ペット屋たちにやさしい、無法地帯ニッポン
という記事を書いたのが3年前です。
やっと、そこの繁殖がゼロになりました。
産まれたばかりでお母さん犬から齧られたという片脚の犬と、
あんこ、きなこの血縁、チャロっぺと。
最後に残ったこの2頭の犬を、緊急保護して病院へ。
あのときの繁殖屋が、廃業となり店を畳んだあとに、自宅内でさらに繁殖を続けている噂を聞いていました。こんどは柴犬だけでなく、マルチーズやチワワ、シーズーなど。
知人に頼んで、犬を買いたい人を装い、自宅に行ってもらいましたが、おじいさんは絶対に家に人を入れませんでした。
自宅の横からは多数の犬の声が。
廃業したはずの街道沿いバラックにも、しばらく柴犬が何頭かいて、売っているんじゃない、飼っているんだよ、と言い訳をしていましたが、販売の事実を証拠動画に収めることができました。
しかし、警察に持って行っても、警察は動きませんでした。自宅での繁殖についても、通報しましたが動きませんでした。
微動だに。
店を通るたびに立ち寄る私に、おじいさんはいつも、オレはこの女が怖い、怖い、と叫んでいました。でも私はあそこをゼロには出来なかった、悔しいことに、半端な形で終わっていたのです。









あれから3年が経ちました。
9月に入り、ボランティア仲間のWさんから、おじいさんが亡くなったらしいこと、中の犬たちは同業者に横流しされ、噛み犬と皮膚病で片脚シニア犬の二頭だけ行き場なく、親戚が困っていることを告げられました。
退院してシェルターに入ったチャロっぺ
初めての散歩
真っ暗なコンクリート敷きの冷たい床に繋がれていた数年
里親様のもとに行こうね
日本人はなぜ、ペットショップで買うのか?
なぜ?
柿くんは、皮膚がひどくてまだ病院に入院しています。
ヤマちゃん
ご機嫌




























by鶴田真子美(おかめ)