琵琶湖西岸へ
無断転用禁止
何故かこのところ琵琶湖東岸の枯蓮ばかり撮ってしまったからのう。
ご覧いただいている皆の衆もいい加減飽き飽きされたことじゃろうて。
そこで3月下旬のある日のこと、枯蓮の呪縛から逃れて、久しぶりに琵琶湖の西岸(湖西)を経巡ってみようと思い立ったのじゃよ。
楽隠居の身としては3月の三連休の混雑を避け、皆の衆が働き始めた隙を狙ってこっそりと出かけることにしたのじゃわい。
ワシの住処から2時間半から3時間の道のりを走り、ようやく琵琶湖西岸へたどり着いた。
琵琶湖内に点在する島では2番目に大きいという竹生島が湖西地方からも見える。
この辺りから湖畔に沿って南下して行くことにしようわい。
遠くの湖上には古い杭が立ち並んでいる。
琵琶湖の所々で見られる杭は、舟の係留、橋脚、古代の遺構など、様々な用途で使われていた名残りらしい。
オオバンが夢中になって何やらついばんでいる。
ハマダイコンが咲き出したわい。
例年ではこの辺り一面はハマダイコンで埋め尽くされるのじゃが、今年は寂しいのう。
まだ早いのか、もう遅いのか。
水飲み場の傍に咲く椿。
見慣れた水仙でも、こんな環境で見るとまた格別じゃのう。
日常ではこんな景色の中での水仙はなかなか見られぬわい。
ここにもオオバンが。
やっと今日の目的地でもある撮影ポイントへたどり着いた。
ここにも古めかしい杭が湖上に立ち並んでいる。これは何のために作られたものかのう。
ここへ来るたびに疑問が湧くのじゃが、誰も教えてくれぬわい。
今夜はここで車中泊するつもりじゃ。
駐車場の後ろには数本の桜があるのじゃが、まだつぼみが固い。
ワシの近辺ではもうかなり咲き始めているのじゃがここは遅いのう(3月下旬現在)。
柵に凭れて茫洋とした湖を眺める女性。
ここでもオオバンがしきりに何かをついばんでいる。
食事に夢中のあまり知らず知らずのうちに水辺から離れて陸地の奥の方まで入って来たのう。
一方、湖上には別の種類の水鳥が波に揺られて漂っている。
これはカモじゃのう。
真っ黒のオオバンよりこちらの方が絵になるわい。
黄昏時になったがこちらは東向きじゃから夕焼けは期待できぬ。
明日の朝焼けに賭けるしかないわい。
対岸に灯りが点いた。
街の灯りの玉ボケ。
車のヘッドライトで照らしてみたり……
消してみたり……。
……などと遊んでいるうちにそろそろディナータイムになったわい。
明日の朝はどんな光景が待っていることやら。
まずは前祝に景気よく飲みまくるとするかのう。
つづく
無断転用禁止


























