年賀状を去年辺りから極力止める方向にしております。
出来れば完全廃止が目標です。
現在は年賀状以外でしか、やりとりの出来ない遠方の親戚や友人のみ、届いたら返すという位。
そもそも年賀状には
年始の挨拶に行けない相手に、新年のお祝いや日頃の感謝の気持ちを伝える、
という意味が込められています。
―がー
今の時代は色々な形で挨拶が出来るわけで、
特にSNSなどで繋がっている方々は、
「大晦日には今年もお世話になりました」と皆さん、マメに投稿し、それにコメントで皆が反応し、
更に、年明けと共に
「新年おめでとうございます、今年もよろしく」等、ソッコーで挨拶し、またそれぞれに皆がコメントで反応し返し(笑)
それはそれで、なかなか面倒なのでありますが(笑)
そんな方の中で更に、年賀状までも毎年欠かさずお送りくださる方もいらっしゃるのですが、
申し訳ないが、僕はもうさすがにそれはやめてもいいのではないか、と思うのです。
賛否両論あるかもしれない。
年賀状には年賀状の良さと云うのもあるでしょう。
しかし自分は用意、作成、発送、返信、(住所変更等の)管理、毎年の保管、それら諸々も考えると、
その辺りは今後もっとシンプルにしていきたいと思っているのです。
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まだネットも何もなかった時代。
子供の頃は年賀状はひとつの楽しみではありました。
こちらも凝ったものを頑張って作ってみたり、また好きな子からの年賀状が届いたりすると、それは凄く嬉しかった。
一人一人に全て違う年賀状を送る。
あの縦長の小さな四角い中に、ひとつの世界があったわけです。
そのうち、プリントゴッコなる商品が発売され、家庭用簡易孔版印刷器なるものが普及しました。
(なんと1977年(昭和52年)から割と近年の2008年(平成20年)まで販売されていたそう。)
これが大当たりで、家で印刷屋さんの様に同じレイアウトの年賀状が何枚も印刷できるようになりました。
我が家では妹がこれを使っていましたね。
そして、その後、
手持ちの写真を使って年賀状や暑中見舞いが作れるフジカラーポストカードなるものが始まりました。
皆さんから届く年賀状は、家族(特に小さいお子様)の写真がどんどん多くなってきました。
遠方の親戚、おじいちゃんやおばあちゃん達は、孫の成長を観る事が出来て嬉しい事でしょう。
しかし、それ以外の人達にとって、子供の年賀状を貰う事は、どうなのか?
僕個人としては、そんなに感動したりはしませんでした。
皆に同じ年賀状。個性もないし、感動もない。子供は嫌いではないが、写真で欲しいとは思わない。
なので、自分にも家族が出来た時にも、子供の写真は親戚関係以外は極力送らず、、
友人、同僚らには、別の年賀状を作っていました。差出人も夫婦連名ではなく、自分のみとしていました。
そんな風に二通りの年賀状を使い分けていたのです。
それもある程度からはなくなり、、、
時代はどんどん変わり、、
インターネットが始まり、
Eメールでのやりとりが始まり、
SNSのサービスが始まり、
LINE等のチャット型アプリが始まり
今や気軽に挨拶できる時代になってしまった。
恐らく、それらのサービスを、今は電話よりも使っているのではないでしょうか。
新年のあいさつもそれで済ませられる。
味気ないといえば、確かにそうかもしれない。
しかし、年賀状の在り方も薄れてしまったし、ここらでワタクシは年賀状じまいにしたいと。
いや、それのみならず、人間関係ももっとシンプルにしていきたいと考えております。
ですので、これを持って、
年賀欠礼の挨拶に返させて頂きたと思っております。
はい。