お天気雨(Aug. 26, 2023) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 8月26日土曜日。8時25分起床。快晴。気温25度。

 6時50分に一度目覚めたが二度寝をしてしまった。疲れていたのだろう。auto sleepアプリをチェックすると就寝時間は午前1時、睡眠時間は6時間となっており、今日は非常に快適に過ごせるという評価だった。この評価が当たっていればよいのだが。

 

 

 こういう時間に目覚めると、外出などの用事がなければ、のんびりと朝食を食べ(面倒なので3種類のグラノーラやシリアルを混ぜて食べた)、Tシャツと短パンに着替え、金魚やメダカに餌をやり、庭の草花の写真をデジカメで撮り(所有しているオリンパスのTough tag-6は顕微鏡モードがあるので花々や虫を至近距離で撮影)、蚊取り線香に火をつけていたりしていると、気づけばもう10時過ぎている。コーヒーを淹れて、これから読書だ。

 

 

 神谷恵美子訳マルクス・アウレーリウス『自省録』(岩波文庫)をiPadのKindleアプリで読む。しばらく前に鈴木照雄訳(講談社学術文庫、こちらではアウレリウスとなっている)を読んだのだが、かつて神谷訳を読んだ時のような感銘を受けなかったので、神谷訳を再読することにしたのである。やはり神谷訳はわかりやすい。しかし、安易に翻訳の優劣を云々したくない。神谷訳はよく噛み砕いた訳、鈴木訳は原文に忠実な訳で、後者は原文の調子に近いのかも知れない。英語版も紐解いてみようか。

 昼は生協が配達してくれた冷凍の秋刀魚を食べたが、やけにやせっぽちの秋刀魚だった。不漁だと聞いているが秋刀魚も食べられなくなるか。

 午後は吉行淳之介『砂上のの植物群』を読む。ずっと昔に読んだがまるで内容を覚えておらず初めて読むようなものだ。中途半端に覚えているよりもよいだろう。小説のタイトルがパウル・クレーの絵の題名から来ていることも忘れていたが、そういえばクレーについて書いた本が吉行淳之介にあったと記憶している。30頁(文庫ならば数十頁)ほど読んで今日は本を閉じたが、初めて読んでいるような気がするものだからいうのだけれども、傑作の予感しかない。

 雨が降りはじめた。大粒の雨粒が屋根を打つ。陽が輝っており、青空が見える。お天気雨だ。雨音を聞きながら堀辰雄の短いものを3、4編読む。

 昼寝していたK子が起きてきて買い物に行こうという。時刻は4時半。買い物の前にカフェでお茶することにして大泉のCoucou Cafe へ行く。雨はまだ降っていて風がさわやかだ。