キャンドル屋の1日 -33ページ目

ベッキーのキャンドルノート 解説VOL.8

前回の続きでパラフィンワックスの温度管理について2つのポイントについて

少し説明したいと思います。


パラフィンワックスを分類する最も一般的なものは融点です。

融点とはわかりやすく言うと、固定と液体の境界線。つまりは

溶け始める温度のことです。


融点の差により、油分、引火点、針入度、色相などに違いがあります。

ワックスを仕入れるときの目安になり、ある程度の性質をここで把握する

ことが可能です。ただ、これらの数字を趣味でキャンドルを

作られる方が見る機会はそんなには多くないと思います。


そして、これらの数字を見ただけでキャンドル作りにどんな影響があるか

理解するのはまた難しいものです。そこで、キャンドルレッスンでは毎回

キャンドル作りに場合に置き換えて融点の違いによるメリット、デメリットを

最初に解説しています。どんな融点のワックスを選べば良いかここで少し

理解できると思います。


それと、もう2つ目のポイントがワックスは温度によっても性質が変化する点です。

わかりやすい例で言うと、水です。水は温度により性質が大きく変化します。

氷点下になれば、氷。温めればお湯。100℃を超えたら沸騰します。


そして、性質が変化する事で用途も変わります。凍れば、カキ氷に利用できて

シロップをかければ夏は美味しいデザートになります。また、スケールは全然

違いますが、カナダのイエローナイフという場所にある湖は冬になると厚い氷が張り、

そこはアイスロードになり、大切な物資を運ぶ陸路に変わります。

もちろん、カップ麺を食べる人でお水を入れる人はいませんね。


パラフィンワックスも同じように温度により役割が大きく変化します。


ベッキーのキャンドルノートでは温度の違いによって4つの利用法を解説しています。

また、温度管理に重点を置いたキャンドルのレシピも用意しています。


単にワックスの配合というだけでなく、温度と言う側面から見るとキャンドル作りは

もっと楽しさが増します。









ベッキーのキャンドルノート 解説VOL.7

キャンドル作りで大切なポイントの一つとしてワックスの配合と温度管理

があります。日頃のレッスンや創作の際も、この点はいつも注意しています。


仕事がら海外で色々なキャンドルを目にする機会がありますが、キャンドル

を見るとなんとなく使っているワックスの種類と作り方がわかります。

裏を返すと、キャンドルは(作り方がわからないほど)斬新なものに出会う機会

は多くないと言えます。


これは自分が特別だということでは全然なく、キャンドル教室に定期的に

通っているような人であれば、同じように作り方やワックスの見分けは

つくものです。


ただ、どんなワックスが使われているかわかるためには、どんなワックスが

あるのか知っている必要があります。ごく当たり前のことですが、これが

大前提です。ワックスについての引き出しが多ければ多いほど、キャンドル

作りは楽しくなるとも言えます。ちなみにベッキーのキャンドルノートではワックス

についても詳しく解説していますので参考にしてください。


一方で、初めて見るワックスや作り方が容易に想像がつかないものを見たり、

斬新なキャンドル見かけたりするとワクワクします。

チューリッヒで出会ったおじさんが作っていたキャンドルはデザインや色、

使っているワックスの種類などどれをとっても新鮮でした。おまけにキャラクター

も濃くて、朝9時を過ぎた頃なのにお酒の匂いがプンプンするほどでした。


キャンドル屋の1日


“二日酔いですか??”なんて聞いたら、


“いや朝から飲んでたら酔っ払ってきた~”って。


“オレ、トイレ行きたいからちょっとお店番していてくれ”って。


そう言い残して、トイレに行ってしまったくらい強烈なキャラクターでした。

観光客に店番させるなんてね汗



ベッキーのキャンドルノート 解説VOL.6

ベッキーのキャンドル紀行には今まで訪れた国の写真

が少し登場します。キャンドルに興味を持ち始めてから今まで

20カ国あまりを旅しています。


キャンドル屋の1日


旅行は単に現実は忘れて、異国の食事(実はファストフードばっかり食べてますが・・・)

文化を体験出来るだけでなく、様々な出会いがあります。そして、時に人生を変える

ような出来事に出会うことがあります。


自分自身、キャンドルを始めたきっかけもたまたま旅行で訪れたゴールド

コーストのショッピングモールでした。そこで、カービングキャンドルを実演

していたジョンさんに出会ったことがこの仕事を始める大きな転機になりました。



旅行を通じて、たくさんのキャンドルや人に出会い、文化に触れたことが

ベッキーのキャンドルノートに生かされています。


北欧のフィンランドでは、厳しい冬の季節には、日照時間がほんの数時間

という日が続きます。そのため、民家は太陽の明かりを出来る限り広く取り込める

ように窓が大きくなっています。そして、広い窓辺に置きにお気に入りの雑貨

やキャンドルを置く家庭が多く見られます。


彼らにとってはキャンドルはとても大切なアイテムの一つなのです。

旅の途中、小売店だけでなく通りから見える民家の窓辺のインテリアを覗き込む

のも密かな楽しみでもあります。


スイスのチューリッヒではみつろうで作るキャンドル体験が子供たちに人気

。ウィーンのクリスマスマーケットでは日本では珍しくないあのキャンドルが意外

と人気だったなんてこともあります。キャンドルにフォーカスを当てて旅をすると

とても新鮮です。

余談ですが、日本ではキャンドルは危ないから灯せないとか、形が崩れてもったい

ないから使いないなんて声をよく聞きます。

100年以上前に電球が発明された頃なら、いざしらず。日常の灯りをキャンドル

に頼っている国はそんなに多くありません。多くの国々でもキャンドルの主な用途は

インテリアであり、ギフトです。


欧米のホテルや民家に滞在すると、まず思う事は部屋の照明が暗いことです。

どこのホテルや家でもほとんどが間接照明で、日本のような部屋の隅々まで明るい

という経験はほとんどありません。欧米のような生活様式の中では、まだまだキャンドル

が果たす役割は大きいだろうなって毎回思います。一方で、部屋が狭くて明るい、

しかも地震大国、心配性であればキャンドルを使うのが怖いとなんて思うのは

ごく普通のことかもしれませんね。


インテリアショップや百貨店、パパママストアなどの小さな小売店に売られている

数え切れないほどのキャンドルを見たり、クリスマスマーケットの雰囲気を感じるだけでも

自分のキャンドル作りには大変参考になります。


今回のベッキーのキャンドルノートでは、風景写真だけでなくクリスマスマーケットの写真も

載せています。また、1DAY基礎講座では、クリスマスマーケットで人気のキャンドル!?

それぞれの国で売られていたキャンドルの特徴などもまたお話したいと思います。


ちょっと文章が長くてすいませんでした汗