06228日、海軍の水兵とその家族たちを乗せたフェリーが、突如大爆発を起こした。ATFの捜査官ダグは現場を捜査し、爆発がテロだった事を証明。さらに爆発現場の近くで発見された女性の死体も、鋭い観察力で殺人によるものだと見抜いた。と同時に、ダグはその死体の女性・クレアに奇妙なデジャヴを感じる。爆破事件とクレアの殺人が関係あると見たダグは、彼女の部屋の捜索へと向かった。するとそこにあったのは…。

初めての場所や経験にも関わらず、「この場所には以前来た事がある」「昔、これと同じ経験をした事がある」と感じる、いわゆるデジャヴ現象。この作品は、誰しもが味わったことがあるそんな不思議な現象をモチーフに作り上げた、見ごたえのあるサスペンスだ。デジャヴ現象を精神的なものととらえず、正統派のタイムパラドックスストーリーのキーとして利用。物語の中盤で展開される時空を超えたカーチェイスは、普通のカーチェイスとは一味違った新たな感覚を味あわせてくれる。名優デンゼル・ワシントンは、熱いハートと冷静な頭脳を持つ捜査官ダグ・カーリンを熱演。ジェリー・ブラッカイマー作品らしいド派手な爆破も見どころのひとつだ。

100年前の日本では、ある日突然、耳が聞こえなくなったり、角が生えたりする奇妙な現象が起きる事があった。人々はそれを、目には見えない“蟲”の仕業と噂した。そして、その蟲の姿が見え、封じることが出来る者を蟲師と呼んだ。蟲師・ギンコは、筆で書いた文字で蟲を封じる足の悪い美しい娘、淡幽に会うため長い旅を続けていた。しかし、ある事件に巻き込まれ、ギンコ自身が蟲に冒されてしまい…。

漆原由紀原作の同名のコミックを、『AKIRA』『スチーム・ボーイ』の漫画界の鬼才、大友克洋が実写映画としてスクリーンに描いた。大友克洋というと、アニメ作品のイメージが強いが、本作は実写ということもあり、現存されている本物の古い日本を映し出すことにこだわったという。ロケで使われたのは、京都、滋賀、福井県など。もちろん、CGのセンスも言うまでもない。芸達者な役者たちも存在感ある日本の美の中に違和感なく溶け込み、“大友克洋・不気味ワールド”を作り上げている。主演は、『ゆれる』など、出演作が続いているオダギリジョーと、『フラガール』の蒼井優。ほか江角マキコ、りりィなど。

森の奥深くにある、妖精と虫たちの楽園。そこには森の妖精ポポや甲虫の王者ムシキング、多くの昆虫たちが仲良く暮らしていた。ある日、ポポの前に別の森からムシキングに挑戦しにきたという何やらお調子ものの甲虫・スジブトヒラタクワガタ(スジブト)がやってくる。すると突然、スジブトやポポの前に森を支配しようとたくらむ闇の妖精アダーに操られた、赤い目の外国甲虫ヘルクレスリッキーブルー(リッキー)が襲いかかって来た!(甲虫王者ムシキングスーパーバトルムービー ~闇の改造甲虫~)

今日はオシャレ魔法学園の入学試験の最終日。ディスコ・ストリートコート・ぶとうかいっていう3ステージのダンスとオシャレの試験なの。オシャレ魔女を夢見ているラブとベリー。2人もめいっぱいオシャレして一生懸命ダンス!!そうして試験のあと、初めておしゃべりしたラブとベリー。キュートなラブと、クールなベリーはすぐになかよしに。合格発表の日。2人はイザベラ園長先生のところへ。園長室では、優しそうなマリア先生とちょっと怖そうなブラッド先生が2人を待っていたの。結果は…。(オシャレ魔女 ラブ and ベリー しあわせのまほう)(作品資料より)

徳川三代将軍の時代になっても、豊臣の残党はまだ反撃の機会をうかがっていた、そんな頃…。巨体に大剣を背負う男、万源九郎。その剣はオリハルコンという謎の金属で作られた、“三種の神器”の1つだった。神器3つを手にしたものは凄まじい力が手に入ると言い伝えられ、残り二つを求め旅を続けていた万源九郎は途中、豊臣の血を引くがゆえに命を狙われる娘・舞に出会う。次第に不可解な言動を見せ始める舞だった…。

夢枕獏原作のSF伝奇時代劇小説の映画化。奇想天外、荒唐無稽な“夢枕獏ワールド”を、これまた破天荒に映像化したのは、『サイレン』『明日の記憶』で最近新境地をひらいている堤幸彦監督だ。『トリック』シリーズでのコンビもお馴染みの阿部寛が、大剣を背負った大男=万源九郎を演じ、“ツツミ流”ユーモアで観客を喜ばせること必至。忍術・妖術入り乱れる、サービス精神旺盛な一本。宮藤官九郎や長谷川京子、黒木メイサらの客演も嬉しいが、遠藤憲一、竹内力、六平直政らの“濃い”俳優たちが、どこでどんな役で登場するかも楽しみだ。

中学入学直前の春休みに、岡山県に越してきた原田巧。少年野球のスター選手だった彼は、ピッチャーとしての才能に絶大な自信を持っているが、母親が病弱で弟・青波にかかりきりだったためか、他人を寄せ付けない孤独さを漂わせていた。そんな彼が、同級生の永倉豪と出会う。巧の天才的投球に惚れた豪の希望で、二人はバッテリーを組むことに。入学した中学でさっそく野球部に入った二人は、順調に絆を深めていくが…。

あさのあつこの小説「バッテリー」。孤高の天才中学生ピッチャーが、野球を通じ家族や友人との関係を築いていくストーリーが世代を超え多くの人々を魅了。累計380万部を突破する大ベストセラーとなった。そんな原作を、『陰陽師』シリーズなど多くの作品を送り出してきた滝田洋二郎監督が映画化。主人公の原田巧を演じたのは、3000人の中からオーディションで選ばれた林遣都(けんと)。12歳ながら自分の才能に気付き、ストイックに腕を磨き続ける反面、不器用で他人に誤解されがちな巧。この難役を、映画初出演とは思えない演技力で堂々と演じきっている。バッテリーを組む豪、弟の青波役の演技も素晴らしい。子供から大人まで楽しめる良作

南極大陸で一大帝国を築く皇帝ペンギンたちは、心の中から湧き出る歌で愛を語り育むのが習わしで、人生は歌で決まるといっても過言ではないほど。ところが、メンフィスとノーマ・ジーン夫妻に生まれたマンブルはちょっと毛色が変っていた。その歌声は誰もが耳を塞ぎたくなる酷い代物。小さな足をパタパタさせるダンスだったら誰にも負けないのに。歌えないまま成長したマンブルは忌み嫌われ帝国から追放されてしまうのだった。

『ベイブ』でも愛すべき小さな異端児の冒険と活躍を描いたジョージ・ミラー監督率いるクリエイターチームが、前代未聞の踊るペンギン・ムービーを届けてくれた。第79回アカデミー賞長編アニメ映画賞に輝いた『ハッピーフィート』のペンギンたちは、これまでのどんな動物アニメのキャラクターよりも躍動感に溢れ、見る者を圧倒する。それは彼らの歌やダンスに生きる喜びが溢れているから。何しろ主人公マンブルは、生きていることそのものがハッピーだから勝手に足がステップを踏んでしまう天性のダンサー。そのダンスの魅力と底抜けのポジティブさが地球規模のムーヴメントを巻き起こすことに。声優陣にも歌える実力派スターが揃った。

2057年。太陽の消滅が目前に迫り、地球は滅亡の危機に瀕していた。最後の希望は宇宙船・イカロス2号に搭乗した8人のクルーたち。彼らは太陽に核兵器を打ち込むことでその再生を行うという、極限の任務を任されていた。順調に航行を続けるイカロス2号だったが、そこに突然遭難信号が送られてくる。送信元はかつて同じミッションに失敗したイカロス1号。8人は協議の末、イカロス1号とのランデブーを試みようとするが…。

鬼才ダニー・ボイル監督が最新のVFXを駆使して作り上げたSFムービー。地球滅亡目前の2057年の宇宙を舞台に、極限のミッションに挑んでいくクルーたちの姿を描いていく。脚本は『ザ・ビーチ』『28日後…』に続いてのコンビとなる作家のアレックス・ガーランドが担当。単なるヒューマンドラマや終末SFに留まらない骨太な彼のストーリーを、ダニー・ボイルらしい叙情的でヒネリのきいた演出で映像化した。出演者にはキリアン・マーフィやミシェル・ヨー、クリス・エヴァンスら個性的な面々が集結。『ラストサムライ』など海外作品でも活躍する真田広之が、宇宙船のキャプテン役で落ち着いた演技を披露してくれている。

「もしも、魔法世界になったら…」魔法が使えたら便利なのに、と考えたのび太は“もしもボックス”で現実の世界を魔法の世界に変えてしまう。そこは科学のかわりに魔法が発達した世界。でも、みんなが魔法を使えるのに、のび太はやっぱり魔法が苦手だった…。そんなある日、ドラえもんたちは、魔物や魔法のことを研究している魔学博士の満月先生と娘の美夜子に出会い、魔物たちが支配する“魔界”が今、地球に接近しつつあることを教えられる。地球滅亡の危機!ドラえもんとのび太たちは、地球を救えるのか…!?

今回、脚本を担当するのは、『連鎖』『ホワイトアウト』などで有名な小説家・真保裕一。ドラえもんのようなアニメを作りたいと考え、シンエイ動画の採用試験を受けたという過去を持つ真保が、藤子・F・不二雄が1984年に執筆した原作「のび太の魔界大冒険」に新たな命を吹き込み、『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~』の脚本を書き上げます。その新たな命を吹き込まれた作品を監督するのは、映画ドラえもん史上初の女性監督である寺本幸代。女性特有の柔らかな表現で、いままでよりもエモーショナルな『映画ドラえもん』を目指します。(作品資料より)

傷ついた心を癒すため、見知らぬ土地に旅立つ事を衝動的に決心したアマンダとアイリス。ネットを通じて知り合った二人は、ロスとロンドン近郊にあるお互いの家を2週間だけ交換する事に。こうしてロスからロンドンにやってきたアマンダは、同棲していた恋人と手ひどい別れをしたばかり。一方のアイリスは、片思いしていた同僚の婚約発表により失恋…。新しい土地で彼女たちを待っていたのは、美しい家と思い掛けない出会いだった。

大人の恋を描くことに定評のあるナンシー・メイヤーズ監督が、“ホーム・エクスチェンジ”という題材を使って妙齢の女性の新しい恋を演出した。キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレットという最高のスターを得て、ロマンチックな物語に仕上がっている。もちろん、それぞれの恋の相手、ジュード・ロウとジャック・ブラックの男性陣も魅力たっぷり。2組の恋の行方を、アメリカとイギリスの時差を利用しながら同時進行していく語り口など、随所に古きよきハリウッド映画の精神が見え隠れしているのもいい。

バツイチ、子持ち、大酒飲み。しかし、検挙率No.1の敏腕刑事の雪平は、警察の不正が書かれているという極秘文書を追っていた。元同僚の三上からは、危険だから手を引けと忠告されるが、信念は揺らがなかった。ある朝、雪平は娘の美央を学校に送るのをベビーシッターに任せ、三上と電話をしていた。どことなく寂しそうな娘だが、話に夢中の雪平は気付かない。「娘を車で送るのはよせ」、三上が言った瞬間、外で大きな物音がした。

CX系の大ヒットドラマシリーズが映画になって登場。主人公、雪平の奔放な生き方が多くの女性に共感を得たが、映画では最大の弱みである娘を奪われ、刑事ではなく母としての闘いが前面に出されている。一捻りもふた捻りもあるストーリー展開は一品。謎が解決したように見せかけて、なかなか見えてこない真犯人。二転三転するストーリーに眼が離せない誰が“犯人”かではなく、誰が“アンフェア”なのかがポイントであることに唸らされる。映画ならではの見応えある作品。出演は、篠原涼子、加藤雅也、寺島進、江口洋介ら、お馴染みのメンバーに、椎名桔平、成宮寛貴らが加わった。監督は、ドラマから続いて小林義則。