哀れ睡蓮
無断転用禁止
皆の衆のブログを拝見していると、あちらこちらで春の気配が漂って来ているようじゃのう。
ところがワシの住処の近辺では一向にそれらしい様子がなくて困っているのじゃよ。(3月中旬現在)
仕方がないから昨年見つけた睡蓮の沼の今年の様子を見てみようとやってきたのじゃ。
睡蓮の芽吹きのころの葉っぱが赤い色だということを去年ここへ来て初めて知ったわい。
道路端の空き地に車を停めて沼まで数十メートルの距離を歩いて行くと、辺りの草むらに小さな春を見つけた。
オオイヌノフグリ。
けったいな名前じゃのう。フグリというのは睾丸のことじゃぞえ。
この花の実が犬の睾丸に似ているところから付けた名前じゃとさ。
しかしこの花には「星の瞳」という素敵な別名があるし、「キャッツアイ」という英名もあるのじゃから、わざわざ変な名前をつけなくともよいのにのう。
ヒメオドリコソウじゃ。
写真を始めるまでは、植物といえば松竹梅ぐらいしか知らなかったワシじゃが、カメラを始めたお陰で、ちょいとだけ牧野富太郎博士に近づいたわい😅
沼を覗いてみたのじゃが…。
葉っぱの数が昨年より少ないのう。
それに赤色も冴えぬようじゃ。
しかも肝心の葉っぱに穴が開いていたり…
縁が欠けていたりしているのじゃよ。
無傷のものもあるのじゃが数が少ない。
鳥か魚にでも食い荒らされたのか…
突風でも吹いて水面が荒れ、千切れ飛んだのか?
ワシにはさっぱり分からぬが…
いずれにしてもこれでは見映えがせぬわのう。
しかしもうしばらくすると新鮮な葉っぱが芽生えてくるかも知れぬ。
もうちょいと経ってからまた出直してくるか。
しかしこのまま手ぶらで帰るのもシャクじゃわい。
ついでじゃ。近くにあるもう一つの池へ行って見ることにするぞえ。

早速やって来た。
10分程度じゃから直ぐじゃわい。
ここの葉っぱは痛んでいないのう。
ただしまだ開き切っていない葉っぱが多いようじゃ。
ここももうちょいと経ってから来た方がよいかのう。
開き切っていない葉っぱでは見た目がよろしくないわい。
もう一週間も経ってから来てみたらどうなるかのう。
ここはそれほど遠くない池じゃからいつでも来られるわい。
というわけで今日のところは何の収穫もなくすごすごと引き返して行ったというお粗末な一席。
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