11/5に公表された合格発表 を見ると、去年に比べて合格率が1%UPして8.6%でした。

申込者こそ7万人を突破したものの、実際の受験者数は去年よりも2500人ほどしか増えておらず、今回の合格者数からいって、難易度は低くなっています。





択一式は、救済措置なしの48点以上かつ各科目4点以上という基準でしたから、これはクリア出来ないのがおかしいと思います。もし択一式で落としたという方がいるとしたら、基本が全く出来ていないのだと自覚しましょう。

誤答・複数解が社会保険系で5問も出ましたが、これはちゃんと得点面で救済が入っていますし、しっかり勉強してきた方にとっては、消去法の段階で対象解のいずれかに解答しているはずで合否に影響しないので、特に問題ありません。


今回は、選択式でかなりの苦戦を強いられた受験生が多かったようです。

特に社会保険系の難易度が際立っていて、その全4科目に救済措置がありました。


しかし、選択式が足切りを意図していることは、受験生であれば織り込み済みのはずであり、これをクリアできなかったというのは、合格に必要な知識をまんべんなく勉強出来ていない点と、選択式試験をどう攻略するかという準備が不足している点で、やはり現時点では受験生に値しないと思います。


かく言う私も、初受験の時に選択式で足切られた一人でしたから、くやしい想いを胸に、知識の過不足ない習得と演習、そして試験制度の特徴の把握と対策を入念にして、翌年に合格しました。

ですから、来年のリヴェンジを誓っている方は、以前にも書いているように、冷静な分析と対策立案、そして着実な実行とその検証といったPDCサイクルを遵守して下さい。




candyflip's warehouse-雇用保険被保険者資格取得届

単純に、履歴書に書かれてるものを書けばいい訳ですが、この「生年月日」の間違いが、意外と多いように思います。

本人の意向なのかどうかは分かりませんが、履歴書・労働者名簿に書かれているもの自体が、実際と違っている場合が結構あります。

あと、過去に被保険者だった方に関しては、総務担当者が取得届に転記する際に書き間違った場合や、当時のハローワーク職員が入力ミスをした場合などは、それがずっとデータベース上に残るので、本人がその被保険者番号を忘れたりすると、それを探すのは相当困難になります。

ですから、就職して被保険者証を会社からもらったら、すぐに自分の氏名(読み仮名)とともに、生年月日もきちんと確認しておきましょう。

もし間違っていたら、氏名の時と同じ手続で修正が可能です。



candyflip's warehouse-雇用保険被保険者資格取得届


3番目の項目として、「被保険者氏名」の欄に現在の氏名を書く訳ですが、注意点があります。



1)前職を離職した後に氏名が変わった場合

 ・ハローワークで求職の申込みをした場合は、期間中に給付の窓口で
  申告すれば変更出来ます。
 ・離職後に求職の申込みをせず、そのまま就職した場合は、人事担当
  者に旧姓も合わせて申告して下さい。氏名変更にこの用紙を使用し
  ます。


2)被保険者番号不明で、ハローワークの職員が調査をする際

 番号検索に限らず、ハローワークのデータベースでは、氏名は漢字ではなく、カタカナで管理されています。

 ・人事担当者がカナを書き間違った場合(ズとヅ、リとソとン、ジとヂなど)
 ・以前に職員がカナを入力した際に間違いをしていた場合

 こういった時は、検索してもそのままではヒットしませんので、履歴書か労働者名簿を確認するか、それがなければ電話して会社にいる同僚に資料を当たってもらうか直接本人に聞くかしてもらうことになります。

 漢字の読み方から判断すれば、カナを間違えることはないはずなのですが、大元となる履歴書の字が読みづらいとこうしたヒューマンエラーが起こる可能性が高くなりますので、履歴書の氏名欄に読み仮名を書く際は、はっきりと読みやすい字で書いておいて下さい。


3)受け取った被保険者証に間違った氏名が載っていた場合

・在職中であれば人事担当者に、求職中であれば住所・居所を管轄
 するハローワークに申告すれば、訂正出来ます。