アメリカ人の吊るし柿(Nov. 21, 2022) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 夜半は雨だったようだが起きたときにはやんでいた。8時の気温は7.5度。西の空には青空が見える。

 

 

 今日もリストランテ・トリノは客が引も切らず。試しにiPhoneを構えて餌台から1メートルも離れていたいところに立ってみた。じっとしていると、ヤマガラとシジュウカラが羽音を立ててやってきて、ヒマワリの種を咥えて飛び去っていく。手に乗せた餌を食べさせるのはやめたと書いたが、トライしてみたくなった。

 

 

 12時55分K子に長坂駅まで送ってもらう。甲府までの車中ではスタンダール『パルムの僧院』を読む。甲府は気温が高かった。半袖のTシャツの若者もいた。ぼくは厚着してきてしまったので汗をかく。わが家と甲府の標高差は700メートル。服の選択を間違えるのも仕方ない。

 パートタイム仲間のUさんからキュウイを頂戴する。最初誰がロッカーに入れて置いてくれたかわからず、アメリカ人のMさんを見かけたので、そういえばいろいろ栽培していると聞いたことがあったものだから、あなたからのプレゼントかと聞くとちがうという。そんなことからおしゃべりをしていると、柿がたくさん採れたが欲しいかという。吊るし柿にしているという。柿はさほど好みというわけではないが、せっかくの好意なので頂くことにした。アメリカ人と柿はイメージが結びつかない。アメリカに柿はあるかと聞くとないという。しかし野生の柿に似た小さいのはあるという。

 帰りの車中でも『パルムの僧院』。

 駅まで迎えにきてもらい、買い物して帰る。

 夕食に椎茸をバターで炒めたのが出た。朝駅まで送ってもらったときに、駅前のビタミン市場で買った椎茸で、K子がアルバイトしているファームの品だ。肉厚で美味しい。椎茸、やめたわとK子がいう。ごめんねというが、謝る必要はない。何回通ったかと聞くと5回だという。立ったりしゃがんだりで腰の負担が大きいようだ。イチゴ摘みは園芸で椎茸は農業。私は農業には向いていないということだ。

 夕食後イタリア映画『我らの父よ』を観る。父親が銃撃されるのを目撃した10歳の少年は、そのショックで不安に苛まれるようになる。主人公を演じていたのは金髪の女の子のような顔立ちの少年だったが、よい演技だった。