前回のつづき
何もない帰り道
無断転用禁止
ミツバツツジ撮影(前回)の帰りにいつも立ち寄ってしまうのが近くにあるブナ林でのう。
この時季、ここには芽生えたばかりのバイケイソウが、ブナの木の間を縫うようにして顔を出すのじゃ。
何と言うこともない植物じゃが、ブナ林に這いつくばるようにして芽を出している姿は何とも可愛らしいのじゃわい。
成長して花を咲かせる頃より、この時季の方がわしゃ好きなのじゃよ。
成長したバイケイソウ
(ネットより)
以前、この植物をコバイケイソウと紹介したことがあるが、あとから調べてみるとどうやらバイケイソウが正しいようじゃ。
いつものことじゃが、植物の名前は難しいわい。
格別のこともない風景ばかりじゃわい。
早々にオサラバじゃ。
ブナ林を通り過ぎると今度は渓流が待っている。
ここも何でもない光景ばかりじゃが、何しろ帰り道に沿って流れているから、無意識のうちに車を停めてしまうのじゃよ。
川沿いにはモミジの木がところどころに佇んでいて、秋はなかなか見ごたえがあるのじゃ。
しかしここで紅葉狩りをする衆はほとんどいない。
従って名の知れた紅葉スポットへ出かけて行って人混みにもまれるよりゆっくり撮影できるわい。
急流もあれば・・・
静かな淵のような個所もある。
泡やら木屑のようなものがわずかに動いていたのでスローシャッターを試みたが、動きが悪いのう。
何ともしょぼい渦巻きじゃ。
バックのボケは朝光に煌めく水しぶき。
道路脇にはこんな小さな沼もある。
沼というよりちょいと大きな水たまりのような…。
以前はこの沼の畔に一本の老木が立っていてのう。
ここを通り掛かるたびにその木を撮影したものじゃった。
なぜかというとその木の真ん中にはぽっかりと洞(ウロ)が開いていてのう。
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洞の中にはこんな草が生えていて、まるで生け花のようになっていたので、面白半分によく撮影していたものじゃったわい。
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上の2枚は2008年に撮影したものじゃ。
ところがその翌年の2009年のこと・・・。
ブナ林へ行く途中にここを通りかかると、何とこんな哀れな姿をさらしていたのじゃ。
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そしてそれから19年が経過した今日の姿—。
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草に覆われるように横たわり、今まさに土に還ろうとしている倒木を眺めながら暫し立ち尽くしてしまったわい。
森羅万象すべてはいずれ無に還るのう。
何を今さら寝ぼけたことを―😠
五回に渡ったこのシリーズの締めくくりは、不本意ながらこんな寂しい話になってしまったわい。
どうかご勘弁くだされや。
おしまい
無断転用禁止




















