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Generation ・・・

バック兄弟に、悪役をやらそうと提案したのは誰か。この若さで、早いとこ悪役に転じさせようとしたのは。これが思った以上によく、今やジェネレイションミーは、MMGの大ライヴァルに、たちまち成長している。

あまり詳しくはない。TNAに来るまでのことは。チラッと見たことのある程度だったけれど、いつの間にか耳に触れるようになっていた。ヤングバックスという活きのいいティームがいると、DGUSA時代頃から。バックヤード出身の、ジェレミーとマックスのバック兄弟、でいいのだろうか。

線の細い、若いタグ屋。ROHで名を上げ、NWAショウケースなどでも馴染みになる。ディキシーに目を付けられる。まだ迷う。ヤングバックスと契約するべきなのか。訊く。TNA登場。線の細い、若鹿・・・。しかしいつしかそして。

ビアマニーとの戦いではR&R-EXPに見えたMMGの、ミッドナイトEXPにしようという発想が生んだヒットだろうか。ボビー・イートンのような振り返りの一瞥を決め、コンドリーのような老獪なリング捌きを見せる。いやそれとも、テキサスで一時盛り上がり掛けた、R&R対ファンタスティックスの逆ヴァージョンの続きだろうか。

いやいやそれでもなく、ハーディー兄弟の再来だろうか。或いは、86年の夢の途中、ミッドナイトロッカーズのデロリアンなのだろうか。

まるであの日の、金と黒のショウン・マイクルスが二人居るような、悪党ジェネレイションミー大暴れの風景。サブリミナルでマイクルスを入れられているようなフラッシュが脳内を過ぎる。褒め過ぎだろうか。

マイクルスが去り、ゲームも居ない。若きネイチュアボーイ候補の実質不在。枯渇感は蜃気楼も誘発させる。ケインとエッヂは世界王座をラインに、アホのポールでフットボールをやっている。ボビー・イートンの一瞥はボーイトーイの幻想に変ずる。

まだその素質の一端を見せたに過ぎないとは思う。まだ道のりは気が遠くなるほど長いと思うし、マイクルスに用いた手法はそのまま通用はしないとも思われる。スケアリー・タラの横で、まだ鹿のようにか弱くも映る。

5'11のジャクソンズ。MMGに比すから小さく見えないが、サイズはショウンに2インチも劣る。まだ眩惑の段階なのかもしれない。が、とにかくしかし、次の変身、しっかり練り上げた上で、ベストな方法を、時間をたっぷりと掛けて、慎重にお願いしたい。



Phoenixへのからかいネタは

最近一番笑ったのは、ミシェルのヒットマンコスプレ。ナタリとのフュードを終わらす前に、あの傑作はもう一度見せておくべきだろうし、来たるべきグラマゾンとのフュードでも、なにかその類のからかいネタは、もちろん考えられているのだろう。

・・・とそんな中、気になるもうひとつのコスプレが・・・。

幻ではないだろうなと目を疑うが、かの世界ではごくありふれた、毎年のことの現実。

おそらく学生ギミックの、コスプレなんだろう。月代に脇差で拙者某でござると言っているのと変わらないなとも思う。大学の体育会以外で、このコスチュームは今も本当にあるのかとも思う。この何年も街中で見ていない気もする。

早稲田は学帽なんて未だにあるのだろうか。ウィッグにローブに、風呂敷か?

48人なんてとても分りゃしないし、デファインできるのなんて精々一人。いい歳こいて生徒ギミックのコスプレで歌えばなんとかなるって最初に考えられたのは、思えば太古の昔だなァ・・。

クイズに答えるために、揃いも揃って、なぜあんな格好をする? いいおばさんが大きなリボンで、気持ちの悪い。

マジソン高校のようなパブリックスクールに行っていない者の、僻みから言っているわけではない。しかし、寄宿制の名門私立にでも行っていない限り、制服などというものに馴染みは、逆にないだろうにと思うのだがいかがだろうか。

クイズ番組でもアイドルでも、いい大人が喜んで着ている生徒ギミックだが、あんなものを着せられるのは、かつては屈辱の代名詞ではなかったか。或いは、公立高校のくせして、何がユニフォームだ気取るんじゃねぇ、というような、気恥ずかしさ。

我々の周りでは、制服を着せられる高校になど行く者は、それだけで凡庸視されたものだ。制服があるという選択肢の方が、少なかった気もする。なかったとも思える。アレはどこの世界の生徒ギミックなのかなと、ピンと来ない人は多いのではないかと思うのだ、意外と、逆に。

田舎の学校の話なのか? しかしながら東京の大学の早稲田で、王子の人がガクラン?詰襟?着てる。ギミックのコスプレを楽しんでらっしゃるの? 王子様は?

しかしハンカチ王子だハニカミ王子だプリンセスメグだと自由に命名されますがメディアは、この国は立憲君主制ですからエンペラーのいらっしゃるエンパイアなんですぜ。だから本物の王子さまも王女様もいらっしゃる。アンタらこそ、早く座れどころか、反逆のカリスマ・・・。

帝国で在野精神のカリスマ王子が、反逆の生徒コスプレ。なんじゃそりゃ。

本物の王子さまがいることや制服があることが今時おかしいのか、或いは、それの形骸を尊びたい権威主義の空洞を笑えなのか。

もちろんキャンパスや講義をその格好で歩いているわけでもないだろう人らの、今この時の敢えての学ラン。何か持ってるジョークとともに、ステロタイプのコント傍観の大向うを、バカにしているようにも見える、そんな2010年、レイクールの旅。



He's ・・・ awesome.

ややもすると、史上初めての失敗を演出されるのではないかとも、個人的には勝手に思っていたミズのキャッシュアウト、成功裏に終わったようで、よかったと言うのか何と言うのか・・・。

MTVに出てた頃は思ってもみなかっただろとオーサム節。あーそうだな、思ってもみなかったよ。というより観たこともない。こちとら、その、MTVのなんたらかたらなど。

スカルクラッシンフィナーレ・・・ジェリコがフィニッシュに育てられなかった完成度の低い技という印象も、何故かミズのキャラさとは相性がよくも見え。モリソンのMJにされそうという大方の予想も、グラスウィンドウへのクレシェントキックを先制したのはミズの方だった。
3Dも平気で使うMJの方というすっかりの常套句も、失礼な言い方ではあるのだが・・・。なんにせよ、目立った者勝ちというのはひとつのナントカ装置ではある。

パイパーもドラゴン・スティムボートもミスターPも、WWEチャンプにはなれなかったとオーサム節。いやいやスティムボートは、世界ヘヴィー級チャンプにはなっているぜ。フレアーと一時間近くの熱戦をして、フレアーを降している。アザーセヴンピーポーによろよろにされた男を、短時間で押さえたわけではない。キングにも本気で負けそうだったな。

ミズ組し易し。やはりチャンプになれなかった、デビアシーのサンが腕を撫す。マットワークでミズを圧倒する風景が容易に目に浮かぶ。ライリーが必死にインターフェアを掛けている場面も。WWE新時代の風景は、やはり正攻法の正統派、ガチガチのテッド・デビアシーが不可欠に思える。

しかしデビアシーに負け知らずのブライアンが、デルリオのアームバーで簡単に玉砕。アームバーはレベルロックに輪を掛けたいやな技だ。そのデルリオもモリソンに負け、モリソンもシェイマスに敗る。デビアシーのウェイはかくも険しいのか。

そのまま被ればドスシニアかというデルリオ、タイツの質と脚のスラリにDNAのおそろしさ。仮面貴族の一族は、その貴族のいやな部分だけをデフォルメしているが、貴族振りは流石に板付きだ。古い柔道技なんざレスリングで見たくはないが。

仮面貴族の一味と言えば、近々テキサスでハースvs.サイコデリコJrのテキサスヘヴィー級戦が行われるとか。

マクールも、グラマゾンとのフュードの前に、早くアンヴィル姉さんから、ベルトを取り戻さなければ。なんにせよマニア27では、グラマゾンをケージ戦で葬ってやらねばならない。

ジグラーも、カヴァルにベルトを取られるわけにもいかない。マッキンタイアやコーディとの、ICタイトルフュードが待っている。これらを熾烈にやらないという手はない。

回転の早いWWE、マクギリカティとハリスがゲイブリエルとスレーターに牙を剥くのは、いつだ?




US Championships(3)

スコットは、シカゴ→カンサスの本流ヴァージョンは生きていて、それは今ヴェイキャントだし、管理運営権が宙に浮いていると主張して、このタイトルのカロライナ誘致に挙手をした。

スコットは本部派に根回しをし、セントルイス派のハーリー・レイス(初代ミズーリ王者)をフロリダに呼び、南部のスター・ジョニー・ウィーヴァーと対戦させることで、カンサスUSタイトルの、南部での甦生に成功する。

スコットは同じやり方で、NWAシカゴが終わって以来AWAに持ち去られていた、自身も現役時代関わりの深かった世界タグティームタイトルの、NWAサイドの意見としての空位論を強行に認めさせて、シカゴヴァージョンのNWA世界タグティームタイトルの、南部での甦生に成功している。

スコットのタイトルを追う目は敬服するくらい凄くて、今のタイトル史家は、スコットのおかげで、タイトルを追うヒントを得ている部分がかなりある。この鬼ブッカーはレスリングインテリゲンチャ界でも、代表格の鬼だった。

このスコットが復活させたカロライナの“シカゴヴァージョン”が、SFを飲み込むなどもして、WCW・USタイトルとなり、今のRAWのUSタイトルとなっていることは言うまでもない。だから今のWWEはレイスとウィーヴァーからしか歴史を数えていないが、初期シカゴから支流の継ぎはぎも加えて、大河ロマンの系譜を拵えてもいいのである。

支流には、ICW・USタイトルからICWインターナショナル・タイトルを経て、マッチョマンとともにインターコンティネンタル・タイトルに同化されたデトロイトも入る。

AWAからズビスコとともに、WCWに同化されたミネソタも。AWAからUSWFを通り、キング・ローラーやダブルJとともにICに同化されたメンフィスも。

USタイトルには、後を見渡せば、いくつもの凄い滝河が流れ合わさっていることが分かる。そしておそらく、カンサスUSの実質的後継であるミズーリステイトも、その支流のひとつだ。最後の大きなひとつかもしれない。

ミズーリステイトと、カロライナUSは、同じ流れの中にある。即ちミリオンダラーベルトとUSベルトも、同じ流れの中にある。だからデビアシーSr.は、IC王者でもあり、US王者でもあったということにもなる。

重要タイトル史的には、いつも縁の下にいたデビアシーSr.だが、レスリングの力量的にはそうでなかったことは、誰でも知っている。デビアシーJr.がそうであってはならないということも。

現在ぶつかる二つの支流。米龍は手強いが、デビアシーがその手で25年の歳月を削り合流させずして、大河生成は完遂しない。デビアシーが白頭羽ばたくミリオンダラーUSタイトルを経て世界登頂プラス、本格長期政権を樹立もしなければ。

ダニエルを本当の意味で克服するまでいくらでも待つし、世界に登れるまでUSでいくらでも育成すべきなのは、それがデビアシーだからである。ミズーリタイトルは登竜門のまま、今もその決着を待ってデビアシーで生きている。

ルガー以来、USチャンプがUSチャンプらしい次期世界王者的役割を果たせずにいる。PPVのメーンで若きUS王者が世界王者を追い詰めに追い詰めるという、若きUS王者フレアーや若きミズーリ王者デビアシーが、レイスを相手に認めたことを、90年のキャピタルコンバットを最後に、もう20年も。

登竜門、アライヴトゥデイな“ミズーリ王者”のデビアシーで、ミズーリ河サイドの復権とともに、久しぶりにその雰囲気を、味わいたいものではないか。

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US Championships(2)

若きミネソタの虎ガニアは、NWAミネソタのアンディフィーティドUS王者としての当然の#1コンテンダー権利を行使、シカゴを無視してオコーナーに挑戦を迫り、不戦勝の手続きを経て、新世界王者となったことを宣言、新たに自ら作った新組織、AWAに自身を世界王者と認めさせた。

これが、レスリング史家の言う、「AWAタイトルは、正調USタイトルである」ということの顛末。ガニアが、ミネソタに持ち出したUSタイトルは、多分正統なものだった。

ガニアは、“AWA”世界王者となって、“US王座”を返上、といってもシカゴは既にガニアからこれを取り上げたことになっているので、シカゴに返しても仕方がなく、しばらくすったもんだもあったのだが、結局、ミネソタのUSタイトルは、AWA・USタイトルとして、新たにAWA圏になったサンフランシスコに、クリッパー・スティーヴンスによって持ち出される。

シカゴ、デトロイト、サンフランシスコに分裂した(或いはミネソタにも)USタイトルは、それぞれの箇所で生命活動を続ける。そんな中、シカゴに変化が訪れる。

シカゴのオリジナルUS王者バディ・ロジャースが、コミスキーパーク3万人の前で、遂にオコーナーを降す。シカゴ一派は、世界王座をコントロール出来るようになる。世界タイトル利権を失うセントルイス派は、代わりにUSタイトル運営権を要求、オコーナーはロジャースと入れ代わるように、USベルトを巻いて、ハートランドに帰って来る。シカゴのUSタイトルは、この時はっきり、ホームをカンサスに移している。

デトロイトのタイトルはシークの代名詞として、GM全盛のモーターシティで、コボの看板を80年まで務めた。シークは潔癖なマソニック大老と最後まで反りが合わず、大老引退と時を同じくして、強引な難癖を付けられて、NWAを追放されるという、道連れをされている。デトロイトのUSタイトルは、アンジェロ・ポッフォが仕切ることになったケンタッキーのICWに引き取られるが、ICWがほどなく終わる。

SFのAWA・USタイトルは、ここがAWAを抜けてNWAに戻った後も暫く、NWA三つ目のUS王座として機能していたが、80年頃、シャイアが引退してオフィスを閉じている。ちなみにここの分裂王者バディ・ローズのUSタイトルは、ノースカロライナのUSタイトルに併されている。

カンサス・ハートランドのUSタイトルは、68年頃まで生きたが、ヴェトナム泥沼化時代に、他の多くの事象とともに、一度区切りを付けられて、立ち消えている。

このカンサスのセントルイス派が、消えたUSタイトルに代わるように立ち上げたのが、州タイトル名義にしてNWAレイティングのトップに立つ、ミズーリステイト・タイトル。だから多くの関係者は、これは実質的には、シカゴのUSタイトルの続きなんだなと、理解したと思う。

NWA総本山が運営する、キールのセミファイナルの、NWAナンバー2の王座。これは正に、USタイトルそのものであった。USタイトルの名を使わなかったのは、デトロイトやSFとの混同を避けたかったのかもしれないし、NWA本部的には、AWAタイトルこそ本道のUSタイトルという意識があったのかもしれない。或いはUS王座を名乗ると、全米行脚の義務も生じるから、それを避けたかったのやもしれない。

しかしジョージ・スコットという狼は、少しの隙も見逃さない。スコットは・・・

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