出口のない迷路

遠く聞こえる残響

不安の糸が織りなす幻想


耳をふさぐ

目を閉じる

全てを拒絶しても 私を浸食する 声


冷たい雨が叩く火照った身体

優しく 残酷に 熱が奪われていく


何も聴きたくない ただあなたの声以外は

小さくつぶやくだけでいい 私の名前を呼んで

あなたの声が 私を浸食していく

理性という皇帝が支配する私の心。

理性は恐怖政治を行う独裁者。

感情という国民の叫びを無慈悲に無視する。


抑圧された国民は、いつまで耐えることができるのだろうか。

彼らが皇帝をその座から引きずりおろす、そんな日がいつか来るだろうか。

町へ出よう。


自意識過剰が最大の原因だとわかってるけど、最近ずっとしんどくて。

ちょっと逃亡したい気分だった。

ちょうどいい用事があるので、四日ほど逃亡計画発動。


かなわないなあ。

あの人の発する言葉は、どうしてこんなに重いんだろう。

巧く自分で把握できなかった私の感情と情況を、的確に言い当ててしまう。

おかげでずいぶんすっきりした。

結局、「内にこもりすぎてるから、些細なことが肥大する」。

「人間は問題のないところに問題を作ってしまう」生き物なのだと。

納得した。


だから、町へ出よう。