ニュースでアナウンサーの方が言うのを聞いていると、「きき」のところにやけに力が入っていてすごく言いづらそうです。
プロなのになんで?と思い、自分でも試しに「口利き」と言ってみたら、やはり「きき」のところで舌が上顎に貼り付いて、永久に取れなくなるかと思いました。
なるほど、こうなるのか。
早口で10回さらっと言える人がいたら、すごい。

地下鉄から在来線への乗り換えで、心臓破りの階段を目指して走っていたとき、追い抜いた高校生(と思われる)集団が

「あ、かわいー!」

「ほんとだ、かわいー!」

「お、かわいーな。」

「ね、かわいーよね。」

「うん、かわいーね。」

「ほんとにかわいー!」

と、皆さん口々に「かわいー」を連発するので、何がそんなに?と、とても気になりました。

しかし、乗り継ぎ時間はぎりぎりで、心臓破りの階段はゆとりを持って登りたいしということで、階段に辿り着くまでにできるだけ走って時間をかせいでおきたかったので、後ろ髪を引かれつつも振り返らずに走り続けました。


努力の甲斐あって無事に電車に間に合ったものの、落ち着いたら今度は、何がそんなに可愛かったのだろうと、気になってしかたありません。

あまりよく見ていませんでしたが、追い越したのは多分高校生だったと思います。

そして、聞こえてきた声からは、男女両方が混在するグループだったと思います。

彼らがあれほど「かわいー」を連発するほど可愛いものって、どれほど可愛いのだろう?

しかも、あの年代が男女共に可愛いと思うものって何だろう?


も〜気になって気になってorz

電車1本逃すと帰宅時間が30分遅くなるというあの状況で、私は時間を選びましたが、ちょっと後悔しています。



通勤途上でパチリ。
こんなことやってる場合じゃないのにと思いながら。

その後いつも以上に走って電車には間に合いました。

そういえば、走っても汗が吹き出して来ない季節になりました。


先日の台風では、我が家は停電を免れましたが、付近は広い範囲で停電が長引き、危ない思いや不便な思いをした人がたくさんいたことと思います。

ドライヤーが使えずくせっ毛を伸ばせなかった人がいたそうで、娘に言わせるとそれは「死活問題」なのだそうです。
若いお嬢さんが鏡の前で冷たいドライヤーを片手に、チリチリに爆発した寝ぐせ頭をどうにもできず途方に暮れる姿を想像したら、ごめんなさい、笑っちゃいました。
本当にごめんなさい。たしかに死活問題ですよね。だって女子だもん。



近くの物置が一個倒れていました。

我が家は大丈夫でしたが、停電しているお宅もあります。

国道の信号がついていない所もあると聞くと怖くなります。
事故の無いようにと願うばかりです。


先日なおしていただいたばかりの後輪のタイヤがまたパンクしまして、タイヤもチューブもだいぶ古くなっていますから、これを機に自転車を買い換えます。

と言おうと思ったら、またパンクしまして…まで言いかけたところで自転車屋のおじさんが「じゃあタイヤもチューブも交換だね。タイヤは3,500円と4,700円と6,200円のがあるけど、どれにします?」

あら?先日のパンク修理のときは、「自転車もだいぶ古くなってるから、次にパンクしたらもう自転車ごと換えたほうがいいね。」と言っていたのに。
だから私は今回のパンクで、とうとうこの時が来たかと腹をくくり、パンクしたタイヤでちょっと遠回りしてATMでそこそこの金額のお金をおろしてからお店に来たのに。
すっかり出鼻をくじかれて言葉に詰まってしまいました。
そこへおじさんが「後輪のタイヤは少し良いのにしておいたほうがいいよ。」と、選択肢が三つしか無い前提でたたみかけるので、ついつい私は、じゃあ4,700円でお願いしますと言ってしまいました。

ほんの2週間前の事なのに、おじさん覚えてないのかぁ…
でも、お客は入れ替わり立ち替わり来るから、One of then に過ぎない私との会話をいちいち覚えてなんかいられないんだろうな。

交換してもらっている間、私はそんなことを考えながらお店の中をウロウロして、新しい自転車を物色していました。

後輪のタイヤとチューブを交換してもらい、ついでに前輪のブレーキパットも交換してもらい、前輪の歪みも調整してもらい、お値段たったの5,800円也。覚悟していた予算の十分の一で済みました。
安く上がって乗り心地はグー(^^)bなので喜ばしいはずが、なんだかちょっとさびしいというか腑に落ちないというか、複雑な心境です。

人の話を最後まで聞いていたら、あの自転車屋さんはもっと儲かると思います。
とても良心的なお店で、いつもお世話になっているだけに、ちょっと心配です。

断片的にしか見ていないのですが、たまたま見た場面で「障害者『なのに』頑張っている」というコメントが気になりました。

どゆこと?
『なのに』って。

健常者も障害者も、頑張る人は頑張るし、頑張らない人は頑張らない。
同じ人間です。

「障害者『なのに』」とコメントした人たちは、悪気は無かったと思いますが、無意識のうちに一段高い所から発言していたと思います。
すなわち、障害者とは頑張れない気の毒な人たちである、という前提で喋っているということです。
それは、気遣っているつもりでも、実は見下していることにはならないでしょうか。

というようなことを、以前NHKで見ました。
「ここがズレてる健常者」というようなタイトルの番組だったと思います。

はい、受け売りです。
その番組を見る前は私も同じように「障害者『なのに』」という考え方をしていました。
なぜそれが「ズレてる」のか、最初はわかりませんでした。番組を繰り返し見るうちに、なるほどと思うようになりました。

こうしたズレは、無知からもきていると思います。
身近に障害者の方がいないと、経験値の低さからどうしても珍しく感じてしまい、自分たちとは違う特別な人たちと思いがちなのではないかと。

上がれ、経験値。

電車は遅れることなく運行されています。

窓から見おろすと、きれいに敷き詰められた小石、きっちり等間隔に並んだ枕木、ピカピカのレール。
徹夜で作業してくださっている方たちもいるのだろうと思います。
ありがたいことです。