睡眠薬入り毒団子では、楽に死ねるわけではない | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ


行政への問題提起

「殺処分ゼロ」を目指す茨城県。返還率は1割未満。茨城県動物指導センターに収容された犬猫譲渡の、ほぼ100%がボランティアの引き出しによる。茨城県にとって、ボランティアとは?


意見のあて先
茨城県総務部報道・広聴課 広聴・相談担当
電話 029-301-2133 FAX 029-301-2169

県民の声「私の提案」は、県民の皆さんからのご意見やご提案を県政に生かすための制度です。
https://kouchou.pref.ibaraki.jp/kotyo/hp_iken_toroku.php
・・・・・・・・・・・・



センターに存在する犬の記録を取っています。

汚い字で、書き殴っています。

職員さんの時間がないから。

急かされつつ、記録を残します。

ここに、確実に存在する、命。


知らぬ間に殺処分されぬように。


知らぬ間に殺処分されぬように。


生きた証でもあります。


1号室には、カードがない犬がいました。

臆病で、逃げ惑う犬でした。

ビニールだけはありましたが、中にカードが入っていませんでした。

犬は居て、カードがない。

存在しないことにされ、ひっそりと処分されていく犬。

今だって、やっているかもしれない。


4年前の野犬駆除では、明らかに、飼い主がいないことが明らかな犬は、公示すらされなかったのです。

県職員に確認しましたから、本当です。




しかし、誰が決めるのだろうか、飼い主のあるなしを。


ここは、密室。

県民にも開かれない。


真実はわからない。

隠される。

こんなに殺してきたのに。

たくさん処分しないからいいのか。

少しなら、仕方ないのか。

1頭でも処分したら、犯罪だ、という視点が
抜け落ちている。

かけがえのない、命。



しかし、雑居房では、個体識別も容易に間違える。

大量生産。大量消費。
ゴミ扱いだから。










睡眠薬を混ぜた毒団子を食べて、楽に死ねる、とはきれいごとに過ぎません。



犬は、もがいて死ぬのです。
立ったり、座ったり、
また立ったり、座ったり、を繰り返して。
苦しみながら、もがきながら、死ぬのです。

ほかの犬たちの前で。

とても、見ていられないそうです。

県職員は自分でなさらないから、現場の労働者がやらされているのです。

夕方3時から4時のあいだに、センター長とふたりの課長が処分する犬を選びます。
選ばれた犬を引っ張っていくのも、毒もりも、焼却も、現場のおじさんが行います。


こんな殺され方をしているのを、知らないできました。

相当に苦しむのを、知らないできました。



今度生まれてくるときは、
原発と殺処分機のない時代。

by 鶴田おかめ 

 
 
$CAPIN(キャピン) 活動報告
 $CAPIN(キャピン) 活動報告
   


かけがえのない1頭の命・未来を1人のレスキューペアレントが救