ボブマーリー:ONE LOVE | 「自分の事は棚に上げて」

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映画の感想続き。

「あぶ刑事」の次に観に行ったのは

『ボブマーリー:ONE LOVE 』

でした。


ボブ・マーリーについては、アルバムを一枚持ってはいるが、そんなに詳しくはない。

レゲエの先駆者という事、葬式は国葬だったということ位しか知らない。


映画の方は、本編が始まる前にボブの息子がスクリーンに登場し、

・真の父の姿を伝える為に、自分は毎日撮影に立ち会いました。

・おかげで、偉大な父の映画が出来上がりました。

・なので皆さん、お楽しみください!

との挨拶映像が流れた。


あらまぁ〜、そうなの。(笑)


で、ストーリーは、よくある生前の彼の一生を追いかけていくような映画ではなく、

1976年、ジャマイカ独立後の混乱期、

二つの政党が安定せずに国内紛争、

それに巻き込まれたボブマーリーの暗殺未遂事件から物語は始まっていく。 

その2日後に怪我を押して「スマイル・ジャマイカコンサート」のステージに立った後、 

彼は結局ロンドンへと逃れ、そこで最高の名盤「エクソダス」が誕生する。 

その後、ヨーロッパツアーを敢行していくという流れ。 


で、改めて聴くに、やっぱり素晴らしい曲の数々なのだね。

20世紀最高のアルバムと謳われるのも頷ける。こうなるとすぐにでもアルバム「エクソダス」を注文して買ってしまいそうなのがいつもの自分なのだけど、、


いや、その前にちょっと聴いてみようか。

そう。こんな時に便利なのが、Spotify~


帰りの車中で「エクソダス」を再生しながら帰ったのだけど、 

あら? 

さっき、映画館で聞いた時程には感動がない。なぜなのか?

次から次へとレゲエが流れるのをただただ追う様に聴いていく。


なるほど。そうか。

やはり映画館ならではの効果なのだ。

物語で当時の状況を知り、そして出来上がった曲を訳詞(字幕が出る)を読みながら聴く。

感情移入もしているし、凄く共感するわけなのだ。

しかも、音も車中で聞くより重低音だし凄く心地よい。

車中では、どの歌がどんな内容だったのかもさっぱりわからず(笑)

しかも運転しながらというのもまた、全集中しているわけではないのだね 


昔、歌詞カードとにらめっこしながらステレオの前で一生懸命聴いていた、多感だった少年時代だったら、もうちょっとは違ったかもしれないが。


そして、ふと気が付く。

自分がライブをやる時もそう。

同じことが言えるのではないか?

ライブってやつは、自分にとってはやっぱり「非日常」と思いたい。

普段、家で弾いている時と、さほど変わらない音量ではあまり意味がない。

それなりにデカい音で、且つ、心地よい音で、聴く人の耳に届けたい。 

よく、小さい音を好む人や本当のアンプラグドをありがたがる人も偶にいるけど、

自分はその辺の考え方とは真逆なのだ。

耳をも塞ぎたくなるような聴くに堪えない爆音は問題外だが、

「 非日常」ならではの、ある程度の大音量、そして音質の良さ、 

やっぱりライブではその辺りは求めてしまう


そんな私、なのでした。