カタツムリ | ~ ~ 寄せてはかえす さざ波のように ~ ~

~ ~ 寄せてはかえす さざ波のように ~ ~

~ 生まれは男 生きる方向は女性性にあり? 豊かな人生を目指して書き綴ります ~

からかいやイジメは、小さい頃からあった

泣かされて、許し許されて、遊んでまたケンカして、、、

これがいつもだったし、その中に揺るぎなく慕う

1つ上の友達ができた、それが支えとなっていたから

気にしてられへんわ(助)


本来は弱虫なのに、意地っ張りで見栄っ張りなせいか

イジメられる、自分はアカンという劣等よりも

何かに優れている、まだまだ出来る!

ヘンな自信が、少し上回っていた

だからひねくれたんや~(汗)





わたしが引きこもり始めたのは

阪神淡路大震災や社会的大事件が

立て続けに起こった、二十歳頃からで

その数年後に、引きこもりだと

自覚する様になってゆく



それ以前から、親同士、子、家族の

それぞれの思いがすれ違う

(機能不全家族である)場面に

向き合うことが多くなった

こんな親(父)要らん

お母さん別れて




その後の学校卒業後、求職活動が思うように進まない

そうすると、能力的にも(男性的特徴の)外見までもが

コンプレックスを通り越して、自分を疑う要因になる

こんな奴、外出られん


蓄積した過去が、トラウマとなって顔を出し

それに関わった自他共々、憎み恨み許せなくなり

蓋をしていた性的な感覚も加わって、受け入れられない

何を信じたらいいのか、もうわからん、、、どんどん壊れる


今まで、まぁいいっかぁ~と、ササ~っと流してた事は

そうしてはいけなかったと、気付きながら囚われてゆく


俺(自分)は人間的に大丈夫?何で存在している?

後退か荒廃の様な否定の道


未来どころか、明日が思い描けない

今日が長い、自分の存在が認められない



その救いを(今まで見向きもしなかった)

趣味趣向の世界に、興味を広げ求める

(誰もが)好き勝手にしてんのやから、エエわ



のめり込むモノがみつかって良かった

これで(俺も)人生が充実するはず!

そう思った、でも、何か違う

(こんなん)思ってるのとちゃう


向き合うべき事がある、誰に話して

どう進んで、何を正したら良いのか、分からん


現実と逃避を行ったり来たり、繰り返していた





30才目前になったある日、その日の朝刊だったのか

引きこもりが社会問題になっている、一面の記事を目にした

コレって自分の事!?と、目が覚めた



当時、父(家族)を信用できなくなっていた

性的な事(ゲイ?自認)についても、解決はしていない

問題は山積み、でも、そんなん言ってる場合じゃない


両親や姉、家族達の負担と心労と思い

保身に走り、共に暮らす家族に壁をする自分

許せないと思っていた父と、同じ事をしていた


引きこもりの自身やその家族の事は

情報としてあっただけで、殻の中の自分には

響きも届きもせずに、手を払いのけていた


ショックで、破壊的な人生に怖くなる

小さな家の小さな世界にこもっている

その方がよっぽど問題!



そして、母に話してから、父が働いていた職場に

心配かけたけど、家から出て働く、自立する目標ができたと

伝えにいったら、喜んでくれて一緒に祈ってくれた





引きこもりのキッカケと原因は、コレとコレ!

的を絞る、推定や断定はできない


でも、何が根っこにあるのかは分かる

否定、不信、矛盾、分断、排除、、、

そのままの自分(存在)を受け入れられなくなる


愛がある事よりも、その反対に振り回される

自分に愛がない事、愛を求めている事に気づかない


変わりたくても、正解が分からない

そんな自分に出来ることは

自分も周りも傷つけず

静かにそっと平和で在ろうと

狭い殻を拠り所にするしか知らない



思えば、わたしは幼い頃から

ずっと、カタツムリだった(笑)





世界(他者)は

カタツムリを

増やし続けている


カタツムリとわたし

向き合う時がきた