今年も生まれた赤い赤ん坊
無断転用禁止
3月中旬のある日のこと―。
今日は近辺のスイレンの沼へ約2ヶ月ぶりに出かけたのじゃよ。
昨年、撮影中にニホンカモシカに遭遇したあの沼じゃ。
今年もそろそろスイレンの葉っぱが芽生えているころではと思ってのう。
また昨年と同じような写真しか撮れぬじゃろうが、穏やかな陽気に誘われて偵察がてらやって来たというわけじゃ。
沼の近くの駐車スペースに車を停め、数十メートルの距離をヨタヨタと歩いて行く。
途中の草むらでは今年もヒメオドリコソウが迎えてくれたわい。
ヒメオドリコソウに混じってオオイヌノフグリも咲いている。
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)って、ケッタイな名前じゃのう。
この名前を嫌って、「星の瞳」など複数の別名も付けられているようじゃ。
タンポポと共演。
季節は早春じゃというのに紅葉?
AIによるとスイバまたはヒメスイバの可能性があるという。
この植物は春になるとこんな色に変身するらしいわい。
草むらの植物ばかりに目が行っていて気が付かなかったが、ふと振り返るとこの沼には珍しくサギが佇んでいる。
そーっと、そーっと近づいて……
やっぱり逃げられてしまったわい。
相変らず逃げ足が速いのう。
サギが去った後の沼を覗いてみると……
おお!
今年も生まれていたわい。
文字通り真っ赤な赤ん坊じゃ。
つい2ヶ月前まで後期高齢の葉っぱでいっぱいじゃった沼は、あっという間に世代交代したのじゃのう。
生まれたばかりはなぜか破れている葉も多い。
ちぎれていたり穴が開いたり。
しかし成長するにつれて徐々に目立たなくなるようじゃ。
自然に修復されていくのか、それとも淘汰されるのか……。
芽生えたばかりのスイレンの葉がこんなに赤いとは思わなかったのう。
数年前にここへ来て初めて知ったわい。
茎が途中で千切れてしまっている。
せっかく生まれてきたというのに短い生涯じゃったのう。
それに比べればまだワシの方がマシか😅
逆光に照らされて光る葉。
突然、春風が水面を吹き渡りさざ波が立った。
周りの景色によって水面の彩も変化する。
これは竹藪のリフレクション。
こちらは冬枯れの草の色。
青空もいいのう。
これで今日の偵察はおしまいじゃ。
この分ならあと1ヶ月もすればかわいい花が咲き出すことじゃろうて。
葉っぱが盛大に繁茂しないうちにまたやって来るとしようかのう。
葉っぱが多すぎると花が目立たなくなってしまうわい。
しかし昨年のようにニホンカモシカに出会わなければよいがのう。
クマに遭遇するよりはまだマシか🤔
ボクこわい?
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