candy -14ページ目

Take me out from here.


昔々、あるところに

まだ若く幼いカップルがいました。



二人は何もわからずに、すぐに結婚してしまいました。



それから7年以上が経ち、今では幻だった愛を認めたくないあまり

必死でないものを見ようとしています。



ない気持ちをあるかのように言葉にして、



ないものが見えているふりをして、



できないものを作ろうと日々くたくたになりながら一緒に暮らしました。



さて、その先には何があるのでしょうか。



別の誰かが私をこの牢獄の中から救い出してくれるのでしょうか。



それとも、たどり着くことのない蜃気楼を目的地にして歩き続けるのでしょうか。



はたまた、現実から逃げ出すための空想の世界で幸せに生きるのでしょうか。





この声が、誰かに届くことはきっとない。


誰も、ここにいる私が現実の私だとは思わない。



いつも、楽しそうに料理やお菓子作って笑ってる。

そんな幸せそうな私が、きっと人の思う「私」だから。




「あなたのようになりたい。幸せそうでいいね」


前、そう言われた。


その場で叫んでやりたかった。



私の何を知っているというのだろう。

だったら代わってみなよ。

1日で元の自分に戻りたいと願うだろうから。






この声が、誰かに届くことは、ぜったいない。


だって、私が誰にも言わないから。

言ったとしても、笑いながら冗談みたいに言うだけだから。






ここで、この場所で吐き出すのが精いっぱいだよ。






私が好きな映画を思い浮かべてみたら、

逃避の物語ばかりだった。




ヴァージンスーサイズ、あの頃ペニーレインと、華麗なるギャツビー、ロミオ&ジュリエット、

エンジェルウォーズ、キャンディ、ファクトリーガール、ローズインタイドランド、スパン、

dolls、エターナルサンシャイン、17歳のカルテ、ブラウンバニー、バタフライエフェクト、

ドリーマーズ、モーヴァン、ルビースパークス、バニラスカイ、君がぼくを見つけた日、

スプリングブレイカーズ、アメリカンビューティー…


現実と過去、未来が交差するようなストーリーや

つらい現実を逃避するための恋愛や旅、

理想を手に入れるための空想や妄想。




ほとんどが、そういうストーリーだということに気付いた。





それから、つらい状況の中を生き抜く強さを感じられるストーリー。





私も、こんな映画の主人公たちのように強くなりたい。

この現実を生きるために、心だけでもどこかに逃がしてあげたい。




体はこの場所にとどまり、毎日やるべきことをこなし、

苦しくてもつらくても生きていくから。




だからせめて、心だけでも遠くへ逃がしてあげたい。





だから、どうかこの体から心が抜け出して、居場所を見つけられますように。

私自身がどこかに逃げ隠れ出来ない。

だから、せめて心だけ救いたい。






今の私には、そう願うことくらいしか出来ないから。









someday


あなたの世界が、私のせいで壊れる日が来たなら
私は迷わず姿を消すわ


あなたの瞳が、私のせいで世界を映せなくなる日が来たなら
私は迷わず瞳を閉じるわ


あなたの心が、私のせいで世界を憎むようになる日が来たなら
私は迷わず世界を去るわ



今、
私がこの世界に生きる理由は唯一。

まだ、
私がこの世界に留まる理由は唯一。

そう。
私がこの世界に生きる事を許される理由はただひとつ。


あなたが私を必要とし、
愛してくれるから。



だから、いつの日にか
あなたの世界を私が壊す日が来たなら


いつの日にか、
あなたが私のいる世界で生きるのを辛く感じたら



覚悟は出来てる。




あなたは、生きなければならない理由しかなかった私に、生きていたいと思う理由をくれた



それだけで、私は幸せだったと思える




だから、いつでも準備は出来てる。



あなたにとって、
私が暗闇でしかなくなる日が来たなら


もしも、いつかそんな日が来たなら
私はこの世界にいる理由がなくなる。


あなたは私から自由になり、
羽ばたいてほしい。

私には見つけられなかった幸せを
掴んでほしい。


そんな日が、いつの日にか来るのかもしれないと感じた。


そう遠くはないのかもしれないと
そんな風に感じた。
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devil.




私は悪魔と一緒に暮らす。




可愛い天使を守るために。



Dear Heart of stone.


戦うしかない。



受け入れるしかない。



耐えるしかない。



諦めるしかない。



誰かのせいにはしない。




私はあの人とは違うから。





一緒に祝うものなんかない。


思い出なんかない。


あるのは嘘で固められた日々だけ。


愛なんかない。


最初からない。


あったと思っていたものが、幻だっただけ。




よくあること。




悲しむことでもなければ、嘆くことでもない。




「どうせまた泣くんだろ」とあなたは言った。




泣くと思う?

あなたのために流す涙なんかもうないんだよ。



私は泣かない。



私がどれくらい、あなたに心をえぐられたか知ってる?



そして、痛みをもう感じなくなり、

あなたの為に流す涙は枯れたこと、知ってる?




あなたの前で今後泣いたとしたらそれは、

自分に対する涙。



どうして私はこんなバカなんだろう?

こんな無駄な事にまた時間を使ってる。

バカらしくて泣けてくる。



そんな涙。





いつか、あなたに復讐できる日を夢見てる。




いつか、逆の立場になって、同じことをしてあげる。




氷の心を持つあなたに、

「あの時、私にも同じことをしたでしょう?」って言ってあげる。




だから、それまで一緒にいようね。





私の復讐が遂げられる日まで。



Asleep.


生きなければいけない理由を叫ばないで

解っているから。



生きていたいと思える言葉を囁いて欲しい

希望が生まれるように。






「死にたいだなんて、バカな事を言うんじゃない」と責めないで

理解し合える事だなんて思っていないから。



「生きていて欲しい」とただ抱きしめて欲しい

まだ必要とされているんだと思えるように。






もしも生まれ変われたなら


愛する人に幸せを与えられる人になりたい。




とても疲れた

ただ安らげる場所で、眠りたい。