赤ちゃん猫を保護したら2~基本編 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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今年も、子猫の季節がやってまいりました。

 

離乳前の赤ちゃん猫を緊急保護し、どう育てればよいか不安でいっぱいの方もおられるかもしれません。

ベテランボランティアさんにお願いできれば何よりですが、ミルクボランティアさんは少ない現状…。

誰でも最初は初めてですが、育てながら何とかなっていくことも多いので、是非トライして頂けたらと思います。

 

詳しくは、まずはこちらをご覧ください。

 

基本的な必要な情報は、こちらのサイトに網羅してあると言っても過言ではありませんので、ぜひご一読下さい。

子猫のへや「子猫の育て方・実践編」>>>

週齢ごとのミルク量、体重変化の目安、成長の経過などが紹介されています。

 

保護した時にまだ生後数日で、目も開いていない、へその緒もついている、という状況も多いかと思います。

上記サイト等に記載の内容と重複するところもありますが、今回はポイント別にまとめてみたいと思います。

 

(1)保護時、そして何か異変があれば可能な限り早く動物病院を受診する

下痢、便秘、ミルクを飲まない、元気がない、咳をしているなど気になることは自己判断やネットで調べているよりも、可能であればすぐに受診しましょう。

子猫は体力がなく一刻を争う場合があります。

(へその緒は無理に取らず、いずれ自然に取れるのを待ちます)

 

(2)育児記録ノート、体重を測るスケールを用意しましょう

毎日大体同じ位の時刻に体重を測り、授乳時間・飲んだ量、排便(あれば便の状態)、排尿した時間など記録します。

毎日の体重の増え具合、ミルクの飲み具合、体調管理に必須です。

受診時にはこのノートを持参すると獣医師も状況を把握しやすいです。

体重測定は、おとなしく入れ物に入っていてくれる限りはキッチンスケールで大丈夫です。

入れ物はキッチンボウル、かごなど子猫がしっかり入っていられて、ある程度高さのあるものなら何でも良いと思います。

 

(3)保護したら、すぐに暖かくしてあげましょう

体温調節が自力で出来るようになる生後2週過ぎ頃までは、じんわり保温を継続

カイロや湯たんぽなど直接は熱すぎるので必ずタオルや毛布にくるみ、人肌(お母さん猫)程度のぬくもりを維持します。

(「レンジでゆたぽん」もお勧めです)

暑かったら自分で移動できるスペースを確保します。

キャリーケースも赤ちゃんベッドの代用になります。気温管理のためにもフタがあるので便利です。

フカフカの毛布を入れてあげましょう。眠る時は自分で毛布の中にもぐり込みます。

保温と共に、安心感にもつながるようです。

ミルクを飲んで排泄したら、赤ちゃんのうちはすぐに寝かせてあげましょう。


(4)生後2ヶ月位で猫エイズ・白血病のウイルス検査が出来るようになるまでは、先住猫との接触は避けましょう

 

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→排泄編へ

 

(byドラメイ)