エイミーの帰還 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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探していたエイミーが戻りました。













必死に追ってきたエイミーの足取り。


貼りまくったポスター、チラシ。


印刷してポスティングし、追跡して筑波山麓や出身の筑西市に駆け、心身ともに引き裂かれるように、探し続けてきたエイミー。


茨城県動物指導センターから連絡があったのが昨日16時半。


負傷したエイミーが捕獲された

筑西市保護

マイクロチップでcapinの犬と判明した

状態が良くない

尻尾がずり剥けている

怪我しているよう

週末はセンターには獣医がいないので厳しい

今日のうちに迎えに来てほしい


とのお話でした。















壊れかけた扉の修理






O様ご夫妻は公園の地域猫ボランティアさんでもあります。犬散歩のあとは地域猫の世話に出かけられます。


扉下に掘られた穴をセメントで埋める工事







夕方のお世話は、今の季節は日没が早いため、夕闇との競争となります。


犬の世話のあとは猫もカラスも鳩もおります。


施錠まで、やることは色々。うんち拾い、皿の回収と洗い、洗濯物取り込み、洗濯機回し、全ての窓閉めの確認、ケージ扉や係留の確認、猫のカーテン閉めと暖房入れ、スタイロフォームを窓辺に並べ、消灯。


シェルターのお世話の途中で、皆さんに残りをお願いし、道祖神峠を抜ける山道を急ぎ、笠間に向かいました。


とっくに暮れて遅くなってしまいましたが、センターでは待っていてくださり、ああやっと、夢にみたエイミーに再会しました。





つかまった場所は生まれ故郷の筑西、明野(あけの)。


今週の月曜日に通報があり

センターで見に行ったが見つからず(そのときは歩けたのかもしれない)

金曜日の今日に動けないでいたところを保護


しかし歩けない

食べない

血尿あり自力で排尿できない


とのこと。




センターでの処置。


レントゲンが相変わらずないから、骨折かどうかの確認も叶わず。茨城県はなぜ、頑なにレントゲンを導入しないのか、不可解です。


そのなかで精一杯やってくださっています。



痛いね、エイミー。




強いね、よく耐えたね。









病院に直行すると、レントゲンではやはり背骨の高いところが折れていました。


自力で排尿できず。

一生、圧迫排尿が必要となります。


車の事故でしょう。


尻尾も壊死しており、断尾が必要。


おなかも脚も触ると熱く、炎症を起こしています。


バリカンで剃ると腹部の外傷も出てきました。


エイミーはしばらく入院となります。


生きていて良かった、

元野犬の逞しいエイミー、


野で生きる厳しさを改めて思います。

これから治療とリハビリを行なっていきます。


今は、やれることをベストを尽くしてやるだけます。


原因究明と

再発防止


逸走はさせない、二度と。


と、誓いを重ね、失敗や経験から知恵を得て、過ちを繰り返さない、そのためのポイントをまとめ、人に伝えること。


言葉では伝わらない

からだで覚えるものだから。

こちらも筋肉と脳味噌をフル回転させて。


でも逃げるときは逃げる。


甘くみては命を落とす、

助けたつもりが危険にさらす、

野犬の俊敏さ。


惚れるほどの。


野犬の底知れぬ力、

野生の持つ賢さ。


人を信用しないという意志すら、輝いている。


元いた場所に仲間のもとに

逃げようとする強い意志。


そんなお前たちを生かしたい。

どうすればいい?涙



by鶴田真子美(おかめ)