やってまいりました。
(不妊手術済みの)猫たちにとって
もっとも重要な時季と言っても
過言ではないでしょう。
換毛期―――
「(もはやわざとじゃないかと疑いたくなる)
洗い立ての布類に限って、毛玉を吐く。」
あぁ、『換毛期の猫あるある』ですねぇ。
「(ちょっと掃除機をかけるのを怠ると)
西部劇の決闘シーンで
風に吹かれ転がる枯草を再現する勢いで
抜け毛の塊が部屋を転がる。」
これも『換毛期の猫あるある』ですねぇ。
え?筆者宅だけですか?
…掃除機をかけるのを少し(結構?)怠れば
皆さんにも『あるある』になります。
ぜひお試しを…
さて、シェルター猫たちに関しては
せっかくご支援いただく貴重なゴハンを
抜け毛と一緒に吐くなんて、非経済的すぎ!
と言うことで、個人的にはこの時季
ボラ中ヒマがあれば、猫たちの
ブラッシングに勤しむことにしています。
そんな筆者の、ある日のブラッシング仕事を
本日はご紹介いたします。
―――まずは、すみれ部屋。
すっかり膝乗り猫となったベンを乗せ
せっせとブラシをかけると
小柄な体形に似合わず、抜ける、抜ける。
(祝!トライアル中!)
そんな様子を見ていた他猫たちが
「あたしも!」、「あたしも!」と
いつの間にやら順番を待ち始めました。
(左から:カルーア、あさこ、メロディ)
あさこさんとバチバチ視線を交わし
結局、ブラッシングの順番を待たず
去っていった
クロネコ軍団代表カルーア。
(祝!トライアル中!)
この後、ベンちゃんから抜け毛玉を奪い
独りサッカーを楽しんでいました。
―――続いて、台所。
実はブラッシングもお好きながら
みんなを避けるように
大抵、すみっこの箱にお籠りしている
ピノさん。
やっと箱から出てきたので
試しに持ち上げてみたところ
あら、抱っこもイケるらしい!
たまには外でも見ていただき
ついでに(箱以外で)撮影…
…と思ったら逆光で顔がよくわからない…
その後やっと、ユニークな顔模様を
写真に収めらることに成功。
もうおじいちゃんだそうですが
若い頃はブイブイ言わせたに違いありません。
―――最後は、りんどう部屋。
いかにもブラッシングのしがいがありそうな
オトちゃん…
…は意外にも抜けないので飛ばして
茶トラ猫ピカソを中心にブラッシング。
(祝!トライアル中!)
そこで出来上がった抜け毛玉のひとつが
こちら。
しかし毛玉はそっちのけ。
『あんよ』という表現がピッタリの
ボスの前足に目が行ってしまうのは
筆者だけでしょうか?
『あんよ』は、前足が白い
“靴下”猫の特権だと筆者は思っております。
中でもボスの『あんよ』は
いついかなる時でも可愛いのであります。
(左から:コスモス、ダリア)
そう、一緒に昼寝しようとベッドに入ったら
ダリアから「なんで来るわけ…?」と
とーってもイヤな顔をされた(らしい)時ですら…
コスモス「ハーハッハ!うっけるー!」
コ「ちょっとオバちゃん、
アタシはそんなバカ笑いしてないわよ。」
筆者「スミマセン、つい…」
余談
じつはコスモス姐さん、約2週間前に
乳腺腫瘍切除の手術を受けました。
術後の検査で、転移がないこともわかり
今は預かりさん宅で、相変わらず
要求多く振る舞い、回復中です。
(黄色い酔っ払い!?)
と言うわけで、結局筆者が
どのくらいブラッシングに勤しみ
抜け毛飲み込み予防に貢献したのか
甚だ疑問が残りますが
幸か不幸か、換毛期はまだまだ続きます。
by ぐっちゃん