消耗する体力がない(Jun. 25, 2023) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 6月25日日曜日。8時半起床。快晴。

 昨夜は2時半に就寝。遅くまで息子やK子とYouTubeでアイルランド音楽などを見いていたからだ。

 夜遅く蛍を見に行ったので孫も11時過ぎ遅い時間に寝たが、7時くらいには起きたようでオンジ起きてとやってきた。しかし目は覚めたが起きられず起床は8時半になってしまった。

 少しは孫と遊んでやりたいが、体が不自由で体力もないぼくには無理だ。申し訳ないがK子に相手をしてもらうしかなく、ぼくは読書する。

 気温も上がり、孫は庭で草花に水やりをしながら水遊び。水飛沫がきらめく。

 

 

 小山清「おじさんの話」「落穂拾い」「桜林」を読む。「桜林」は関東大震災前に吉原遊廓付近での子供時代の主人公とその家族の生活が生き生きと緻密に描かれている。「おじさんの話」は新聞配達をしていた語り手の同僚である「おじさん」と呼ばれる人との長い交流を描いているが、つかれ離れずの関係がよい。「落穂拾い」は人付き合いが苦手な小説家の出会った人々について語っているが、つつましく人生を肯定して生きている人々が美しい。

 息子たちは6時過ぎの電車で帰るという。ぼくが車を運転して長坂駅まで送る。長坂から甲府まで各駅で、甲府から八王子までは特急あずさにするという。孫は悲しげな顔をしている。眠たいのかも知れない。改札口まで送って車にもどってきたK子が、疲れた、体力を消耗したという。こちらは消耗する体力がないというとK子は笑ったが、アイスクリームが食べたいというのでコンビニに寄る。オンジのこと気づかっていたわねといわれ、確かに孫は痩せたオンジを気にかけてくれていたようだ。