1月25日(木)
8時10分起床。快晴。微風。気温氷点下5度。気温72.2キロ。
今日も冷えこんでいる。風は氷だ。
メルカリで『ハーレー・ダヴィッドソンの伝説』が売れたので念入りに梱包。この本は良い意味でも(特に)悪い意味でもハーレー・ダヴィッドソンにまつわる神話を公平中立的な立場でしっかり取材して書かれていた。ビートルズの初期、実際には数名の女の子のファンしかいなかったのに無数のファンがいたかのように写真をトリミングしたように、ハーレー乗りの男がオートバイの側で酔いつぶれており、その周囲にビール瓶が乱雑に転がっている写真を新聞か雑誌に掲載して、ハーレー乗りは厄介な無法者だというイメージを広めたという。今でいう印象操作だ。もちろんヘルズ・エンジェルスのような暴走族もいたから印象は100%まちがっているわけではないが、ハーレーを真に愛するバイカーは迷惑したにちがいない。ちなみに1953年の映画『乱暴者』で若きマーロン・ブランドが暴走族のリーダーとして、ジーンズに革のジャケットという、まさにハーレー乗りのイメージで登場するが、乗っていたオートバイは英国のトライアンフで、敵対するグループのボスであるリー・マービンが乗っていたのがハーレーでなかったか。
印刷が終わった文学講座第49回のチラシを8つに分ける。北杜市には図書館が8つにあるからである。図書館を3つに減らそうという案が出ているようだが、その前にそれぞれの図書館に館長がいるのが無駄だから1人にすべきだという意見があるようだ。
午前10時の清里駅前の寒暖−5.9度であった。前回K子は孫の世話で八王子に行かねばならず、30%引きのカレーが食べられなかったので昼食は清里のロックで食べることにした。
八ヶ岳の主峰ともいうべき赤岳はマッターホルンもかくやと白く天を刺していた。ロックは半分の入りだった。さすがにこれだけ寒いと、30%では客寄せには不十分のようだ。それでも、ロックだから客を呼べるのであって、他の店の多くは閑古鳥が鳴いているのではないか。
肉や野菜など買い物をし、『ハーレー・ダヴィッドソンの伝説』をコンビニから発送、長坂駅前の図書館に文学講座のチラシの配布を頼んで帰宅。
K子はリスを描いたフェルトのコースターを作る。ぼくは久生十蘭『顎十郎捕物帳』を読む。図書館以外の場所用のチラシを印刷。夕食はスープジャーで食べることにして、その準備として中華スープを作る。
夕食後は1963年のイタリア映画『太陽の下の18歳』を観る。カトリーヌ・スパークが可愛い。ツイストが流行っていた時代だ。