ペット屋たちにやさしい、無法地帯ニッポン | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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これは、外国ではありません。
先進国日本の、犬の生体販売ショップです。


バナナの叩き売りみたい。

安いよ持ってけ泥棒。

安いとはいえ、七万にはなる、1匹売れたらしばらく呑んで暮らせる、気楽な商売。
おじいさんひとり。


何度もセンターの指導を受けている、この繁殖販売店。去年もセンター指導が入りました。あれから改善されたのだろうか。気になるところでした。

先日、現地に行った方から、ひどかった、水もなかった、と相談があり、急遽ナナさんと出かけました。


11時。
朝ごはんも済んでいる時間なのに、
確かに、どの子にも水がなかった。
ごはんもなかった。聞いたらこれからという。


皿にオシッコの黄色い液体が入っていたのはありましたが。

汚くて暗くて悲しい場所。ウンチだらけ。しかも下痢。
便を踏まないように避けて歩く犬。
冷たいコンクリート。
詰め込まれている。


先日ごっそり隅に10匹集めてあり、今回いなくなっていた柴犬の消息を尋ねたら、人気のある東南アジアに売った、という。

売れ残ったらフィリピン行きだそう。
その先はもう分からない。
食肉になることもありえるのではないか。

でも金になるなら、どんな人にも手渡し、何でもやるのでしょう。


「自分はブリーダーだ、でも市場には行かない、
ここで安く販売している、
七万だよ安いよ、
ここには60匹いる。
ワクチンはしない、ワクチンやったら、その値段じゃ売れないから」

と、メス5匹のなかに1匹鎖で繋がれているオスを指して、種犬、タネイヌと呼びました。


去勢しないオスは喧嘩するから繋ぐしかない、と。

ついでのようにロシアンブルーがいました。

明らかに病気のまま、放置してあります。

医療ネグレクトです。すぐにセンターに通報し緊急保護を求めました。

散々イエローカードを出して来たなら、とっくの昔にレッドカードを出すべきでした。指導しなければならないのだから。それをしないで放置していることが問題です。現行法すら守られていない。野放しです。なぜ配慮する?


取り上げるにも、飼い主の権利が問題といっても、動物愛護法2条と、25条、35条で救えるはず。
救わねばいけません。というより、なぜこれまで救わず放置していたか。


餌も水もなく、オシッコ皿に敷かれた新聞はびしょ濡れ、
寝床の小箱もぐっしょり濡れていました。
夜の寒さで衰弱し亡くなるのではないか。
今夜は雪が降っていますから心配で眠れません。



店主は、下妻や常総からも、大勢が喜んで買いに来るのだと言います。
信じがたいことですが、買う人もいる。
業を支えることになるのに。


こんな商売を成り立たせることをしてはいけない。
私たちはペットショップで買ってはいけない。ペットショップの実態はまだ充分に知られていないのか。いら、みんな分かっていて、それでもやはり、ペットショップで買うのです。分かっていても、ブランドをファッションアイテムとして買うのです。そこに絶望があります。


人間は強欲ですから、動物を自分の仲間や友だちと捉えず、何か金儲けに利用しようとのたくらみがわきます。


繁殖業側のモラルや自主規制をあてにしてもムダです。彼らは利潤追求をしなければならず、低コストで多くの利益を上げていく必要がある。餌や医療費を抑え、人件費を省き、在庫は抱えないよう旬が過ぎたら安値で売り飛ばし、自身の手で薬殺する。ガソリンつけて山で燃やす、生きたまま冷凍庫にしまう。


自主規制はとうてい無理です。
だから、法で縛る必要があります。

法律。
これを武器にしていかれるよう、理念だけでなく実効性のあるものにピカピカに磨き上げていかねば。


今年は動物愛護法改正の年です。

ペット屋、繁殖業販売業側、それから動物実験を行う製薬会社は、潤沢な資金をもとにロビー活動を展開し国会議員に日参します。

私たちもスタートしています。が、時間不足に資金不足。日々の犬猫保護活動やシェルターワークにまみれ
手一杯。


ペット屋や薬屋、実験屋たちは、資金に困らない。だから、前回の法改正でもロビイストを送り込み、民間ボランティアの署名や多数の環境省パブコメを踏みにじり、法改正を骨抜きにしてきました。


ペット屋をまとめる親分が、背広を着て、立派な肩書きで、環境省の審議会のメンバーに入り込み、肝心なところで法改正が成り立たないように動くのです。


審議会のメンバーには、現場で保護をする人は入っていません。ペット屋やエラい教授たち。もと救援本部を組織していた動物愛護協会、福祉協会、愛玩動物協会、つまりは膨大に集める寄付は事務局に流れ個々の動物には回らない、啓発をするとしながら目の前の犬猫を確実に救いあげることはしない、シェルターも持たない、環境省の天下り団体のメンバーが、審議会に呼ばれます。

審議会のメンバーを総入れかえし、動物の立場から、法改正をする流れにしないと、結局は骨抜きにされるでしょう。

そのなかで、法改正運動をやることの意味が、分からなくなりました。もっと別なやり方でしか、変えられない。


by 鶴田おかめ


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