相談事例から 背中を怪我した猫 日立にて 【その後】 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

住所(市区町村まで):茨城県日立市
相談対象:成猫|子猫(離乳後)
相談内容:初めてご連絡させて頂きます。
住所が茨城県日立市多賀町だと思うのですが、そこで背中を酷く怪我した仔猫(成猫かもしれません。飼い猫ではないと思います)がいまして、状態があまりにも酷いため、どうしたら良いのかとこちらの団体様に連絡させて頂きました。



実はその猫を3ヶ月以上は前に見たのですがその時は、背中の傷は酷かったのですが、動きや顔などはハッキリしていて、周りに猫も多いし見ている人がいるのかなと思っていたのですが、2日前の4月9日にまた見まして、キズはそのままで化膿していて、恐らく目も見えていない状態で、どうやって生きていたのか。
周りにも数匹の猫が居るので、餌だけはあげている人が居るのか。ただ、どの猫も小さいので満足ではないと思います。
隣にずっと一匹寄り添っている猫が居たので助け合って来たのだと思います。
昨日の月曜には見かけませんでしたが、日向に当たりに出てくるとは思っています。
周りの住人も恐らく野良猫なので深入りしないようにしているのだと思いますが、あまりにも酷い状態だったので、ご連絡させていただきました。
こちらに相談する前の注意事項も読みました、ご返信お待ちしております。


先ほどこのようなご相談がありました。

日立方面で動ける方はおられますか。

会に来た猫相談です。
相談者は埼玉の在住,通りがかり。
医療費はこの方が何とか支払い可能だそうです。
弱っており、すぐつかまりそうとのこと。
お近くのどなたか、現地で保護し、良心的な費用で診てくださる病院への搬送ができる方を探しております。

by鶴田真子美(おかめ)


その後

現地で対応くださるおふたりの方からご連絡頂きました。
うまく保護できますように。

ボランティアを悩ませるのは、保護活動に理解ある動物病院が近くにあるか否か、保護に動く時間の捻出、捕獲機のあるなし、周辺住民との調整、搬送までの手間暇、医療費、保護したあとの置き場所やケア、現地にリリースできるのか否か、その猫だけでなく周囲には複数の猫が隠れておりコロニーを形成していることは多く、その繁殖を絶たねばいくら保護しても苦悩に終わりは来ない。

やはり、避妊去勢の繁殖抑止です。地域猫活動は茨城県もようやく認めて,今は手術に助成をつけています。

ボランティア活動が潰れないためには、

仲間を増やすしかない、助けられる人を育てるしかない、
地域の人たちとの話し合い。

近隣の神峰公園駐車場では地域猫たちの毒殺もあり、ショックを受けた猫ボランティアさんの多数が活動を停止されたとのこと。


理想と現実の狭間で揺れながら、苦悩しつつも命を前に、即決を迫られる民間ボランティア。

行政、自治体、町内会をあげて、猫の繁殖と虐待防止には取り組んでほしい。神峰公園の毒殺事件も、不起訴となったのは無念。刑事罰の対象にして欲しかった。

この現実を解決するには法改正しかないと思います。


野良猫は市の保護下にある。

野良猫を虐待してはならない。
コロニーを見つけた市民は役場から捕獲機をかりだし、市に指定されたクリニック(愛護センターや病院)で手術を受け、3日後に迎えにいき元いた場所に放す。

餌と掃除は市の登録ボランティアが行う。

餌はフードロス対策で学校給食の残飯からも提供。

(イタリアの法律や条例)

by鶴田真子美(おかめ)