なっちゃんのヤマト闘病記 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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【NEW!!】土浦市沢辺に新しく開かれるパルTNR動物福祉病院にて
12月より不定期に「飼い主のいない猫の不妊手術」開始!

1月 10日・31日(いずれも日曜日)
※メス1匹7000円、オス1匹5000円(ワクチン別途)








ヤマトが虹の橋を渡りました。
11月28日でした。

ヤマトの闘病に寄り添い、虹の橋のたもとまで、寄り添い抱き抱えながら、伴走下さいましたシェルターボランティアのなっちゃんご夫妻様に、感謝の言葉がみつかりません。

センターの冷たい檻のなかから、救い出してくださったボランティアさんたち、ありがとうございました。


これは、小さな黒柴犬ヤマトの闘病と、ヤマトを支えた家族の記録です。





ヤマトは2019年8月15日に他の7頭の犬たちと茨城県動物指導センターから引き出しました。

当時は殺処分が頻繁に行われており、すぐに引き出しをしないと次の回にセンターに行ったときは、殺処分されてもう居ない、という状況でした。

殺処分されたのか、譲渡になったのか、センターで死亡したのかも、教えてもらえないのです。



また、これからセンターが殺処分する予定の犬を引き出したいから、教えてほしいと言っても、教えてもらえず秘密にされていました。

そこで私たちは、センターの中で、最も臆病な、最も年をとった、最も譲渡に見込みのなさそうな、危険な犬を選んで引き出しました。

しかし、別の飼いやすい犬たちが次々と殺処分されていきました。しかも私たちには一切、秘密に。




私たちも、めいっぱい、頑張って引き出していました。8.15は8頭。

引き出しに行かれたボランティアさんの助手席の足元に、センターの委託業者アルバイトのおじさんが、この犬も連れて行ってくれ、と放り込んだのがヤマトでした。









が、眼よりも深刻な病気に気づいたのは後になってのことです。




ヤマト













なっちゃん










私とヤマトのお部屋です。
残り少ない時間かもしれませんが、大切な時間噛み締めて過ごします。



11.25

1週間程前から食事をした後に食べた物を嘔吐、または消化された後に胃液を吐くなどが見られて胃薬を処方していただいておりました。

少量ですがペーストにしたドックフードなどを食べてくれておりました。

ここ2.3日は食後の後の吐き気が5.6時間続くなどがあり、点滴に吐き気止めと胃酸を止めるお薬を混ぜていただいておりました。

この吐き気止めも食事を与えると効き目が無くなり嘔吐と胃液を吐き続けるため、一旦食事を中止して吐き止めも中止して様子を見る事になりました。

昨日、点滴のみしていただきましたが、何も食事を与えない状態で今朝より吐き気を催しており口から胃液と泡を流す状態になっているため、只今吐き気止めを点滴に混ぜて処置していただくのを病院で待っているところです。



今が厳しい山なのかもしれません。

ヤマトは空腹になると、まだ食事を口にしてくれおります。
先生もヤマト自身が食べようとしている間は頑張りたいという事なのでは。と話して下さいました。

吐き気が上手く止まってくれればと願っております。

取り急ぎ、本日の状態まで。

医療報告は後ほど、まとめて送らせていただきます。

宜しくお願いします


今日、午前中に病院で点滴と吐き気止めをしていただきましたが、治らずに、午後に再度吐き気止めと点滴をいたしました。

今は少し落ち着いてますが、吐き気を我慢している様子はあります。

吐き気が治らず、ヨダレを出し続けるようですと脱水になり、2.3日持たないかもしれないとの事でした。

明日の朝、再度点滴の予定です。

少しでも辛さが和らぐ事を祈ります。

また、ご報告いたします。









11.26

午前中に病院で点滴治療と腹水を抜いていただきました。
腹水の溜まり方に変化があり、抜き難い状態になってしまっていて、ほとんど抜く事ができませんでした。

また、昨日、午前と午後に吐き気止めの治療をしても朝には薬が切れている事などから、これ以上辛さを軽減させてあげる治療法もなく、辛さを耐えているヤマトの事を考えると安楽死を決断する時期にきているとの事でした。



今も午前の点滴が効かずにヨダレと泡を垂らして鳴いてます。

午後の診察で再度点滴していただき今の吐き気を止まり一時的にでも吐き気が止まるよう処置の予定です。

今後の事でご相談したいので、お電話でお話し出来ればと思います



今のヤマトです。
辛そうで可哀想です






11.27

昨晩、主人と良く話し合い、ヤマトと夜を過ごしながら、これからの事を良く考えました。

とりあえず、1日ずつ午前と午後の点滴治療を続けてみて、ヤマトの状態をみながら、治療をどの段階で打ち切るのかを考えていこうと思います。

状態によっては、痛みや吐き気でヤマト自身が今よりも辛い状態になった時には安楽死も念頭にあります。

主治医の息子さん先生も了解して下さいました。




診察中のヤマトの目は、まだ頑張る気力がある様に見えました。




今日の午前中の診察の時です


旅立つ前です。


ヤマトは11月28日の15:04に虹の橋を渡りました。
最後まで苦しみに耐えて頑張りました。

最後まで一緒に居れて幸せでした。



シェルターに行く前に最後のお散歩をしにお気に入りの公園に寄ってお散歩しました!

いいお顔してますよね〜
生きてるみたいです。













小さなシニアの聞かん坊でした。

ボランティアさんたちが、心ひとつになりました。

ありがとう、ヤマト。今は楽になって、ゆっくり休んでね。


八間堀さんが抱き抱えて、大丈夫です、任せてください、とおっしゃっています。












2020年12月23日、READY FORでクラウドファンディングがいよいよスタートしました❣️
このたび、CAPINで保護した犬猫や、地域の飼い主のいない動物たちのために、動物病院を作ることになりました。

建物だけは何とかおさえましたが、12年にわたり放置されていたため、屋根の雨漏りを直し、壁をはぎ、大がかりなリフォームをしなくては使えません。

その資金を工面するため、クラウドファンディングを行います。

地域の保護犬猫のため、私たちの日々の活動を支えるため、どうかご支援をお願い申し上げます。

また、飼い主のいない動物たちや、殺処分の問題にご関心のあるご友人様に、このクラウドファンディングについて、呼びかけをしてご支援を広げて頂けますと幸いです。

どうかよろしくお願いします。



by鶴田真子美(おかめ)