病院からの帰りは運転できないので(Jun. 29, 2023) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 6月29日木曜日。7時起床。晴れ。

 今日は血液尿検査があるので朝食はパス。涼しいうちにウッドデッキで読書。小山清「安い頭」「夕張の宿」「老人と孤独な娘」「老人と鳩」「わが師への書」を読む。これでKindle版の『小山清 作品全集』読了。小山清が描く軽いタッチの人と人との触れ合いがよい。

 富士見高原病院で11時に採血採尿があるので10時半にK子と家を出る。帰りはK子に運転を頼まなければならないので往きはぼくが運転する。運転は問題なくできるものの、左腕は肘を折った状態では上がらず、左手でハンドルを回せるが、左腕は重く疲れる。助手席のK子が快晴で八ヶ岳がきれいだというが、首を以前のように曲げられないので景色を楽しめない。

 

 

 11時少し前に病院に到着すると、受付をすませてすぐ採血採尿。内科のY医師の診察は12時の予約である。朝食を抜いてきたので病院内の売店でサンドイッチを買って食べる。内科の待合室で待っていると看護師がきて予約時間より30分以上待って頂くことになりますという。正午を過ぎたが、現在11時半予約の診察中と書かれたホワイトボードが下がっている。

 12時半ようやく名前が呼ばれた。Y医師の診察を受けるのは半年ぶり? いや、もっと長い間受けられなかった。Y医師がコロナに感染し、その後ぼくが手術入院した。カロリー制限のあった病院食のおかげで体重が激減、血液や尿の検査結果も良好になった。退院後の食事は栄養のバランスは考えているものの、厳格なカロリー制限はしていないが、体重は安定しているので今日の検査結果もよいでしょうということになった。ただし、病院によって基準値の考え方に相違があるのか、山梨リハビリテーション病院ではパーフェクトな検査結果だったが、富士見高原病院の検査結果の表には4箇所Hが記されていた。高いといっても、1年前に比べればわずかに基準値を超えているだけだ。結果がよいので薬を減らしてもらうことにする。Y医師も自分が処方したよりもかなり強力になっていますねといい、手術前の薬にもどしてくれた。

 K子を長い間待たして申し訳なく思う。しかし次の眼科の予約は2時なのでまだまだ待ってもらわなければならない。内科の診察が終わり、1時間余り空き時間があるので病院近くのテンホウという長野県限定(?)の中華チェーン店で昼食を食べた。

 2時眼科。まず眼圧の検査、ついで左右の視力検査があり、瞳孔を開く目薬をさされる。K子に一緒に来てもらったのは、瞳孔が開いた状態では眩しくて運転が危険だからである。実際、支払いをすませ薬を受けとって外に出ると、道路に引かれた白線が白熱光のように眼球を焼いた。前は女医だったが、まだ20歳代らしい男性医師だった。問題ありませんといわれる。

 

 

 帰りはK子に運転を任せる。原村の事由農園で野菜などを買って帰ることにする。方向音痴のK子は右、左と指示して向かう。いつも混んでいるが、時刻も3時を過ぎたので空いていた。

 帰宅後涼しい風が吹いていたのでぼくは家に入らずウッドデッキで読書する。太宰治「きりぎりす」を読む。眠たいのを我慢して「きりぎりす」を読み終えたが、ここで限界がきた。朝からの疲れがどっと出て眠ってしまう。

 どのくらい眠ったろうか、目覚めてウッドデッキから居間へ入ると、室内が片付いている。ぼくが散らかしていたものをK子が片付けたのである。土曜日、弟たちが退院祝いに来てくれることになっているのである。