1月23日(火)
8時半起床。快晴。西風。気温2度。体重72キロ。
昨日は灰色の日だったが、今日は風は冷たかったものの明るい日だった。野鳥たちの活動も活発でいつものようにリストランテ・トリノには客がひっきりなしに来訪してきたが、家の前の小さな森の中を鳥たちが飛び交っていた。少し大型の野鳥がいると思ったらツグミだった。
11時半からリハビリを予約してあったのでいのうえ整形外科クリニックへ行く。甲斐駒ヶ岳がきれいだった。受付で診察券と予約表を出すと、看護師が、申し訳ありません、何度も電話したんですが、担当のＫが都合でお休みなのです、という。自宅に電話したというから留守だったのだろう。明日の10時40分に予約し、携帯の電話番号を教えて帰る。八ヶ岳もだいぶ白くなりきれいだ。
昼食後『君たちはどう生きるか』を読む。コペルくんに危機が訪れる。読み切りたかったが最終章を残してHさんの通夜に出かける時間になった。
午後4時40分に家を出る。通夜は6時。山梨市のホールには20分前に着くだろう。長坂インターから中央高速にのり、順調に走って、石和一宮インターで高速を降りる。オートバイでよく走った場所なのである程度土地勘があるが、ブランクが長いし夜なのでナビが頼りである。それにしてもコンビニが増えた。新しく開通した道も多いようだ。ホールの場所はだいたい頭に入れてあったが、ナビがどうもちがう方向に導いているような気がしてならない。目的地についたが、それらしい施設はまったく見当たらない。ナビに電話番号を打ち込んで目的地を再設定したら大きく外れていたことがわかった。
６時20分にホールに着く。駐車場はいっぱいだが、もう焼香を終えて帰ろうという人が目立つ。受付で香典を渡すと、ホールの職員の女性がカウンターの陰で金額をチェックして、青いカードを差し出す。なるほど金額によって色がちがうのだ。焼香を待っているのは４人、もうほとんどの人が焼香を終えたようだ。通路には花輪がずらっと並んでいる。待たされている間、壁にかけられた液晶テレビに故人のアルバムが映し出されていた。若き日のHさんの姿がまぶしい。焼香をすませて玄関から出ようとするとかつての同僚が４人いたのでしばし立話をした後帰途に着く。
高速を走りながら、なぜか怒りの感情が沸々と湧いてきた。何に怒っているのか、どうして怒っているのかわからないというよりも、考えたくなかった。
８時過ぎに帰宅。風呂に入り、夕食を食べる。Ｋ子が風呂から出るのを待って映画『ヨーロッパ』の後半を見る。