『NUMBERS〜天才数学者の事件ファイル〜』 | Capricious Bookshelf

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 映画『サンタクローズ』で妖精のバーナードを演じていたデヴィッド・クロムホルツに興味を持ち始めたところに、Huluでこのドラマを発見。

 そこから半年とちょっとかけて、SeasonFinal(6)までの全108話、視聴しました。

 いやぁ、長かった。けど、むちゃくちゃ面白かったです。なんなら寂しいと思ってしまうくらい。

 事件やその解決法も面白かったのですが、単なる事件ものではなく、家族や恋人、同僚との関係性もじっくりと描いているところも良かったです。

 特にエプス一家の父と兄弟ですね。みんな不器用なので時には衝突することもあるけれど、基本的には互いを支え合おうとしている様子が微笑ましくて。

 アメリカは銃社会であったり、宗教や人種差別の考え方が日本と全然違っていたりするので、背景を理解するのに少し悩むこともありましたが、人を思う気持ちは万国共通。

 エプス一家だけでなく、FBIのメンバーやチャーリィの同僚であるラリーの悩む姿勢やそこで彼らが得る解答にハッとさせられたり、考えさせられることがしばしばありました。

 こういう人間の深い部分や成長を時間をかけて描いていく作品って、日本にはあまりないんですよね。

 日本のドラマは「今、何がウケるか」ばかりを気にしているように思います。そういう角度からも勉強になりました。

 ここで一度、Huluは解約しますが、このドラマはそのうち見たくなる気がしています。