バツイチ、子持ち、大酒飲み。しかし、検挙率No.1の敏腕刑事の雪平は、警察の不正が書かれているという極秘文書を追っていた。元同僚の三上からは、危険だから手を引けと忠告されるが、信念は揺らがなかった。ある朝、雪平は娘の美央を学校に送るのをベビーシッターに任せ、三上と電話をしていた。どことなく寂しそうな娘だが、話に夢中の雪平は気付かない。「娘を車で送るのはよせ」、三上が言った瞬間、外で大きな物音がした。

CX系の大ヒットドラマシリーズが映画になって登場。主人公、雪平の奔放な生き方が多くの女性に共感を得たが、映画では最大の弱みである娘を奪われ、刑事ではなく母としての闘いが前面に出されている。一捻りもふた捻りもあるストーリー展開は一品。謎が解決したように見せかけて、なかなか見えてこない真犯人。二転三転するストーリーに眼が離せない誰が“犯人”かではなく、誰が“アンフェア”なのかがポイントであることに唸らされる。映画ならではの見応えある作品。出演は、篠原涼子、加藤雅也、寺島進、江口洋介ら、お馴染みのメンバーに、椎名桔平、成宮寛貴らが加わった。監督は、ドラマから続いて小林義則。