行政職員に熱意が感じられない 常総ワーキンググループ会議 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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つくばの動物愛護ボランティア・キャピンの呼びかけで常総ワーキンググループ会議に出席しました。

常総市役所職員の方が4名、茨城県県庁生活衛生課から1名、動物指導センターから1名、市議会議員1名、当日出席のボランティア13名が約1時間半、意見交換をしました。
最初にキャピンの鶴田さんから質問、要望が出ました、が、行政側からの返事に熱意が感じられませんでした。常総市は動物愛護行政で殺処分ゼロをめざしその成果を挙げている、その成果は動物ボランティアあってのことのはずです。行政側に熱意がないことに驚きました。



参加者から、茨城県は「愛護動物殺処分ゼロの条例」を作ったが最初の一歩は「不妊去勢手術、獣医師会の姿勢のあり方、ブリーダー、ペットショップの廃止」との話が出ましたが、なにより、行政側に熱意がないことでは話にならない、そんな感想を持ちました。




会が終わって、このあと、常総市の捨犬収容シェルターを見たくて、ボランティアさんに案内してもらいました。行ってみて驚きました。現場は産廃処理場に隣接して、山済みの産業廃棄物があちこちに見え、煙を吐き出す煙突があり、見るからに毒物を吐き出し毒物に覆われている環境でした。その一角にビニールシートで天井・壁を覆ったシェルターがありました。一言でいえば劣悪、そこに犬が繋がれていました。そしてその場所は水道管がなく飲み水は外部から運んでこなくては犬に水を飲ますことができない、最悪そのものでした。
この犬たちは、常総市で捕獲したノラの犬だといいます。殺処分するところをキャピンの鶴田さんたちがお願いにお願いをして、この場所で保護をはじめたということです。


そもそもは、常総市のボランティアさんから野良犬に毒餌を撒かれて何匹も死んだといわれて、鶴田さんは常総市の野良犬に係わったと聞いています。そして、一昨年の大雨のとき常総市の河川堤防決壊で鶴田さんが現場に駆けつけ、取り残された犬を助けたということでした。

それにしても、なぜこんな環境の悪いところにシェルターを作ったのでしょうか?動物愛護施設と産廃処理場は一緒にすることはできないはずです。これが常識のはず、何故常総市は何故ここを選んだのか?
常総から東京に帰る電車の中で今日一日のことを考え続けていました。

                    
CAPIN 会員   
猫と友達、地域猫 
川井登志子