災害が近いと言われています。
ペット連れの飼い主さんには安心できる避難場所があるのでしょうか。
同行避難は定められていても現場は混乱し、
ひょっとして、、、
ペットは禁止、
敷地に入ることも許されない、
ペットフードの寄付は受け付けない、
となるのでは?
ペットは家族の時代ではありますが、犬猫畜生の地域もあり、人の意識は場所により大きなズレがあります。
同伴避難、同室避難を可能にした自治体もあるなかで、「人が優先だ」「置いて行け」を合言葉にペットを閉め出す避難所、ペットの同行避難を想定しない自治体もあります。
ペットと一緒に自宅に留まる飼い主さん、
原発事故後の立ち入り禁止である警戒区域にペットを世話しに戻っていく飼い主さん。
人命を左右する大問題となり、ペットは一緒に避難することが定められたはずなのに、、、
あなたのお住まいの市町村に問い合わせてください。発災時、どこに避難ができますか?と。
そのときに任せる、では、現場は大混乱。声の大きな人たちが支配するから。
医療、福祉、教育、動物、あらゆる分野で進んだ神奈川県から、鶴見レスキューパウズ代表の安岡恭己さんをお招きし、ペット防災について勉強しましょう
ペット防災講座を開く鶴見レスキューパウズの代表を務める 安岡 恭己さん
○…災害時のペット対策のため、飼い主同士のネットワーク構築や防災講座などを開く「鶴見レスキューパウズ」の代表を務める。2021年に立ち上げ、区役所等と連携しながら活動を続ける。「飼い主さんとペットは離れ離れにはなってはいけない。だからこそ、災害が起こる前に準備できることを伝えていきたい」と力を込める。
○…横浜市立東高等学校出身。「昔から心配性で、自分がよく分からない生き物は怖くて、特に動物園はあまり行きたくなかった」と苦笑いするが、高校生の時に母親が柴犬を飼い始めてから動物好きに。そして、東日本大震災の時に、近所の動物保護団体が被災動物の保護に向かうと聞いて同行した。福島県では飼い主を待ち続ける沢山の犬を見て驚愕し、近隣県に仮設施設を作って飼い主を探し続けた。「避難所や仮設住宅ではペットが飼えず、飼い主がペットを見つけても一緒に帰れない様子を見て私も寂しくなった」と話す。この経験から、飼い主とペットを離れ離れにしたくないという思いが強くなり、地域で連携してペットを守る防災ネットワークの構築に力を注ぐようになった。
○…「かなり不器用でいっぺんに何かやろうとすることが昔から大の苦手」と笑う。何もない日には小田原の国府津海岸などに足を運び、ゆっくり海を眺めると集中力がみなぎるとか。
○…コロナ禍は活動が制限され、講座もオンラインで行ってきたが、今後は対面の講座や体験型の活動も増やしていきたいと意気込む。「区内で専門的な防災を行う人と繋がり、知見の共有や相談を重ねていけたら」と話す。「『もしも』の災害で飼い主さんとペットのどちらも悲しまないよう、大切なことを伝え続けたい」