月並みな喩えですが山々は粉砂糖をまぶしたよう。(Feb. 24, 2024) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

2月24日(土)

 8時50分起床。快晴。気温氷点下3度。体重72.6キロ。

 午前中はまず小酒井不木「死の接吻」を読む。パニック小説のように始まるミステリー。ミステリーとしてはシンプルだが、猛暑の中猖獗を極めるコレラについての記述は優れている。

 来月20日の文学講座第50回のチラシを作成する。読むことにしたのは、昨日も書いたが、石川淳『新釈雨月物語』である。横書きの中に縦書きを混ぜたので、途中からレイアウトの微調整にトラブって時間がかかった。プリントは150部を予定している。

 

 

 午後金田一春彦記念図書館へ『君たちはどう生きるか』を返却に行く。今日はとりわけ南アルプスが美しかった。昨夜の雪が、月並みな喩えであるが、粉砂糖をまぶしたようだった。須玉のダイソーで2、3雑貨を買い、帰途、花の寺龍岸寺に寄ってみた。花にはさすがに早いと思ったが、確認しようと思ったのだ。昨年は入院で花の季節を始めて見れなかった。まだほとんど裸技だったが、梅の木の高いところの枝に開花が見られた。近くなので穂見神社にも寄る。鳳凰三山の全容が見える。粉砂糖を浴びたようだ。

 

 

 帰宅するとプリンターはまだ動いていた。『新釈雨月物語』から「夢応の鯉魚」を読む。K子が6時過ぎの電車で帰ると連絡があったので、帰ったらすぐ夕食が食べられるようにスープジャーの準備をする。

 夕食後日仏合作映画(?)『アマンダ号に乗って』を見る。セーヌ川に浮かぶアマンダ号というデイケアセンターに集まる精神疾患を抱えた人々を追った優れたドキュメンタリー映画だ。映画開始早々一人が歌う「人間爆弾」という曲が最高だった。フランスでは誰でも知っている、テレフォンというグループの曲だという。ロックは好きだが、フレンチロックは今世紀になって聴いたことがないので知らなかった。