朝光射す 後編 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

朝光射す

後編

 

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 これは2月中旬のことじゃがのう。

 

 先ほどから近所のダム湖へ来ているのじゃよ。

 

 未明から-3℃の河川敷に三脚を立て、朝光が湖上へ射し込む光景を撮っていたのじゃわい。(前回)

 

 しかしそれもなんとか一段落したからのう。

 

 このあとはダム湖の何気ない朝景でも撮影して帰ろうと思っているのじゃ。

 

 言ってみれば先ほど(前回)の朝ドラのオマケみたいなもので、あまり面白くもないじゃろうが、もうちょいとだけ我慢してご覧いただければ嬉しいわい。

 

 

 辺りはかなり明るくなってきたのじゃが、湖上に射し込んだ朝光の帯はまだ続いている。

 

 

 

 

 

朝の光に照らされて何やら光っているわい。

 

光が当たると汚いゴミでさえも見栄えが良くなるのう。

 

 

 

 

 

波間に零れる光のしずく。

 

 

 

 

 

 眩しいほどの朝光が湖面を走る中で、何やらおどろおどろしい日陰の裸木達。

 

 

 

 

 

 

 反対側の岸辺は順光を浴びて、枯草でさえ華やいでいるようじゃ。

 

 

 

 

枯草から春の息吹?……ではなく、湖上をゆっくり流れる浮遊物じゃ。

 

 

 

 

 これも同じく。

 

 

 

 

 

 

 朝ドラの余韻はまだつづく。

 

 

 

 

 

 一旦射し込んだ光のラインはかなり長い間残っているのじゃのう。

 

 

 

 

 

 水鳥がやって来た。

 

 

 

 

 

 エサを求めて(?)盛んに動き回っている。

 

 

 

 

 

 

 お天道様はもう天空高くお昇りじゃのう。

 

 

 

 

 

わしもそろそろご帰還の時間となったようじゃ。

 

 

 

 

 

 ……などと言いながら、未練がましくも帰りがけに対岸の駐車場へ立ち寄ってまたパチリパチリ。

 

 

 

 

 

 

 

 こちら側は順光じゃから水鳥の姿がよく分かる。

 

 

 

 

 

 何だかうまい具合に編隊を組んでいるのう。

 

 

 

 

 

 いつぞやも撮った椿をまた……。

 

 

 

 

 

 この玉ボケは朝露じゃ。

 

 

 

 

 思ったほどの朝ドラにはならなかったが、ワシが予想した通りの位置にお天道様がお出ましになったのは嬉しかったわい。

 

 しかし……

 

 何だか達成感がないのじゃ。

 

 何か物足りぬ気がしてのう。

 

 これでオシマイにしたくない気分じゃわい。

 

 そうじゃ。10月になったらもう一度来てみるか。

 

 お天道様はこれから夏に向けて徐々に左へ左へと移動されるが、10月にはまたこの位置に戻って来て下されるからのう。

 

 その時はもっと素晴らしい光景が待っていてくれるかもしれぬぞえ。

 

 よーし。今から手ぐすね引いて待ち構えてやろうわい。

 

 

 

 

おしまい

 

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