思いがけなく | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

 前回のつづき

 

思いがけなく

 

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 何度も言うが、これは今から1ヶ月も前の話じゃ。

 

 山藤とスイレンのコラボを狙っていつもの沼へ3度目の偵察に行ったのじゃよ(前回)。

 

 しかしスイレンの開花はまだまだ時期尚早でのう。

 

 その一方で、山藤は満開状態が過ぎ、いつ散り果てるか分からぬという状況だったのじゃ。 

 

  この分ではおそらくスイレンが咲くころには山藤が散ってしまうじゃろうのう。

 

 なす術もなく失意の身を車にゆだねてトボトボと帰途に就いたのじゃが、そこからわずか100メートルほど走ったところで思いがけぬ光景に遭遇したのじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

道路際に学校のプールぐらいの大きさの池があるのじゃが、池畔の山の上から大きな山藤がだらりと垂れ下がっているではないかえ!

 

 

 

 

 しかもじゃ!

 池面には何とスイレンがチラホラと咲いているのじゃよ。

 

 

 

 


ここは今までに何度も何度も通いなれた道じゃというのに、どうして山藤に気が付かなかったのじゃろう。

 

きっとこの辺りを通るときはこの先にあるいつもの沼ばかりが気になって、このちっこい池など目に入らなかったのじゃろうて。

 

 

 

 

 

 それにこの池は道路からちょいと高い位置にあるため、池の中の様子がよく分からず、スイレンにも気がつかなかったのじゃろうのう。

 

 

 

 

 

 しかもありがたいことにスイレンはワシが望んでいたベストポジションにぽっかり浮かんでいるのじゃよ。

 

 

 

 

 

むふふふ。

 

なかなかいい光景じゃ。

 

 

 

 

 

これこそがワシがイメージした光景じゃわい。

 

 

 

 

 

山藤も先ほどの沼に比べればなかなか立派じゃ。

 

 

 

 

 

花びらが水面に散って、これもなかなかの風情じゃのう。

 

 

 

 

 

 

 

 変わり映えのせぬ画像ばかりじゃが、うれしさのあまりつい何枚もパチリパチリ😅

 

 

 

 


しかし欲望には限りがないものでのう。

 

1時間ほどやたらシャッター押しまくっているうちに、ちょいとばかり物足りぬ思いがしてきたのじゃよ。

 

 

 

 

 

 

 

 それはこの池が高い山の真下に位置しているため、正午過ぎには日陰になってしまうことじゃ。

 

 日陰になると山藤にも陽が当たらぬ。

 

 すると池面に映る山藤のリフレクションもはっきりしなくなってしまうというわけじゃ。

 

 

 

 

 

 こりゃ明日の午前中にもう一度来てみる価値はありそうじゃのう。

 

 そうすれば山藤に朝の光が当たり、水面のリフレクションがきれいに映るじゃろうて。

 

 ―などと、また余計なことを思い浮かべてしまったのじゃわい。

 

 この辺りでもう満足しておけばよいものをアホじゃのう。

 

 

 

 

 

まったく人間の欲というものには限りがないものじゃ。

 

人間の欲というより、ワシだけが欲張りかもしれぬがのう😭

 

 

 

 

 

よしよし、明日の朝にもう一度来てみようわい。

 

 

 

 

 

 

 

 ところが天気予報を見ると明日から2、3日は雨が降るというのじゃよ。

 

 

 

 

 

晴れを待っているうちに山藤が散ってしまうかもしれぬのう。

 

 

 

 

 

しかしこうなったらもう運を天に任すより仕方がないじゃろうて。

 

 

 

 

 

 

 

それにしても今日は思いもしなかった光景に出くわしたのう。

 

持病の腰痛も疲れもどこかへ吹っ飛んでしまったわい。

 

後は晴れる日を待つばかりじゃ。

 

こうなったらしつっこいぞえ。決着がつくまで食らいついてやろうわい。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず今日のところは

 

ダウン

 

 

おしまい

 

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