相談事例から:誰からも可愛がってもらえなかった犬 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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一人暮らしのお婆さんがお飼いになっている犬が

お婆さんを咬んだ。

現在はリードをつけたまま6畳ほどの広さのフェンスハウスに

入っている。

咬まれるのが怖いのでもう散歩できない。

-との相談が、遠く離れて住んでおられる娘さんからありました。

 

ドッグトレーナーでもない私が行ってどうなるものでもないんですけど

とりあえず行きました。

 

犬の名前はポン太。

 

 

お婆さんは、犬と楽しく生活したいからという動機ではなく

番犬として飼い始めたらしい。

 

可愛い犬だ。

子犬の時はさぞかし可愛がってもらっただろうと思い、

お子さんやお孫さんがポン太を可愛がったのでは?

と聞くと、予想に反してそんなことは無かったらしい。

 

とにかく散歩できるかどうかやってみようと思い

近くに置いてあった棒でリードを引寄せようとしたら

 

「その棒は、犬が言うことを聞かない時に、母親が犬をたたく棒です。

 その棒を見せると犬が興奮するのでやめた方がいいです」

 

と言われてしまった。

 

 

なんと、棒でポン太をたたいていたのか。

たたいたりせずに、小さいころから可愛がってやれば、

こんなことにならなかったろうに。

 

犬は、(人間を含む生き物すべてそうですが)

生まれ落ちる場所を選べないからね。

 

せめて、残りの犬生をなんとか幸せにしてやりたい。

 

M