孫からの退院祝い(Jan. 24, 2023) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 6月24日土曜日。7時25分起床。曇り。晴れ。

 

 

 K子は苺摘みアルバイト。朝食後、陽が輝る庭の花々を撮影し、ウッドデッキでリルケの『ロダン』(高安国世訳)の第二部を読む。

 

 

「よく仕事ができましたか。」これがロダンの、気にいりの誰に向かっても挨拶がわりにする問です。なぜなら、もしこの問に「はい」と答えられたなら、それ以上もう問うことはないのですし、安心していいのです。仕事をしているものは幸福なのです。

 信じられないほどの力の貯えを自由に駆使するロダンの、単純な統一的な天性にとっては、こういう回答が可能なのでしたし、彼の天才にとっては、 これは必然のことだったのです。 ただこういうふうにしてだけ、彼は世界を征服することができたのです。 人間のようにではなく、 自然そのもののように働くこと、これが彼のさだめであったのです。(101頁)

 

 ロダンは自然が花々を咲かせるように手仕事で彫刻を造る。仕事が生活であり生きることであった。それが特別なことではない境地に到達していたことにリルケは感動していた。

 

 

 K子は午後1時頃に帰宅。アルバイトは正午までだから買い物をしてきたのだ。今夜息子たちが泊まりにくることになっているので。

 昼食後K子は昼寝するという。ぼくも睡眠時間が短かったので眠ることにする。2時間くらい寝た。

 ウッドデッキでモーツァルトの弦楽四重奏曲を聴きながら夕食の時間まで小山清「生い立ちの記」を読む。

 9時過ぎ息子家族がくる。息子と孫だけでいつものように電車で電車でくるのだろうと思ってたらめずらしく家族3人で車できた。久しぶりに見る孫は来月には6歳になるが、背が背が伸びていた。退院祝いのつもりなのか、孫がハーレーダビッドソンのミニチュアを恥ずかしそうに差し出す。嫁は明日何か用事があるようで一人車で八王子に帰って行った。

 

 

 午後10時過ぎ、孫の寝る時間は過ぎていたが、車で10分ほどのところに蛍を見に行く。我々だけである。数少なかったが蛍がみられた。