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カパール牧場 ~ブログ魂

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Don't Think. Feel!

木古内での乗り継ぎには時間が開いた。

朝食を取ってから何も口にしてなかったので、
キオスクで買い求めたあんパンをかじりながら列車を待つことにした。

地元の人らしき人が、新幹線ができたら
(町が)いっそうさびれてしまうと、隣の人に嘆いていた。

そうかもしれない。開業でにぎわうのは一瞬で、
後は通り過ぎるだけになってしまうことが多い。

もう新幹線は要らないんじゃないか?旅してるとその思いが強くなってしまう。

今日の最終ランナー、函館行きの特急が来た。

ここからは函館湾沿いの旅になる。

意外と穏やかな表情に感じられる景色だ。

もっとも、主観なのでそれは正しいかわからない。

青森より北に位置するのに、なぜか景色が優しく感じるのだ。

北海道らしさを求めるも、相変わらず感じさせられない。

逆に言うと、北海道の人がここに来ると本州の匂いを感じるのかもしれない。
そんな感じさえしてしまう。

本州と北海道とをつなぐ大動脈なのに単線である。

そのせいか、列車に遅れが出るようになった。

夕方の列車なので出張風の乗客が多い。

早く函館に着いて欲しい。そんな空気が漂っている。

車内の雰囲気を察したのか、後ろの席にいる小さな子がぐずりだした。

お母さんが海が見えるよ。もうすぐ着くよと懸命にあやす。

だが、子供はお気に召さないのかいっこうに落ち着こうとしない。

苛立つ子どもと焦るお母さん。両方の気持ちがわかる気がする。

そんな疲れた空気が漂う車内だった。

木古内まで折り返すので同じ景色を再び眺めることになる。

それでも生物分布境界線を確認したいので、注意深く観察することにした。

近くの山に見慣れた気がたくさん植えられている。

ひょっとしてスギか?不思議な気分にさせられる。

北海道には杉が植えられてないため、
杉花粉の人が春先に渡道すると症状が治まると聞いたことがあるからである。

山の中に入るので、木を間近に観察できるようになる。

やっぱり杉だ。葉っぱや質感がどう見ても杉なのである。

帰ってから調べると、この辺りに杉が植林されてるとのこと。

明治期から植えられていて、道南杉と呼ばれるブランド材なのだそうだ。

杉は現在でこそ厄介者扱いされてるが、成長が速く、日本の気候によく合うため、
重宝されてきた木材である。

この辺り一帯は気候では本州と同じなため、
開発のために入植者たちが植えたのだろう。

違いを確認しようとしてるのに、共通点ばかりを目にした。

そんな不思議な気持ちを抱きながら木古内へと戻ることになった。
江差線は函館から木古内を経て江差に至る線である。

函館と木古内の間は津軽海峡線の一部なので電化され、
特急や貨物列車が頻繁に走っている。

木古内から江差はローカル線の風情が漂う。

利用者が少ないことから、木古内江差間は来年の4月に廃止されることになった。

田んぼの間を少しだけ走り、ほどなくして山の中に分け入ることになる。

津軽海峡にはブラキストンラインと呼ばれる生物分布境界線がある。

ここを境に動植物がガラッと変わるのである。

それを確かめるため、車窓に目を凝らしてみることにした。

ナンテンのような小さな赤い実をつけた植物が現れるようになった。

それ以外は青森側と変化が無いように感じられる。

道南地方は山や田んぼが多いので、本州側と景色が似ている。

北海道らしい雄大な風景は道北や道東まで行かないと目にすることができないのだ。

青森から少しずつ変化してることもあって、北海道にいることがあまり感じられない。

一両だけの車内は乗ることが目的の客ばかりである。

STVの番組制作のスタッフがカメラを回している。

内容を聞いてると、廃止決定によるお名残り乗車の意味も含まれているようだ。

時々駅に停まるが、周囲に人家がほとんど見られない。

あっても廃屋が多い。今まで路線が残ったのが不思議なほど寂れている。

函館と木古内の区間が江差線に属してること、
並走する道道(北海道の県道)が整備されてなかったからである。

中間の湯乃岱駅を過ぎると少しずつ開けて来、海も見え始める。

人家も増えだし、街の雰囲気が強くなって江差に到着する。

折り返しまでの時間が少ないことから、
記念に切符を買い求めただけですぐに車内へと戻った。

トンネルで津軽海峡を越える。

蟹田からはトンネルが続くので、車内の電光掲示に注目しないといつ入ったのかわからなくなる。

いよいよ突入だ。もっとも他のトンネルと外観は変わらないので、延々と暗闇が続く。

しばらく走ると車内で人が動き始めた。竜飛海底駅への見学者たちだ。

2号車のドアのみが開くので、移動しないといけないのだ。

行きたかった海底駅だが、時間の都合でカットせざるを得なかった。

新幹線工事のため、今年の11月で営業休止が決まっている。

一度も訪れることができなかったのが残念だ。

竜飛海底を発車し、また闇の中をひた走る。

電光掲示が位置と深度を記している。

平気な顔をして走ってるが、急流渦巻く津軽海峡のはるか下にいる。

良く良く考えると狂気の世界だ。冒険してると言えるだろう。

退屈する間もなく地上へ戻り、北海道側の木古内に着く。

ここで降り、江差線に乗り換える。

折り返しの列車まで時間があるので、三厩駅でゴマちゃんたちを撮りました。


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列車の窓が開くのが良かったです(・ω・)/

光の入り方が自然になりますし、何よりもセッティングが楽になるからです。

右側の茂みからも撮影したかったのですけど、
ハチがブンブン飛んでたのであきらめました。

カパールおじちゃんは過去2回もハチに刺されたことがあるので、
怖気づいちゃったんですよヽ(;´Д`)ノ
くまモンを見送った後、列車の旅が再び始まった。

津軽線でさらに北を目指す。

21年ぶり2回目と甲子園の出場校のような訪問になる。

前回は8月の終わりに来た。

風邪が治りきってない中の旅で、曇り空の下の陸奥湾は吠えていた。

とんでもない所まで来てしまった。怯えながら海を眺めていたことを思い出した。

家が豪雪地帯の形になっている。北海道のと同じだ。

昨日は同じ青森でも太平洋側を通ってきた。

寒冷地仕様ではあるものの、積雪地向けの作りではなかった。

同じ県内でも気候が違うことを感じさせてくれる。

今日は晴れている。前回よりも青森の海は穏やかな顔をしている。

海にぐっと近づき、乗務員が交代する蟹田に着く。

津軽海峡でJRの境界が変わるためだ。

あまり来られないところなので途中下車する。

蟹が付くので、カニと関係してるのかなと思わせられたが、
町並みからは感じられなかった。

浜の方へと足を向けてみる。近づいてみると白波が立っていた。

湾ではあるけど、津軽海峡が近いので潮の流れが速いのかもしれない。

駅へ戻り、三厩行きのディーゼルカーに乗り込む。

一両だけなのがわびしい。北の地を目指すわびしさが迫って来る。

津軽海峡線を右に見送り、満開のソバ畑が目に入って来ると山の気配が強くなってきた。

エンジンをうならせながら峠越えに挑む。

サケやマスが上って来そうな小川を見やり、巨大なフキと並走し、
トンネルに入り、ようやく下って平らな所に出ると津軽二股である。

さっき別れたはずの津軽海峡線がまた現れる。

あちらにも駅があるのだが、津軽今別と別の駅名である。

津軽今別は青森にありながらJR北海道に所属するので、
あえて異なる名前にされてるのだ。

新幹線建設工事が行われている。

海峡トンネルが不通になったときに停泊できるよう、
拡張工事も同時に進行している。

とことこと下り、再び海が見えてくると三厩に着いた。

町はずれに駅がある。龍飛崎行きのバスが目の前に停まっている。

乗客のほとんどはそれに乗り込み、駅はあっという間に静かになった。
くまモンと一緒にいるのは、モーリーという名の青い森鉄道のゆるキャラです。

青い森鉄道キャラクター☆モーリーのつぶやきブログ


ねぶたの顔出し板で早くも観客の心をつかんだくまモン。

モーリーと一緒に改札内へと移動します。

モーリーは職員専用通路を通ったのに対し、くまモンは



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駅長さんに付き添われ、エスカレーターで移動してました。



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青い森鉄道の車内に入り、腰掛ける2人。

このまま乗っていくのかと思いきや。



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また外に出て、駅長さんと一緒に出発の合図を行っていました。



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人気者なだけに、取材をあちこちで受けてました。



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記念に撮りました。

旅のいい思い出になりましたよ(^-^)/
明くる朝、予定よりも早くに青森駅に向かうことにしました。

青森市内の郵便局めぐりするか、フェリーに乗って青函連絡船の気分を味わうか、
未訪問の津軽線や大湊線へ行くか、大好きな棟方志功の記念館を訪れるか。
いろいろなプランを練りながら歩いていました。

駅前にはスーツ姿のお偉いさんとマスコミの姿が多く見られました。

不思議に感じてると、ネクタイを締めた人たちの一人が、青い森鉄道活性化策のため、
人気のくまモンに来青(青森にやってくること)をお願いしたところ了承してくれ、
ねぶたに合わせて今日訪れてくれることになりました。と説明しているではありませんかヽ(*'0'*)ツ

これまたびっくりな展開になり、すべての予定をキャンセルし、
熊本からの珍客と触れ合うことにしました。






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つづくよ
カラスハネトには若者が多い。他の市町村から来てるとのことだ。

原則的に参加が認められてないこと、若者特有の自己主張が異質な行動になっている。

彼らの要望を聞き入れ、折り合いを付けられたら祭りに活気が加えられる。

難しいことである。だが、活路はある。

県や市町村職員、警察の職員の中に昔やんちゃをしていて、
今は改心してまっとうに生きている人が少なからずいると思われる。

高卒からの人だと、歳が近いこともあってカラスハネトの動向に詳しいはずだ。

中学でのつながりでねぶたに参加してるのがほとんどだろう。

地縁、血縁の強い土地なので、若い職員に事前に調査させたら情報把握が可能だろう。


目の前で繰り広げられている祭りをよそに、いろいろな思いが頭をよぎった。

考えさせられることが多い夜になった。



ねぶたの経済効果は大きい。

上野から臨時列車が組まれるほどだし、全国各地から観光客がやって来る。

祭りをコントロールする方向へ向かうのは仕方の無いことだ。

これはねぶたに限ったことではない。

有名になったり規模が大きくなったことで、イベントが変質化することはよくある。

安心してねぶたが見られるようになり、喜んでる人は多い。

通りすがりのものが言うことではないのだ。

それは理解しているつもりではあるが、
カラスハネトをうまく取り込めなかったことが残念だ。