適切な合意形成に関する手引き(2)
さて、インフォームドコンセントの手引きという小冊子を読んだら、とてもわかりやすく何回かに分けて紹介しようと思います。(全14回)
以下内容
【患者】
患者が医療者に対し、自分の事について説明する時の留意点
・最終的には、専門家である医療者に判断を任せるのも合意のあり方の1つです。ただ、「先生にお任せします」と言う時には、専門家の提案に自分が本当に賛同しているかどうかについて自問してみましょう。病気や医療に対する自分の理解が十分でないと感じている状況や、専門家に対する信頼がおけないような状況で、「難しくてよくわからないので任せる」と考えている場合は、もう一度相談を求めた方が良いかもしれません。
・最終的には、専門家である医療者に判断を任せるのも合意のあり方の1つです。ただ、「先生にお任せします」と言う時には、専門家の提案に自分が本当に賛同しているかどうかについて自問してみましょう。病気や医療に対する自分の理解が十分でないと感じている状況や、専門家に対する信頼がおけないような状況で、「難しくてよくわからないので任せる」と考えている場合は、もう一度相談を求めた方が良いかもしれません。
・自分が混乱していると考えた場合には、緊急時を除き判断を保留しましょう。
・手術等の重要な決定はきちんと理解して自分の中で腑に落ちてから同意することが必要です。説明を受けた後すぐに同意するのではなく、意思決定までの時間をもらうようにしましょう。
・我が国においては制度的に不可能なことをあなたが業者に求めることもあるかもしれません。そのような場合に、医療者があなたの提案を受け入れられないことについては理解が必要でしょう。
合意形成をこの上で、以下の点について配慮しましょう。
【医療者】
患者が「先生にお任せします」と言う場合、どうしていいかわからないから、また「信頼しているからこそ任せる」と言っている可能性があります。患者の言葉を頭ごなしに否定せず、まず信頼に対する感謝を伝えましょう。
・患者は「自分で決めなさい」と言われると、突き放され自己責任を押し付けられたかと誤解するかもしれません。医療スタッフが協力して患者を支えること、そして医療スタッフも含め、関係者皆でともに考えることを姿勢としましょう。
・説明から意思決定までの間に時間を設けましょう。
・手術などの医療行為については、できる限り入院前に意思決定をすることができるような手順を踏みましょう。
・患者や家族が混乱している場合には、緊急時を除き判断を保留しましょう。
・患者と家族の意見が分かれた際には、患者自身の利益に対して関係者の見方が一致してるかについて立ち戻り、関係者の調整役となるようにしましょう。
・合意が患者の価値観に合致してるかについて患者に確認しましょう。必要あれば、医療者の価値観を示すことも対話と理解に役立ちます。ただし、その際には、個人の考えであることを念押しして、一般化したり押し付けたりしないように注意します。
・医療として実行できない医療判断(積極的安楽死など)を希望された場合には、その感情に共感するとともに、できないことにについてははっきりと伝えましょう。
・関係当事者間で意見がまとまらない場合、必要に応じて倫理委員会などの第三者機関にも関与してもらうことを提案しましょう。
合意についてですが、私のイメージですが、ご年配の方や、若くても都心から離れるほど、医師任せな方が多くなる傾向がある感じがします。
医師に対して信頼が深いことは悪いことではありませんが、対話により、お互いのコミュニケーションが深まり、良い方法になるので、いろいろ質問することをおすすめします。
