ついに高齢者講習会だ。(Jun. 17, 2024) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

6月17日(月)

 5時半起床。快晴。気温17度。体重74.6キロ。

 涼しい北西の風が吹いている。さわやかだ。早起きしたのは、孫の世話で6時過ぎの電車で八王子に行くK子を長坂駅まで送らなければならなかったからだ。富士山が薄刷りの浮世絵のようだ。早朝散歩をしている老人たち。ジョギング中の人も見られた。

 

 

 昨日松本駅からおきな堂までの1キロにも満たない距離を歩くのに往生したので足腰のリハビリ運動をする。逍遥学派を理想とするからにはリハビリを怠ってはならない。

 

 

 久しぶりにペーパバック数冊をメルカリに出品。1冊がAmazonで5000円で売られていたのにはびっくり。もちろんそんな価格設定ができるわけがない。

 

 

 10時15分長坂自動車教習場へ。ついにぼくも高齢者講習を受けなければ免許証の更新ができなくなってしまった。初めて訪れたが丘の上にあるので眺めがよい。南アルプスが迫って見える。薔薇の花が教習場内に咲き誇っている。しかし今日のこの時間は高齢者講習に当てられているのか閑散としている。

 受付をすませる。講習料は7000円。受付で老人が講習の受付をしようとしていたが、空きがあるのがだいぶ先で、それでは更新期間を過ぎてしまいますと言われ、立ち往生している。すこしボケているのかもしれない。待合室には数人の老人たち。今日のお仲間だ。男女半々。杖をついてよちよち歩いている老婆もいる。

 10畳ほどの講習室に8人の老人たち。講師は50代ぐらいの男性と女性。男性は寺の坊さんではないか。きれいに剃った頭は緑色にテラテラ光っている。男性が今日の講習の説明をする。実車走行と視力検査が主である。一人一人呼ばれて実車と視力検査をする。待ち時間がかなりある。テレビで高齢者の運転についての番組が流れている。小学一年生の息子を高齢者にはねられた父親が事故の模様を語る。高齢者たちは観ている人もあれば、俯いて携帯をいじっていたり、配られたしおりに目を落としている。最初に実写を終えたお婆さんがほっとした顔で帰ってくると、もう1人のお婆さんへどんなであったか耳打ちしている。お婆さんたちはすぐに親しくなる。一方お爺さんたちは顔を見合わせることもなく自分の世界に閉じこもっている。ぼくはiPhoneで読書。佐々木喜善『東奥異聞』を読む。

 名前を呼ばれて実車。合否判定のあるテストではないと説明は受けたものの少し緊張。指示に従って右折左折直進する。段差を超えることもやらされる。段差直前で止まり、アクセルを踏んで段差を超えたらすぐブレーキをかける。何をチェックするのだろう。終了すると車内で注意を聞く。運転は問題ないが、慣れ親しんだ道での事故が多いから注意してくださいと言われる、やはり坊さんの説教じみている。

 視力検査には、通常視力、夜間視力、動体視力、視野測定の検査があった。視力は0.6の判定。更新時眼鏡をかけるようにいわれるかもしれませんねといわれたが、この簡易判定は信じられない。

 12時20分終了。お婆さんが手を振ってくれた。すっかりお仲間だ。

 昼食を山城屋ですませようと行ったが休業日だった。小淵沢のセルクルにパンを注文してあったので小淵沢方面で食事することにした。富士見町の国界でチャーシュー麺を食べる。セルクルで食パンを受け取り帰宅。

 午後はさすがに眠くなり2時間ほど眠る。

 謡曲「隅田川」を読む。

 8時過ぎK子を長坂駅に迎えに行く。

 『Bosch 2』エピソード10を観る。母親を殺した男を特定できたが······。