40歳の猫がいるというのだが······(May 24, 2024) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

5月24日(金)

 7時20分起床。快晴。気温14度。体重73.5キロ。

 

 

 9時前Nさんが薪を届けてくれる。昨年ぼくはこの時期まだ入院していたから2年ぶりに会う。昨年K子が歯が抜けていたわよといっていたが確かに抜けていた。歳はぼくより一歳上だが、歯が抜けていること、耳が遠くなったことを除けば、他にも加齢による変化はあるだろうが、元気なものである。軽トラに積んできた薪をNさんがわれわれに取って渡し、われわれが軒下に積み上げる。腕の力が萎え気味で、腰が痛くなるぼくがもっともだらしない。

 

 

 Nさんの話が面白い。昨年30歳の猫がいるとK子が聞いたというので猫元気ですかと訊くと、元気だ、もう40になるという。30歳も眉唾だと思っていたのでK子と顔を見合わせて笑う。K子が去年30歳といってませんでした? ときくと、35といわなかったですかという。やはり計算が合わない。またK子と顔を見合わせて笑う。他にもここだけの話ですよと教えてくれたこともあったが、まあ信義の問題もありここには書かない。

 

 

 午前中2回、午後1回配達してくれた。今まででもっとも大量の薪を購入し、軒の下に山になった。崩れないか心配だ。しかし今度の冬はたっぷり巻きがあるので暖かく過ごせそうだ。

 3万円支払うと、明日はその金を持って石和の場外馬券場へ行くのだとニコニコ顔である。毎土日通っているそうな。薪屋になるとは思わなかったという。そういえば数年前に米を買わないかと打診されたことがあったなあと思い出したので、米作もやってるんですかときくと、今年はやっていない、3年に一度やれば家で食べる3年分の米が穫れるのでという。値上がりしてもまた来年も頼もうか。きっと猫は50歳になっていることだろう。

 

 

 韮崎は今日今年初めての夏日だったという。韮崎の標高は5、6百メートルだろうか。わが家の標高は950メートル。さわやかな1日だった。

 K子は居間のテーブルでフェルト制作。ぼくはウッドデッキで読書と居眠り。今日は寺田寅彦以外に火野葦平「人魚」と「ゲテ魚好き」を読む。傑作「糞尿譚」再読が楽しみだ。「人魚」を読んだのではアンデルセンの「人魚のひいさま」も読んだ。「ひいさま」はつまり「姫様」で、「人魚のひいさま」は「人魚姫」のことだ。楠山正雄の訳がよい。児童のために翻訳していないところが――実際にはそうしていたのかもしれないがそのように見えないとことがよい。

 夕食後英国ドラマ『ニュー・ブラッド 新米捜査官の事件ファイル』1と2を観る。