前回のつづき
足跡ばかりの冬模様
無断転用禁止
先程(前回)の熊出没注意の森から20~30分ほどで、折に触れてはこのブログに登場する“行きつけの高原”へやって来た。
標高1000~1500mほどの高原じゃが、午後2時過ぎの気温は2℃。
今日は冬にしては暖かい方じゃ。
周囲の山々も標高の高い割に積雪は少ない。
遠くに見える南アルプスも思ったほどの雪はないのう。
ところがこの高原でいちばん大きな池は全面凍結していて、その上に雪が覆っているのじゃよ。
これでは池だか陸だかさっぱり分からぬではないかえ。
凍った池面のところどころで水が染み出ていたり、氷に閉じ込められたアイスバブルなども見られたりするなど、冬ならではの池の表情を撮りたいと思ってやってきたのじゃよ。
それなのに全面がこんな真っ白けのノッペラボウでは傑作写真が撮れぬではないかえ😠😠
情けないことに、池の中の唯一の表情と言えば動物の足跡か立ち木の影ぐらいのものじゃわい。
もっとも人間様の足跡ではサマにならぬが、動物なら何となくストーリーが生まれてくるかも。
雪の降る中を何を求めて彷徨い歩いたのか……。
食べ物? 散歩? デート?
唯一凍っていないのは水の取り込み口だけじゃ。
ここだけはさすがに凍っていない。
ほんのちょいとずつじゃが水が流れてくるわい。
足跡のオンパレードじゃ。
これしか撮るものがないから仕方がないわい。
池畔の西側へ回って行こうとしたら、通せんぼを喰らってしまったわい。
池畔を巡ることが出来るのは東側の通路だけなのじゃのう。
仕方がなく、別の池へやって来た。
しかしここも全面真っ白け。
ところどころに氷の塊が覗いてはいるがのう。
これがどういう現象だか分からぬが、この際、目につくものは何でも撮るより仕方がないわい。
こちらも相変わらずの足跡ばかり。
足跡はもう撮り飽きたわい。
それでも何かエモノはないものかと高原内をうろうろしてみたが……。
高原内の道路は至る所で通行止ばかり。
こちらでも。
道路のど真ん中に除雪済みの雪が積み上げられて、これ以上の進入を拒んでしまっている。
いくら探してもエモノはないわ、疲れるわで、目につくのは獣の足跡と通行止のバリケードばかりじゃ。
今日はもう諦めたわい。
こうなったら早めのディナーでも摂るしか仕方がないわのう。
暮れなずむ池のほとりでいつものようにひとり酒。
一杯ヤリながらふと空を眺めると彩雲が出ていたわい。
昔から彩雲が現れると幸運の前兆などと言うからのう。
明朝は何かいいことがあるかもしれぬぞえ。ムフフフ。
空模様は刻一刻と変わって行く。
夕焼けはきれいには違いないが、ただそれだけでは面白くないのう。
夕焼けが反射して池の中が真っ赤に染まるとか……
それとも……
UFOでも現れるとか……😅
……などと、酔いに任せてあらぬ妄想を繰り返しているうちにいつの間にか夢の中。
つづく
無断転用禁止



























