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89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

朝光射す紅葉林

開田高原

 

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 真っ赤に紅葉したブルーベリーの朝景を撮った後―。

 

 その足で昨日ロケハンしておいた紅葉林へまたやって来た。

 

 ここは目前の山が高いために、ブルーベリーを撮った後でも日の出時刻に間に合うのじゃ。

 

 

 

 

 

 付近の空き地に車を停め、昨日の林へ入って行った。

 

 中はまだ薄暗い。日の出までに間に合ったわい。

 

 昨日と変わらず青いモミジばかりじゃ。

 

 当たり前じゃわい。一日経っただけで急に赤くなるわけがない。

 

 

 

 

 

数本のもみじが林立している中で、何とか紅葉しているのはこの1本だけじゃ。

 

 

 

 

 

 ちょいと早く来過ぎてしまったわい。

 

 

 

 

 

  「今が見ごろ」の情報が入っていたのじゃがのう。

 

 せっかく2時間以上も掛けてやって来たというのに悔しいわい。

 

 

 

 

 

奥のほうが明るくなってきたのう。

 

 

 

 

 

しかし林の中はまだまだじゃ。

 

 

 

 

 

やがて目の前の高い木々にも陽が当たって来た。

 

間もなくじゃのう。

 

 

 

 

 

 やっとお出ましじゃ。

 

 

 

 

 

しかしこの色では何とも映えぬのう。

 

 

 

 

 

昨年のような真っ赤な絨毯も見られぬし。

 

 

 

 

 

紅葉の進んでいる所だけ切り取って何とかごまかすより仕方がないわい。

 

 

 

 

 

 

 陰と陽のストライプも、こんな汚い地面ではまるで映えぬのう。

 

 

 

 

 

―などと、口をついて出るのは相変わらずの愚痴ばかり。

 

 

 

 

 

 

虫食い穴から朝光がきらり。

 

 

 

 

 

青モミジを入れて撮ってみたが、こんな取り合わせもまんざら悪くはないわえ(と、自画自賛)。

 

 

 

 

 

 

黄から赤へのグラデーション。

 

 

 

 

 

汚い地面が気になって仕方がない。

 

もう分かったわい。何度も何度も同じ愚痴ばかりこぼしくさって、何とくどいカメじぃじゃ。

 

 

 

 

 

 さ~て、今年の紅葉撮影は大失敗に終わってしまったわい。

 

 わしが仕入れてきた紅葉情報に裏切られてしまったが、かと言って開田高原の全区域が一律に「見ごろ」というわけではないじゃろうからこれも仕方がないことじゃわのう。

 

 

 

 

 

林の外へ出ると草むらは霜で白い。

 

ブルーベリーのような霜付きのもみじならば少々青くても面白かったのじゃがのう。

 

と、またもや愚痴々々々々😭

 

 

 

 

 

ハイハイ。今度は雪の降るころにまたお邪魔しますぞえ。

 

綺麗に雪化粧をして待っていてくだされや。

 

 

 

 

 

 帰りしなにチラリと見えた御嶽山。

 

 

 

 それでは皆の衆、またのお目もじまでご機嫌よろしゅう。

 

 

 

 おしまい

 

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