断片的にしか見ていないのですが、たまたま見た場面で「障害者『なのに』頑張っている」というコメントが気になりました。

どゆこと?
『なのに』って。

健常者も障害者も、頑張る人は頑張るし、頑張らない人は頑張らない。
同じ人間です。

「障害者『なのに』」とコメントした人たちは、悪気は無かったと思いますが、無意識のうちに一段高い所から発言していたと思います。
すなわち、障害者とは頑張れない気の毒な人たちである、という前提で喋っているということです。
それは、気遣っているつもりでも、実は見下していることにはならないでしょうか。

というようなことを、以前NHKで見ました。
「ここがズレてる健常者」というようなタイトルの番組だったと思います。

はい、受け売りです。
その番組を見る前は私も同じように「障害者『なのに』」という考え方をしていました。
なぜそれが「ズレてる」のか、最初はわかりませんでした。番組を繰り返し見るうちに、なるほどと思うようになりました。

こうしたズレは、無知からもきていると思います。
身近に障害者の方がいないと、経験値の低さからどうしても珍しく感じてしまい、自分たちとは違う特別な人たちと思いがちなのではないかと。

上がれ、経験値。