適切な合意形成に関する手引き(1)
さて、インフォームドコンセントの手引きという小冊子を読んだら、とてもわかりやすく何回かに分けて紹介しようと思います。(全14回)
以下内容
【患者】
患者が医療者に対し、自分のことについて説明するときの留意点
●医療者との信頼関係を作るためにも、信頼しながら一緒に乗り越えると言う意思表示をしましょう。
・医療が目指す目標について何度も話し合いましょう。(P.18「医療の目的・目標について」参照)
・医療が目指す目標について何度も話し合いましょう。(P.18「医療の目的・目標について」参照)
・1度の面談で最終決定する必要はありません。何度も迷うことが大事です。
・いったん同意したことでも気が変わったりすることもあります。あなたは、自分が受ける医療の方針についていつでも考え直すことができます。医療者は一旦決めたことを覆してはいけないと考えてはいないので、決定前にまだ迷ってることについては、同意した後でもはっきり伝えましょう。ただし、あまりにことが進んでしまうと決定を覆すことが困難になる場合もあります。ですから、迷っていることや心配していることなどについて、そのつど医療者と話し合うようにしましょう。
・いったん同意したことでも気が変わったりすることもあります。あなたは、自分が受ける医療の方針についていつでも考え直すことができます。医療者は一旦決めたことを覆してはいけないと考えてはいないので、決定前にまだ迷ってることについては、同意した後でもはっきり伝えましょう。ただし、あまりにことが進んでしまうと決定を覆すことが困難になる場合もあります。ですから、迷っていることや心配していることなどについて、そのつど医療者と話し合うようにしましょう。
・患者と家族、患者と医療者等の間で話がまとまっていないときは、もう一度医療の目標に立ち戻って、何を目指すかについて関係者を交えて相談しましょう。
・話が合意に至ったり、診療方針が決まったときには、その内容をもう一度関係者と確認しあいましょう。
・質問や心配ごとについて話す際は、医療者からの説明が一区切りついたところで話始めましょう。「私が心配に思っていることをお話ししたいのですが」などの合図を入れ、相手に自分のことについて聞く体制をとってもらいましょう。
・治療拒否したからといって、医療者との関係が途切れるわけではありません。治療を受けないと言う決定をした後も、今後どのような見通しなのか、医療者がどのように声をしてくれるかについて相談しましょう。
医療者は、医療者の立場から推奨される提案を行う一方で、患者の事情や事故について十分に配慮し、尊重する必要があります。自分が受ける医療に対して最終的に意思決定を行う主体は患者自身ですが、その意思決定を専門職として積極的に支援する態度が必要です。
・質問や心配ごとについて話す際は、医療者からの説明が一区切りついたところで話始めましょう。「私が心配に思っていることをお話ししたいのですが」などの合図を入れ、相手に自分のことについて聞く体制をとってもらいましょう。
・治療拒否したからといって、医療者との関係が途切れるわけではありません。治療を受けないと言う決定をした後も、今後どのような見通しなのか、医療者がどのように声をしてくれるかについて相談しましょう。
医療者は、医療者の立場から推奨される提案を行う一方で、患者の事情や事故について十分に配慮し、尊重する必要があります。自分が受ける医療に対して最終的に意思決定を行う主体は患者自身ですが、その意思決定を専門職として積極的に支援する態度が必要です。
【医療者】
患者自身についての説明を聞くときの留意点
●合意形成には、以下の手順を踏むようにしましょう。
・医療が目指す目標について話し合いましょう。(P.19「医療の目的・目標について」参照)
●合意形成には、以下の手順を踏むようにしましょう。
・医療が目指す目標について話し合いましょう。(P.19「医療の目的・目標について」参照)
・患者の苦痛の昔量や尊厳を持った生活を支援することも医療の重要な目的の1つであることについて伝えましょう。
・本人以外に意思決定を依頼したい、また一緒に考えてもらいたい人がいるのかを再度確認しましょう。
・合意をする期限(診療開始しなければならない期限)について前もって伝えましょう。
・合意するまでに時間をとり、再度話す時間を取りましょう。
一度決定した方針を拒否できることや、考え直すことができることについて伝えましょう。
・医療者の推奨を拒否したり、別の案を選んだりしたとしても、患者が不利な立場に置かれる事はない事、医療者は変わらない支援を行うことを伝えましょう。
・関係者(担当医療チーム、患者、家族等)の間で、医療が目指す目標について一致した考え方をしているかについて何度も確認しあいましょう。
・診療開始後にも変更可能なことと不可能なことについて伝えましょう。
・合意内容を一緒に確認しましょう。可能であれば患者に言葉にしてもらいましょう。
・診療開始後にも変更可能なことと不可能なことについて伝えましょう。
・合意内容を一緒に確認しましょう。可能であれば患者に言葉にしてもらいましょう。
・手術などの重大な意思決定を行う上では、セカンドオピニオンの提案をしましょう。
・合意がなされた後に出てくる質問や不安感などについて積極的に時間を設け、継続的な対応するようにしましょう。
私は患者家族として、付き添いで病院に行くと、医療者から、このようにすぐに決めなくてもよいことは安心感がうまれますね。