Coleman 286A700T(11/1994 )【Coleman 286の系譜13】 |  キャンプ用品・資料倉庫からのつぶやき

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   旅が好きです。旅の手段、目的、楽しみなどに関わる諸々に興味を持ってきました。
   ここではキャンプ道具という枠で投稿するつもりですが、脱線話もお許しください。(^^)
仕事部屋、兼倉庫からのつぶやきです。

え~っと・・・・・・またまた同じような外見のモデルが続いております。

 

そしてまだまだ続くのですが・・今日まで製造が続いているモデルですから、ぜひお付き合い頂きたくお願い致します。

 

前回はカナダコールマンが米本国から輸入していたと思われる90年代初めの286A でした。

日本での286の変遷から外れてしまいますが、今回はカナダコールマンが90年代中頃に輸入していたと思われるモデルです。

 

 1994年11月製ですからベンチレーター、ポンプキャップは変更されています。
また、コールマンロゴはC文字が小さくアンダーラインがC文字の下まである現行ロゴが使われています。
アメリカ本国の286Aがこの使用のモデルに変更となった時期はまだ調査中ですが、まだタンク製造年が1993年の製品を見たことがありませんので1994年頃ではないかと考えています。そしてこのモデルが以降、海外で永らく販売されることになります。
それから、グローブがメキシコ製となりました。これまではU.S.Aでしたから、いよいよ海外製の部材が顕著となってきます。
 
 
 
 カラーには286A700Tと記載
 タンクシールに輸入カナダコールマンと記載あり
 
1994年11月製
 
 英語、フランス語、スペイン語の3カ国で記載

 

この頃は米本国とカナダのモデルは同じ品番のようで元箱に書かれている言語は、英語、フランス語、スペイン語とかなり幅広い地域で販売されていたことが伺えます。

モデルナンバーの286がコールマンロゴの下に小さく表記されています。

この仕様の286A700Tがいつ頃まで販売されていたのか海外モデルなので定かではありませんが、少なくとも現在では286ナンバーのランタンは販売されておりません。

唯一日本にて別品番の286A が永く販売されているのは幸運なことだと思います。

 

1985年の286から90年代中頃の286A までのモデルナンバーをチャートにしてまとめて見ました。

 
 
 

私はこのチャートで示した年代の286達がとても好きです。

286が発売されてから、改良のために多くの変更変が施されまさした。また販売地域による差別化も行われていました。

以後、286A は熟成期となり、改良や地域による差別化といったマイナーチェンジは行われなくなります。逆にコストカットのためではないかと疑うような変更もありました。

 

近年キャンプでは、ガソリンなどの液体燃焼器具の愛好家がどんどん少なくなって来たと感じます。

特に灯具はLED の台頭でマーケットは縮小の一途を辿りました。

それでも、日本は世界的に見ても液燃焼器具の愛好家の割合が多いため、多くの液燃焼器具が現役で活躍していることが嬉しくてたまりません。

 

200Aは1950~1983年の間に製造されました。直ぐその後に製造が開始された286 は現在まで製造が続いています。

200Aに古さでは及びませんが、製造期間で言うと286Aは既に200A を超えています。

それゆえ、286を使い続けている方が、自身のモデルがいつ頃のどのようなモデルかを知ることでさらに愛着を感じて永く愛用するのに役立てて頂けたら嬉しいです。

 

次回から、286A 740Jに戻り変遷を探って行きます・・・・・・・