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Baby


沢山の悲しみや恐怖と戦う中、授かった命


新しい命が私の中に生まれ


暗い世界を照らす光になってほしいと願う



物事の見方が変わり
大切な事が見えてくる



でも、うまく生きるのは難しい。


強くならなくちゃいけないのに。


私は全てを頑張らないといけない。


幸せを拾い集めて、笑って


大丈夫でいなくちゃ。



背負いきれずに潰れそうでも、それを見せないように


大丈夫でいなくちゃ。

dark

夕日が目に突き刺さる

眩しくて、見ていられない



早く夜が迎えに来てくれるといい



カーテンを閉めて

少しでも早く夜を呼び起こそう。



光は今の私に、眩しすぎる。

暗闇が、よく似合う。




夜へ


私を隠して下さい


私を消して下さい


誰にも気づかれず、見つからずに

私だけを、密やかに。




ここに居てもいいんだと

安心させて下さい


眠らずに息を潜めて

暗闇に紛れて

なんとか理性を保つために



夜よ、

私を早く迎えにきて下さい

Waiting for you causes me too much pain.

待つ。




私はいつでも


いつの日でも


いつまでも




待っている。




あなたの帰りを




あなたの電話を




あなたのメールを




あなたの言葉を




あなたが変わるのを










私はいつも待ち望んでいる。




長い冬が終わるのを




希望の光が見えるのを




苦しみが終わるのを




安心して眠れる日を




愛されている自信が持てる日を




私自身が変わるのを










待つことは




いつもつらい






待つことが、つらい訳じゃない






待ち続けたその先に




光を見つけだせないのが悲しい












私は、


いつも待っている








そして、




いつの日か






待てなくなるのかもしれない。






待ち続けている、この箱の中も


心の中も




真っ暗闇で




何も見えないから








とても不安で怖いから








もう待てなくなるのかもしれない。

Hate you

時々あなたが憎い


いなくなればいいのにと思う


本当にいなくなったら絶対イヤなのに


それなのになぜ

そう思うのだろう


あなたはいつも被害者意識を持っている


私の犠牲者なんだと声を荒げる


責任は全て私にあると言う



あなたはまるで子供みたいに

理屈を並べ、正論かのように言う


本当に分かっていないんだろうか


見えていないんだろうか


自分の言っていること、

それが分かっているの?



あなたは相手に逃げ道を与えないような言葉で

追い詰めるのが自分のやり方だと言ったけれど


私は全然そう感じない


逃げ道とか

追い詰められるとか


そう感じたことがない



低レベルな内容だな、とか

関係ない話に持っていこうとしているんだな、とか

あなたが話や現実から逃げてるように感じる



あなたは両極端過ぎて

私は分からない



あまりに幼稚であり、

そして大人な時もある



あなたは一見、優しい人のように

私の心に入り込み


そしてやがて悪魔の顔を見せ

私を傷つける



あなたが嫌い


そう感じる時がたまにある


よく、あるかもしれない。



信用出来ない


そう感じることもよくある。



それでも

基本にある愛情が

あなたを諦めないでいる



あなたは自分ばかりが苦しんでる、

我慢している、気を使っている、と言う。


でも、本気で言ってるのかな?


私もあなたといることで

とても苦しみ、我慢し、気を使っている。


それが本当に分からないのなら、

本当に自分だけが…と思っているのなら


あなたは本当に可哀想な人


自分しか見えない人



あなたが、本当はそんな人じゃないと

思いたい。


candy and dan





昔むかし キャンディとダンがいた

あの年は全てが熱く

ロウは木々の中で溶け

彼は彼女のためならなんでもやろうとした



いとしいダン



数え切れない鳥たちが彼女の髪を飾り
すべてが金色だった


ある夜ベッドが燃え落ちた

彼はハンサムで一流の犯罪者

二人は太陽とチョコレートで生きた
極上の喜びに満ちた午後


大胆不敵なダン



キャンディは消えた

1日の終わりの太陽が鋭く辺りを照らす


「私も注射したいわ」


あなたはたちまち私の人生に入り込み
二人は喜びの沼に沈んだ
私は完全に虜だった


やがて亀裂ができ
世界は崩れていった


そうなるしかない


何も産まない死の結婚


決して眠らない


水溜りの怪物


犬はネコや鳥やインゲン豆に吠える


どこでも…



時々あなたが憎い



金曜日…

そんなつもりはないのに

嵐をつかさどる天使…


私はあなたの頭を傷つけた


赤ちゃんは朝死んだ

名前をつけてあげた


トーマス


哀れな小さき神

ブードゥ太鼓のような心臓の音



あなたは空を指して言った

「あの星はシリウス、最も明るい大犬座」


あなたのささやきが大好きだった

でもあなたを愛することは許されない




私たちはcandyとdanに似ている

愛し合っているのに

二人でいるがゆえに
二人が苦しむ

とても幸せであり、とても不幸でもある

一緒にいることでしか
感じられない幸せと悲しみと苦しみと

うまく見渡せない二人の未来像


私は拳を握りしめたまま
いつも緊張につつまれ

あなたを罵倒し
泣きわめきながら叫ぶ


あなたは冷たい目線
いつも疲れ果て

私を罵倒し
怒鳴り散らす


私たちはそれでも二人でいることを辞めずに
抱きしめあって眠る


離れれば、楽になれることを知っているのに


愛が私たちを繋ぎ止め、
逃がしてはくれない。



私たちは
毎日を必死で生きる


普通であることがこんなに難しく
二人にはできない


あなたの幸せを願うのに
あなたにサヨナラできない


そして私たちは
今日も抱き合って眠る