非論理的で気まぐれな女の神だから
時に、ひっぱたいてこっちを向かせる必要があるのだ。
云うことを聞かない、浮気であちこちふらふらしている運命の女神なんか
こうだ!

強奪


運命の女神をかどわかす

運命の神は女だから時々これをひっぱたいてやらねばならない
といったのは確かマキアベリ。


そう、人の運命なんてその実かなり偶然的で時に不条理ですらあるものだから
努力やまじめさは必ず報われるなんて、かなりのところ嘘だとおもっっていても、
無理にも妄信しないとやっていけないのがこの世界。


それだからこそ、気まぐれな女神は
時々ひっぱたいてこっちをこっちを向かせる必要がある。


さて、明日から月も変わるところで、ツキも変えたいところだが
運命の女神は、気まぐれで横柄だが、強引なやつには
意外に従順で、短期的には服従したがっていたりもするのだ。


「時々」、というのがみそだが、
気まぐれで無軌道、非理性的な上にわがまままで入ってきた運命の女神は
ひっぱたくだけでは足らないこともあるかもしれない。
そんなやつは、こうだ!

  廣野の恋
・・・君をさらっていく風になりたい、でござる。


(なお拙者、現実世界では女性に手を上げることなどは決してありません)

寒い虚の日に一句

寒さと疲れで、一日引きこもった今日。
こんな日に思い出す、子供の頃に見かけた英語俳句(?)

You might or more head today's some fish.

(読み人知らず。無断引用御免。だれか作者を教えてください)


ホントに今年の寒さは身にこたえるので、
こんな句でも口にしないとやってられません。


ところで訳はなんだって?


   訳 ドラッグして→ (云うまひと思へど今日の寒さかな


・・・傑作ですよね!

日脚の伸び

これは自慢だが私は足が長い
ウソだと思うのなら、ほらこれが何よりの証拠、
ま、15メートルはあるかな。

長い影
冬至を過ぎて毎日じりじりと日脚の伸びる様子を
毛一筋ずつ、とか、畳の目ひとつづつ、と言い表すことがあるが
日脚の変化は高緯度地方ほど大きいので、ヨーロッパなどでは
ニワトリが跳ぶように、などと表現されるようだ。

日本の日脚の伸びは本当にじれったいほどだが、
それでも二月にはいるとめっきり昼が延びたことを実感するようになる。
太陽が帰って来るのだ。

そして私の脚は縮んで日本人体型が暴露されていく。

私と彼女の不携帯電話

私にとって、現在は(私用の)携帯電話は電話というよりもむしろ、
通話も可能なメール端末である。
たいていの要件はメールで済むし、PC宛の特定のメールも携帯に
転送している。

ところがこんな私に電話してくる女友達がいるのだが、
必ず酔っ払って深夜。現在は深夜に電話に出る習慣のない私は
夜中に携帯を近くに置かないので、電話がわかるのは翌朝の不在通知を
見たときである。

一方私はメールをしばしば送るのだが、

「メールを見るタイミングは受け手に選択権がある」

と主張する彼女は、いったいいつメールを見るのかわからない。
メール全般について受信の翌日どころか、三日後なんていうのも珍しくないらしい。

こうして、私たちは永遠にすれ違う、というほどでもないが、
ばらばらの軌道を描く惑星と彗星が、たまに接近するように
ごくまれに連絡のタイミングが一致して会ったりもする。

こんな、会うことが当てにならない仲の友達も、まあいいだろう。


雪の日

本日関東地方大雪です
雪の中せっかくのご来店、まことに申し訳ありませんが、
captain-jackは雪中行に出かけたため、臨時休業とさせていただきます。

雪の日
といってもわずか十数センチの雪ですけどね。


 雪を眺め、雪に触れ、雪の中を歩く。
 木立の中を誰も踏んでいないまっさらな雪に記された
 一本道の足跡を辿っていくと
 途中から小さな足跡が合流していた。


 誰かが誰かを迎えに来たのだろうか
 それとも雪の日の待ち合わせだろうか
 誰もいない雪の道に残された、小さな物語。


こんな風景に出会いに行くのも雪の日ならでは。

え?こんな日に出かけるのは、泥棒か駆け落ちだけだって?
ほっといてくれ!?

これが全部金だったらこれが全部金だったら全部金だったらああ金だったら金だったら金が・・・

腐葉土つくり

先月のこと。気まぐれに、
落ち葉から腐葉土を作ってみようと思い立った。


もちろん、怠惰で無精なガーデナーとしてのポリシーを曲げるつもりは
微塵もないので、極力手間のかからない方法をネットで検索してみた。

結局、前に衝動買いしてほったらかしだった木と素焼きのプランター
(植木鉢のこと。ともに深さ・直径とも40cm弱くらい)に落ち葉と土
を詰め込んで時折攪拌と水の供給をする方式に落ち着いたのである。


落ち葉かきは秋から冬の風情のひとつ、とはいえ、集めた葉を
袋に丸めるだけでも大変な手間であるうえ、単なるゴミ出しには
非生産的な空しさも漂う。


それがこうして不要品落ち葉のリサイクル
使うあてもない植木鉢にも働き口が見つかって、言うことなし、
はっはっは。
でもやることは地味な作業ゆえ、黙々とやるのもツライもので、
鉢に葉を押し込みながらいろいろな雑念が頭をよぎった。


 この腐葉土作るのに結局いくらかかることになるのかな・・??
 そもそも、金はゴミや糞尿と似ているかもしれない。
 どちらも世の中の営みによって生産あるいは排泄されるもので、
 適切に扱えばこうして肥料や資源にもなるが、
 年中金のことばかり考えて汲々としているやつは臭くて汚い・・・。

で、うっとうしくなった私は労働歌よろしく調子をとりながら
落ち葉を押し込むことにした。。。

 
 ♪ああ~、これが全部金ならば、全部葉っぱが金ならば、
 葉っぱ全部おれの金~全部おれの金~全部おれの金~金が・・金が・・・、
 

 ・・これでさらに異様な情景となったことは言うまでもない。。
ほんと、アホだな。

(注:captain-jackは金に妄執する事はないので、パフォーマンスとして

こいうことをしても良いのだ、武士は喰わねど落ち葉かき、ふむっ。)

冬の惑星

氷2

昔はね、地球はもっと暖かかったんだよ。
ほら、その頃の名残がこんなところに閉じこめられている。


冬になる前の葉っぱが閉じこめられた氷は、
秋という太古の記憶を今に伝える季節の化石のようだ。

 

そこで今はまだ実感のない春風の記憶を呼び起こそうと
氷を空に透かしてみた。
氷3


公園を散歩するそんなわたしのそばを、遊んでいた子供達がかけていくと、
風にのって、日を浴びた枯れ草の匂いが押し寄せてきた。


それは日に日に回帰する、太陽の匂いに違いなかった。


春はそんなに遠くない。

都会のダンディズムはさりげなく

A君宅で夫婦喧嘩があった。


別に夫婦喧嘩など珍しくもないし、
拙者は他人の家の事情など興味もないのだが、
A君が浮かない顔をして、いかにも何か聞いて欲しげだったため、
いやいやながら付き合いで様子を問うたところ、
原因はA君の鼻毛なのだという。

正確にはA君が鼻毛を刈るのに、
奥方の眉毛用の電動シェーバーを使ったことが
奥方の気に障ったらしい。

A君にしてみれば奥方が繊細な動きのシェーバーでもって
眉を微妙にカットするのを見て、これは便利だと
何気なく気になる無駄な鼻毛をカットしたらしいのだが、
奥方は「何するの!信じられない!
もうこのシェーバー使えない!」と大騒ぎになった。

さらに奥方の剣幕に慌てたA君が、
別にこれが初めてではないと口走ってしまったため、
奥方の興奮はいよいよ手のつけられない状態となったらしい。

結局A君は専用の鼻毛バリカンを買うことにしたとのこと。

しかし、しかしである。私らのいる東京というところは、
大勢の人間が、毎日息をすることによってかろうじて空気の清浄化が
図られているようなところである。
間違いなく、日々人間が息をして空気をきれいにしているのだ。
もちろん全国的にアスベストだって怖い。

こんな環境では、私たちは鼻毛を見苦しいとしてカットするよりも、
むしろたくましい鼻毛の賛美をこそすべきなのではないのだろうか?

そしてA君と拙者とでは、たかが鼻毛ごとき(しかも亭主の)に大騒ぎする、

女の感受性というのはよくわからん、という話になったのだが、

女性一般のご意見を聞いてみたいところだ。


鼻毛処理

(溢れるダンディズムの極地・・・

というか、この男性モデルのきわどいかっこよさ!?)