イヤな予感 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

イヤな予感

 

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 同じ言葉を何度も繰り返すようじゃが、これは今から約1ヶ月も前の話じゃ。

 

 近所(と言っても20~30分ぐらいの距離じゃが)の沼で、岸辺に咲く山藤とスイレンのコラボ写真を撮りたくてのう。

 

 もう何度も様子見にでかけたのじゃよ。

 

 しかしスイレンの花はまだ少ないし、それに山藤の傍には一輪も咲いてくれなくてツーショットが撮れずじまいだったのじゃがのう。

 

 意気消沈して帰宅する途中で偶然にも山藤とスイレンが仲良く寄り添っている新たな池を発見したのじゃった(前回まで)。

 

 これこそワシの求めていた光景じゃと夢中になって撮りまくったのじゃが、人間の欲には限りがないものでのう。

 

 山藤に朝の光が当たれば池面にもっとはっきりした映り込みが見られるのではないかとか、花の数がもうちょいと増えれば“名(迷)作”が撮れるのではないかなどと、次から次へと新たな欲望が噴出して来たじゃわい。

 

 そこでそれから2、3日経って、明日は晴れるとの予報が出た前日の午後―。

 

 今度は車中泊をしながら明日の朝に備えてやろうと例によってコンビニ弁当と🍺を買い込んで、意気揚々と乗り込んできたのじゃわい。

 

 前回の撮影で山藤とスイレンのコラボが撮れたのじゃから、それで満足しておけばよいものを、何と欲深い老人じゃ😠

 

 

 

 

お目当ての新発見の池へ行く前に、先ずは今までの行きつけの沼を覗いてみた。

 

ここはもう4度目の偵察じゃ。

 

やっと待望のスイレンがあちらこちらで咲き出したわい。

 

 

 

 

 

 葉っぱもあまり混み合っていなくていい具合じゃ。

 

 

 

 

 

 

 しかし山藤の近くには相変わらず一輪も咲いていない。

 

 

 

 

 

それどころか山藤は前回から2、3日経っただけでほとんど散ってしまっているのじゃよ。

 

花びらは房の先の方にちょっぴり残っているだけじゃ。

 

三日見ぬ間の桜…ならぬ三日見ぬ間の山藤じゃのう。

 

 

 

 

 

上方に見える樹も山藤なのじゃが、昨年はこの樹にも咲いていたのに今年は葉っぱだけ。

 

 この木に花が咲いてくれるとワシの望み通りの写真になったかもしれぬが残念じゃわい。

 

 

 

 

 

 こちらの山藤も葉っぱばかりで花はさっぱりじゃ。

 

 

 

 

 

山藤から離れた場所にはチラホラ咲いているが、こんな老いぼれ山藤とのコラボではスイレン娘も不満じゃわのう。

 

 

 

 

 

 

 

 こんな状況ではこの沼とはしばらくお別れじゃのう。

 

 

 

 

 それでは先日偶然見つけた山藤とスイレンの池へ、明日の朝に備えてちょいと偵察して来るとするか。

 

 明日の朝には池畔に垂れ下がった山藤のリフレクションとスイレンのコラボが見られると思うとわくわくして来るわい。

 

 ……と、100メートルばかりの距離を🚙ダッシュダッシュダッシュ

 

 

 ところが……

 

 

むむむ?

スイレンがない!

 

 

 

 

 

 焦りまくって探した結果、たった一輪見つけたのじゃが何と貧弱なスイレンじゃ……。

 

 

 

 

 

いまは午後3時ごろじゃからもう花弁は閉じかけているのじゃろか。

 

 

 

 

 

 どこへ消えたかスイレン娘。

 

 スイレンの生態を知らぬから訳が分からぬ。

 

 

 

 

 

 散り敷いた山藤の花びらの辺りをよく見ると、わずかに顔を出している蕾はあるがのう。

 

 この蕾が明日になったら開いてくれると嬉しいのじゃが。

 

 

 

 

 

 

 

 

山藤は今のところ健在なのじゃが…… 

 

 

 

 

しかし大分散っているようじゃからもう長くはないわのう。

 

 

 

 

 

一瞬陽が射してリフレクションがくっきり見えた。

 

ここにスイレンが咲いていたらのう😔

 

 

 

 

 

 皮肉なことに山藤のない場所にはスイレンがぽつりぽつりと咲いているのじゃよ。

 

 

 

 

 

 

これはカキツバタ? ショウブ?

 

 

 

 

 

 

 

 日が暮れて来た。

 

 意気込んで来たというのにこんな有様では落胆も甚だしいわい。

 

 しょんぼりとまた駐車スペースへ戻ってきた。

 

 もう諦めて退散することも考えたのじゃが、せっかくの乗り掛かった舟じゃ。今更帰るわけにもまいらぬわい。

 

 コンビニ特製ディナーも🍺も用意して来たことじゃからのう。

 

 

 

 

 

 明日は天気になりそうじゃ。

 

 しかし折角朝の光が射し込んでも、貧弱なスイレンがたった一輪だけではどうなることやら。

 

 明日になったらもうちょいと大きく開かぬものかのう。              

 

 

夢の中のスイレン

         

 

つづく 

 

 

 

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