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さぁ、ICタイトルだ

頭を外に出すシングルレッグ。ササッと腕を入れ替えてバックへ。キングストンも引っ掛けの腕取りで対抗する。ジグラーの初頭の、常なるカレッジムーヴが好きだ。ジグラーの、豊富なアマチュア経験と、アマチュアスキルへの自信と拘りが感じられる。


コフィも付き合う。出来る限り付き合う。熱戦はレスリングのマットワークによってが正しい。前戦にはダッシング・コーディーとマッキンタイアが組むタグ戦もあり。


ヴィッキーのインターフェアありしも、ジグザグを決めて正調スリーパーホールドに捕らえる。IC王者キングストンに初完?勝。ICベルトを仮初めに掲げて、ICタイトルショットをほぼ確実にする。ダッシン野郎が支えている。このチャンスは逃せまい。


スリーパーホールドは、最近フィニッシュに選ばれない古典だが、いい技だ。古典に選ばれるにはそれなりのクラスがいる。エリックワッツ2000のようなコスチュームは相変わらずダサいけれど。


パイパー以来だろうか。アダーニスのグッナイアイリーニ。バーバーなどと無粋なことを言うものではない。AWAでは多くが使った。北部の技という印象すらある。ヴァーン親父にグレッグ・ガニア、ボックウィンクルもマーテルも、カートもよく使っていた。カート振りたいアイアムパーフェクション、だからか。


AWA出身フレアーもよく使った。すれ違い気味のカウンターをガッキと決めた。太い腕で決めるフレアーのスリーパーは絵になった。フレアーはこの技の逃れ方も実に上手かった。


太い腕で決めると言えば、水蛇マーク・ルーイン。オーストラリアのチャンプのジューだが、なぜかアナコンダと言われた。エディ・グレアムの“ロッカ”、ドン・カーティスも南部ではこの技の第一人者だった。


南部ではもうひとり、USタイトルの初期の暫定王者、ジョニー・ウィーヴァー。ウィーヴァーロックと呼ばれる名物技だった・・・。


今週は、リマッチの続熱戦ズヒア。やはりまず執拗にバックホールドを繰り返しコフィがこれに付き合う。ヨーロピアンヘッドロックから、いいジャンプのエルボードロップを決め、ロビンソン→ルードと続くショルダーネックブレーカを決める。PPVのタイトル戦のようなグッドマッチ。いいフュードシリーズが出来るかもしれない。


コフィ暴走で、結果連敗。3連戦目は、スラム前のタイトル大一番と決定。ヴィッキーありがとう。


そのヴィッキーとも、いずれ何やかやもあろうが、それは先送り問題のそれはそれ。ICタイトルチェンジは、来週にも起こりそうな予感だ。


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R&R VS. NMWC

ヴィクトリーロード、リーサル余裕の快勝。しかしフィギュアフォーでフィンさせたのは頂けるか。その前の弟を云々なども必要あったか? ルッソは落とし所、これもチャント見えているのか?


明けて5位発表のリーサル、2位のハーディーとランカー戦。あっさり敗北。ジェフ貫禄勝ち。ここで止まるための快進撃ならここまでのヴィクトリーロードは何だったのかとなる。ルッソは責任持ってリーサル政策を結実させるべく進ませるべし。それ以外の選択肢はもはや認めない。


リーサルvs.フレアー。結局フレアーファンが見るのはフレアーの一挙一動ということで、どうみても久々のフレアーのファイトを一方的に楽しむというスタンスになる。61歳フレアーはスーパープレックスを受け、ビッグスルーを受ける。時にハッと我に帰り、大丈夫かいなとも思う。


しかしフレアーであることをは、一通り滞りなく、楽しめたのではなかったか。フレアーのすることを邪魔しなかったということだけでも、リーサルはよくやったと言えるのではないか。来週はストリートファイトだというが、さすがにマトモなレスリングの連戦を期待するのは酷というもの。


このところ1万を割るとも伝えられていたTNAのPPV。一時4万を記録したTNAの、言わば原点だが、低調に歯止めがかからない。しかしフレアーファンとしては、近来最高のPPVと見えた。メーンのRVDやアビスやケネ・・ンダースンッナは、PP的にちっとも魅力的だとは思わずも。


実際のところ最もグッドだったのは、多くも同意見だろうが、TNAオリジナルズのタグタイトル戦、ビアマニーvs.モーターシティマシンガンズ。臙脂色のトランクスのビアマニ2人はさながら、ニューミネソタレッキンクルーの如し。MMGはもちろん、R&Rexpだ。古のクロケットプロの、バッシュのダブルセミファイナルと見紛わがすような、ハイクオリティーなノンストップアクション。


バンドなんて必要なかったんだなと、心底思わす。nWoなどいうユニオンの蟹工の政治ネタのエセインテリジェンスよりも、JCP全盛時の純粋な科学の発露。TNAファンの源流には今でも、JCP全盛の何かが流れていると、改めてそう感じる。JCPのその後のメーンには、勇躍フレアーが、ベルトを巻いて出てきて締めるわけだ。そこへRVDとアビスで目を覚ます。


ECW。これも革命アナーキズムのポリティックネタ・・の懐古。ポールEは慎重に事を観ている。リチャーズは涼しい顔してそこに鎮座する。もはやコップの中の、嵐のシーモンキーでしかないエクスナントカを、MWCvs.R&Rのスポウトの上に覆い被せても、スプラウトは見えない。TNAはECWをもNWOをも踏まえた上での、JCPやWCWの流れも汲む、新たなブライトストーンであるのに。


フリーク復活、エリックヤングはジョウダンをかます。マーフィー&ガナー?にもあってないようなチャンスも訪れる。ガナー?はそろそろオハイオフェアだ。アビスが、フリークジラと闘うために来るという。


ECWを一通りは楽しむだろうが、しかしその向こうを見渡した時に見えるのは何か。もちろんジャレットには、その時のためにしておくことが、分かっていると思うのだが。


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世界6人タグタイトル

ザ・バンド、イズバック、ノットトゥゲザー。実質主役がエリック・ヤングだった今回のバンド。結局何ひとつマトモにファイトした印象もないまま、スコット・ホールも切られたようだ。ウルフパックに唯一期待していたことも完全に潰えたと言えるか。


先日、日本のレジェンド天龍の新グループで、“WAR”世界6人タグタイトルが復活したと。


世界6人タグタイトルと言えば、これはウルフパックことオリジナルバンドも目標としていた、ザ・ファビュラス・フリーバーズの代名詞。指令塔、マイケル・ヘイズが、ずっと大事にしていたベルトで、3人組のフリーバーズのためにあったような、彼らのための長らくのプロパティだった。


もともとはテネシーの、ニック・グラスのNWAミッドアメリカ産。70年代初めは、ジャッキー・ファーゴとその仲間達が初期のタイトル史を飾る。若きボビー・イートン。意外と歴史は古い。70年代終わり、ヘイズとゴディはここに飛来、髭のないピュアリーセクシーは、ミッドアメリカタグタイトルなどを巻く。


NWAミッドアメリカは、ジェリー・ジャレットと、新時代のカリスマと目されたジェリー・ローラーに独立されてオポジションを作られ、程なく終わりを告げる。ミッドアメリカタイトルとサザンタイトルは、AWA系となってCWAが引き継ぐも、では、ファーゴゆかりの“NWA世界6人タグタイトル”はどこへ行ったか。


バディ・ロバーツが加わったのは、ヘイズが首を負傷した時だと思う。伝説のオリジナルハリウッドブロンズ。以後フリーバーズは正式に、3人編成となる。そして、ヘイズの脳裏に、あのファーゴの、ミッドアメリカから行き場をなくした6人タグタイトルが過ぎる。82年にダラスで「復活」したWCWA世界6人タグタイトルは、あのファーゴのタイトルに相違ない。ヘイズがテネシーから持ち出したコンセプトだ。


フリーバーズはダラスの後、84年に少しWWFに入るが、その間隙に、ダスティがJCPでNWA世界6人タイトルを、ミッドアメリカの復活版として作る。しかしこれは、ヘイズがNWAに戻ると止まっている。


ヘイズはWWFの後、フロリダCWFでブッカーに就任するが、ここでもバリー・ダルソーやナイドハートらで、6人タイトル戦線があったように記憶する。CWFの後入ったUWFでも、6人タイトル戦線があったようにも記憶する。


UWFもCWFもJCPに買われたことで、どこから経由かは分からないが、とにかくヘイズもここに入ってくる。同時に、JCPの6人タグ戦線が再び活況する。87年にはジョージアで、フリーバーズvs.ホースメンが盛り上がってもいる。


JCPではご存知、LOD&ダスティやラシアンズが記憶にあるはずだ。で、WCWにダスティが残れず、これは宙に浮きかけたが、WCWでアシスタントブッカーに座れたヘイズが、コーディネイトする。vs.ヴァーシティクラブ、LOD&天龍。ヘイズはJYD&スティングとともに、閉じ込められる役でこの時も係わっている。


WCWは、89年1月のLOD&天龍以降、これを商うのをしばらく止める。ヨークファンデーションらで一時再売するが立ち消える。しかしLOD&天龍が負けた事実はなく、だから天龍は94年にWARで6人タイトルを設定するまで、この王座をずっと失っていない。だからこれを持ち出して来た。


天龍のWAR6人タイトルは、ナッシュヴィル→ダラス→フロリダ→UWF→WCWと続いた、あのフリーバーズのベルトの正統枝と言っていい。天龍は自分の持っている正統なプロパティだからこれを扱う。天龍が94年当時出せる唯一の正当タイトルだったとも言える。


フリーバーズ、エリック兄弟、ダスティ、LOD&天龍、冬木軍・・・。ディヴィッドリーロスだったかの歌声が耳に残る。


ウルフパックは知らないのかもしれないが、フリーバーズのあのタイトルは、今も日本にある。


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6位になる?

スラミヴァーサリ・セマイファイナル、ジェイ・リーサルvs.フェノメナルAJスタイルス。グッドマッチ。AJの功績が半分とはいえ、リーサルがこれだけやれたのを初めて観る。リーサル完勝の快進撃。インパクトでもデズモンドを降して7位へ躍進する。さらにカズに追い討ち。グローバル王者ロブテリーは圏外へ。


AJは、ターリーとボビー・イートンのダブルイメージをダブらせる。フレアーがいてグループが出来上がれば、どうしてもホースメンというワードは避けられないが、イートン的南部の農園の青年臭さは、ホースメン的には今一歩。ビアマニも四本指を挙げたがり。4-TUNEか・・・。


しかしAJにしてもウルフにしても、レスリングに文句のつけどころはない。やはりこうなれば今、断トツに興味を引く。酔っ払い的品性や流れをぶった切るペレキックなど、気になる箇所も多々あるが、あれを好きな人もいるのだろうから、仕方ないのか。フォーチュンはフォーチュンで新しいエヴォルヴを出していかないともならない。ロングタイツとブーツは、ジェリコ的方向に変えて行った方がいいとは思うが。


とにかくリーサルvs.AJは見入った。PPVだからかもしれないが、フランキーやウルフ戦より段違いの出来だった。AJはレスリングだけならターリーの域に見える。


最近は、ミッシェリーにあの技を取られた格好のAJ。あの技はいい技だが、美人のフローレスに顔砕きの地口落ちとともに使われたら、通常ヴァージョンではもう勝てない。かといってターリー気取りの昨今に、場外やテーブルに飛び込む形もそぐわない。フィギュアフォーはぎゅっとマッチを引き締めるが、あれはあまりにフレアーの技過ぎて、他の誰がやっても付焼刃以上には見えない。


スタイルズクラッシュに代わる、或いは加える、何かが要る。スタイルズクラッシュを寝取られたのだから、ジェリコのボストンクラブでも盗み返すか? チャンプに返り咲いては欲しいし、またそうあるべきだろうが、タイトル戦でやたら負けるのでは考えもの。WWEリリース組を使って勝てるわけはないのだから、WWEにはいないAJで、どんなことがあっても決して負けないカウンター路線を敷くしかないとは思うのだが。RVDと30回闘って30回うやむやなら、それはそれで価値を生む内容を、否応なく残さざるを獲ない。アイアンマンでもサウスウェストスタイルでも、やることはいくらもある。ガラス片だとかバブワイヤだとか、アビスにまたあんなことをやらせている場合ではない。


ターリーはロートルのルーファス・ジョーンズとも面白い内容を見せ、ロッカールームの絶賛を浴びたそうである。あのジャック・ハートがジョージア時代ターリーと戦った一戦で、ヒットマン・ハートと間違われたのは有名な都市伝説である。


次のPPV、連戦連勝のリーサルは、遂にフレアーと一騎討ちをする。このマッチをもってやっと、リック・フレアーは正式にリターンしたと言える。NO.7コンテンダーとの現実アクティヴな、コンテンダーマッチだ。勝てば61歳フレアーはそこに座る。あのフレアーだ。本人の意思などとは別に、やるとなれば何かが突っ走らせる。本気でRVDの首を獲るよう、我々だって一瞬にして、19年前にトリップもできる。テネシーロタリーの新CFでも、ものすごい筋肉をしている。まぁ心配でもあるが。


2010年のこの日に、フレアーと正式なコンテンダーマッチが出来る超幸運のリーサル。今のフレアーにAJほどのことが出来るとは思えないが、ここは逆にリーサルの腕のほどが試される正念場となるのだろう。


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インターナショナルチャンピオン

王座は転落したはずのブルーデモンJr.、今も赤皮のベルトを巻いて来ている。もはやコスチュームの一部と化しているの様相。マスカラスの赤皮のIWAタイトルの如き。


マスカラスが今でも?巻き続けている赤いストラップは、御存知マルチネツのIWAの名残り。オハイオのパワーズNWFやTV屋のエディ・アイホーンなどが共謀して、バッファローを拠点にニューヨークWWWF市場に殴り込んだ、ワイドTVレスリングの、早すぎの先駆け。ペドロ・マルチネツがモラレスで旺盛するNYのラテン人口を当て込んで、マスカラスをチャンプにして勇躍進軍した。


この出来事があったゆえ、ブルーノは復権し、またWWFはNWAに戻らざるをも得なかった。マルチネツはマスカラスのライヴァルに、ブルーノを倒したアイヴァン・コロフを据え、コロフにはIWAノースアメリカン王座を与えた。マスカラスのタイトルは、正式にはIWAインターナショナルタイトルと称され、プレートにもそう書かれてある。


このマスカラスの、IWAインターナショナルタイトルは、勝手に作ったタイトルだとは思う。根はマスカラスゆかりのアメリカスタイトルだとか、EMLLのタイトルの分岐物だとかの説があるが、いずれにしても、マスカラスがメキシコで与えられたひとつの称号である、“インターナショナルチャンピオン”がもとになる。複数の国で認められれば、或るタイトルはたちまちインターナショナルタイトルになる。ユナイテッドナショナルタイトルもALLLタイトルも、皆インターナショナルタイトルの一種だ。


アメリカや日本その他で活躍するマスカラスは、メヒコエンプレッサのチャンプであることを他国でも尊重されれば、EMLLヘヴィー級の国際版としての、オールマイティなインターナショナルチャンピオンにもなる。ロッカメモリアルなどと言うが、あれも称号が元で、正式にタイトルがあったわけではない。インターナショナルタイトルとは須らく、そもそもそういうものである。


言わば国際名誉タイトルだから、マッチ勝敗で移動もしない。マスカラスがずっとインターナショナルチャンピオンで居続けられる、ひとつの理由。


メキシコの伝説級なのだからアメリカでは、国際スターになる。だからBDJも、インターナショナルチャンピオンになったのだろうという解釈。“レッドベルト”は、その区別のためにデモン用に、最初からあつらえたのだろう。今はピアースは黒ストラップを巻いている?様。同じプレートでややこしいが、それで見分けろということなのだろう。

西海岸ではオリヴァー・ジョンのPWRタイトル(プロレスリングレヴォルーション、通称「R」タイトル)に挑戦する“インターナショナルチャンピオン”。東西で使い分ければ、ダブルチャンピオンが各地を効率的にも回れる、か。


オリヴァー・ジョンvs.BDJは、ジョン・トロス対マスカラスがモデルだろうか。uprisingのショーでは3千は入っているようには見えた。ミステリオの弟も加え、NWAではここ西海岸が、今最も元気がある。


今年のファンフェストではNXT帰りのダニエルソンがチャレンジャーだそうだが、ワイルドファイア・トミー・リッチとフュードしていた頃のマッドドッグ・バズ・ソーヤーのように、コンディションと活きが常にいい、西部NWAきってのツワモノ、オリヴァー・ジョンも、考えられて然るべきなのではないか。


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